重力減速度 - SCP-JPサンドボックスⅢ

重力減速度

クレジット

タイトル: SCP-1923-JP - 重力減速度
著者: ©︎sakefry
作成年: 2018

アイテム番号: SCP-1923-JP

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル: SCP-1923-JPは現在存在するものは全て廃工場を模した収容棟に収容されています。収容棟の周囲1.17kmをエリア8123に指定し、一般人の侵入を防いでください。

+Safe時のプロトコル

説明: SCP-1923-JPは分離直後の物を除き直径3.11cmほどの鉄球です。成分等に通常の鉄球と大きな違いはありません。SCP-1923-JPは現在知られている金属より遙かに高い融点を持っており、組成は鉄と変わりないにもかかわらず鉄の沸点を超える温度になっても融解すらしませんでした。SCP-1923-JPに叩く等の圧力を加えた場合、氷のように割れることがあります。割れたSCP-1923-JPは分裂後[削除済]分程で全ての破片が直径3.11cm程に「成長」します。

また、SCP-1923-JPの周囲16cmでははたらく重力が弱くなっています。危険性が低いと判断されたため、多数の実験が行われました。

+実験記録

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SCP-1923-JPに関する実験記録

実験記録-1

実験内容: SCP-1923-JP（以下対象）の落下。高度は10m。

実験結果: 対象の落下には同質量、同体積、同形の鉄球の落下の[編集済]倍の時間がかかりました。

全ての条件を同じにしている以上、このオブジェクトにかかる重力が弱くなっているのは確実でしょう。あと高度は10mくらいがちょうどいいと思うので基本このくらいでお願いします。ー白鷺風博士

実験記録-2

実験内容: 対象をテープでくくりつけた1辺20cmの立方体の木片の落下。

実験結果: オブジェクト単体のとき同様、本来の[編集済]倍の時間がかかりました。

どうやら影響が及ぶのは自身だけではないようですね。ー白鷺風博士

実験記録-3

実験内容: 対象と木片を離して落下。1回ごとに離す距離は調整。高度は10m。

実験結果: オブジェクトの影響が及ぶのはオブジェクトから半径16cmの範囲内まででした。

想定よりも広いですが、危険があるという程ではありませんね。引き続き実験を継続します。ー白鷺風博士

実験記録-4

実験内容: 対象1つを分割し、「成長」させた後テープでくくり、落下。1回ごとに個数は増やします。

実験結果: 2つくくった対象の落下には、1つだけで落とした場合の██倍の時間がかかりましたが、1つ増やすごとに落下にかかる時間の変化は小さくなり、██個を超えると、ほぼ変化はなくなりました。

対象の数が██個を超えても変化はほぼないと思われます。保管が難しくなることは無いと思いますが、オブジェクトの特性もわかってきましたし、これ以降の実験は必要最小限にとどめたいと思います。1つは念の為研究用に私が保管するので、残りは倉庫に鍵をかけてしまってください。基本開けないようにお願いします。ー白鷺風博士

+補遺1

+補遺2

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