SCP-XXXX-JP　傲慢の者

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 傲慢の者
著者: rosa_rosestia
作成年: 2023

アイテム番号: xxxx-jp

レベル3

収容クラス:

safe

副次クラス:

none

撹乱クラス:

keneq

リスククラス:

warning

link to memo

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト81██の大型動物収容室に収容されます。1日に3回猛禽類用の餌を与え、体毛と羽毛のブラッシングを行ってください。SCP-XXXX-JPの収容室に入室する際は、必ずセクター81██で処置881-"謙譲の美徳"を受けてください。

説明: SCP-XXXX-JPはハクトウワシ(Haliaeetus leucocephalus)の上半身、オオコウモリ(Pteropodidae gray)の羽根、ライオン(Panthera leo)の下半身、インドクジャク(Pavo cristatus)のオスの尾羽根が組み合わさった姿をした生物です。SCP-XXXX-JPは通常の人間と同等の知能を持ち、会話により意思疎通ができます。SCP-XXXX-JPは人間に対して非常に傲慢不遜かつ反抗的な態度を取ります。

SCP-XXXX-JPは軽度ではありますが広範囲に認識災害を発生させる異常性を持ちます。人間がSCP-XXXX-JPを視認する又はSCP-XXXX-JPの発する鳴き声を聞いた場合、SCP-XXXX-JPを身分が高く尊い者であると認識し、SCP-XXXX-JPが下す命令に従うようになります。(SCP-XXXX-JP-Aに指定)
SCP-XXXX-JPが発生させる認識災害は、処置881-"謙譲の美徳"を受けることにより無効化が可能です。

SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPの命令を受けた時以外に自発的に行動することはありません。SCP-XXXX-JPは主に職員の業務妨害や、SCP-XXXX-JPが好む種類の果実類の調達を行うようにSCP-XXXX-JP-Aに命令します。SCP-XXXX-JP-AをSCP-XXXX-JPの収容室外で発見した場合、SCP-XXXX-JP-Aに対しクラスA記憶処理を行ってください。

補遺1: SCP-XXXX-JPに対するインタビューが行われました。以下はインタビューの記録です。

SCP-XXXX-JP インタビュー記録 01

対象: SCP-XXXX-JP

インタビュアー: ██博士

付記: ██博士は処置881-"謙譲の美徳"を受けた状態でインタビューを行っています。

<録音開始>

インタビュアー: SCP-XXXX-JP、インタビューを開始します。

対象: 即刻我が領域より出て行け、人間…

インタビュアー: いいえ、お断りします。

対象: 我の命令に従え、人間…!

[対象はインタビュアーを威嚇しているが、インタビュアーは顔色を変えずにインタビューを続行している]

インタビュアー: 貴方は自身の起源を覚えていますか、SCP-XXXX-JP？

対象: ああ、記憶している。我は…いや、我らは貴様ら人間の感情や欲望が元になり誕生した生物なのだ…

インタビュアー: 貴方と類似性のある生物が存在しているのですか？

[対象は数度頷いた]

対象: 我と類似性のある生物は、我を含めて7体存在しているのだ。

インタビュアー: 人間の感情や欲望…7体…まるで"七つの大罪"のようですね。

対象: "七つの大罪"…？ほう、人間は面白い概念を持っているのだな。

<録音終了>

補遺2: 上記のインタビューが終了し、██博士がSCP-XXXX-JPの収容室から退室する際、インシデントが発生しました。以下はSCP-XXXX-JP収容室内の監視カメラが録画、録音した内容です。

インシデント記録SCP-XXXX-JP

<録音開始>

██博士: さて…インタビューも終わったし、他の業務をしようかな…

[SCP-XXXX-JPは██博士に襲いかかり、██博士の背中を爪で切り裂こうとした]

██博士: あれ？何をしているのかな、SCP-XXXX-JP？

SCP-XXXX-JP: 何故貴様の体は傷付かぬのだ、我はこの施設で最も強力な生物のはずだ…

██博士: 私は頑丈な体はしていないけど…君の力が弱いだけじゃないの？

SCP-XXXX-JP: 貴様…我を愚弄するな！

[SCP-XXXX-JPは██博士の背中を何度も切り裂く動作をしたが、██博士の背中は傷付かなかった]

██博士: えっ、全然痛くないんだけど…

<録音終了>