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実験記録XXX-JP-007内で撮影されたSCP-XXX-JP-e
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの周辺は工事現場に偽装する形でフェンスで囲い、近隣の家屋には最低2名の財団職員が常時居住してください。一般人がSCP-XXX-JP及びその周辺に侵入しようとした場合は建物の老朽化に伴う周辺工事を名目に退去させてください。必要な場合は拘束し、記憶処理を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは██県███市の市営住宅街に存在する2階建ての一軒家とその内部に点在する6体の人形です。外観からおよそ築20年ほどの建物であると推測がされていましたが、近隣住民の証言により少なくとも87年前から現在の場所に存在していたことが発覚しています。窓はすべてカーテンで閉められており、外部から内部を確認することはできません。しかし、実験で内部に侵入したDクラスから内部から窓を見るとカーテンは開いているように見え、また窓から見える景色は実際の天候とは異なり、晴天時における光が差し込んでいたとの報告が上がっています。
SCP-XXX-JPの内部に侵入した人間が内部に点在する人形を最低1体視認した場合、計6種類の人間の声がランダムに聞こえます。この声は対象者のみならず、通信機器等を通した際にも確認することができます。聞こえる声の種類は対象者が最初に視認した人形、および対象者の付近に存在する人形によって変動するため、現在ではこの声の発生源は内部に存在する人形であると結論付けられています。実験内の記録から当該実体は互いを「家族」として認識しており、またそれぞれ家族としての役割を持っていると推測されています。以下は現在内部に存在する人形とそれに該当すると思われる声・役割の一覧です。
ナンバー | 外見 | 該当すると思われる声・役割 |
---|---|---|
SCP-XXX-JP-a | 約150cm程のテディベア。リビング内に設置された座椅子に寄り掛かる形で存在している | 40~50代と思われる男性の声。父親役と思われる |
SCP-XXX-JP-b | 金髪の女児の外見をした約5cm程の指人形。ダイニング脇のラック上に存在している | SCP-XXX-JP-aと同年代と思われる女性の声。母親役と思われる |
SCP-XXX-JP-c | 約20cm程のフェルトで構成されたうさぎのぬいぐるみ。リビング内のソファに存在している | 10代後半もしくは20代前半と思われる女性の声。長女役と思われる。 |
SCP-XXX-JP-d | 約40cm程のブリキと思われるロボット。SCP-XXX-JP-cと同じくリビング内のソファに存在している | 10代前半と思われる男児の声。長男役と思われる。 |
SCP-XXX-JP-e | 千代紙で構成された約15cm程の紙人形。2階に続く階段前の床に存在している | 6~10歳頃と思われる女児の声。三女役と思われる。 |
SCP-XXX-JP-f | 約70cm程の男児の姿をした市松人形。ダイニングテーブルの上に存在している | 70代と思われる男性の声。祖父役と思われる。 |
対象者が内部への継続的な滞在を試みた場合、対象者はSCP-XXX-JP-a~SCP-XXX-JP-fから実際の性別年齢関係なく「しおり」と呼ばれる次女に当たる存在として扱いを受け(以降対象者をSCP-XXX-JP-1と表記)、家族の一員であるとして歓迎されます。SCP-XXX-JP-1は当該実体との会話を開始すると同時に徐々に人格が変化し始め、約20分後自身を「しおり」であると認識するようになります。この際会話を拒否、または会話を中断すると人格の変化は中断されます。ただし、SCP-XXX-JP-1が内部に存在する限り声が止むことはありません。
変化後SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP外部への脱出を拒否するようになり、自主的にSCP-XXX-JP-a~SCP-XXX-JP-fとの会話を試みるようになります。この際SCP-XXX-JP-1は食事や睡眠などの生理的欲求が一切消失したかのように振る舞います。その後SCP-XXX-JP-1は数日間SCP-XXX-JP内部で過ごしたのち、栄養失調などが原因で死亡します。
SCP-XXX-JP-1の死亡後、SCP-XXX-JP内部からはSCP-XXX-JP-1が過ごした形跡が全て消失します。その際、SCP-XXX-JP-1の遺体は未知の方法で消失します。補遺を参照してください。その後新たな対象者が内部に侵入するとSCP-XXX-JP-a~SCP-XXX-JP-fは再び一連の行動を繰り返します。
SCP-XXX-JP内部ではSCP-XXX-JP-1が直接所持している物以外の記録機器・通信機器・ドローン等は機能を停止します。そのためSCP-XXX-JP内部の実験外での監視は不可能ですが、SCP-XXX-JP-1が所持した機器は充電残量が無くなるまでその内部を映し続けます。ただしSCP-XXX-JP-1が充電残量が無くなるのを待たずして死亡した場合、機器は即座に機能を停止します。これらの現象の理由については不明です。
補遺: Dクラスを用いた実験の最中、複数人が同時に侵入することで内部を詳細に記録することに成功しました。以下はその際の探査ログです。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:4428445 (29 Sep 2019 07:39)
処女作となります。
よければ批評をお願いいたします。
画像は自作です。
拝見しました。
同様のコンセプトの記事としてはscp-2341がありますが、そちらにはない不気味さを人形という要素、幼女化するおっさん、最後のオチで魅力的に差別化できていると思います。以下は、内容についてのご指摘です。
まず形式的な面から言えば、探査記録部分は折りたたんでしまったほうが良いと思います。
それと、家族のバリエーションが多くて「あれ、どれがお姉ちゃん役だっけ」という感じで、すっと内容に入っていくことができませんでした。この役柄は表の方に入れてしまったり、文中で(以下、便宜的に「姉役」とする)などでそのまま書いてしまってもいいかもしれません。
あとは、説明第三パラグラフ上の、「人格が崩壊」についてですがこういう場合には使わないようです。
人格崩壊≒人格荒廃は、精神医学的には感情の平板化を指す用語であるようです。
最後にインタビューの内容についてですが、Dクラスが嘔吐するシーンが顕著ですが、記録映像の書き起こしとしてはあまり適切な書き方とは言えないですね。上に挙げたシーンでは読点を「間」とか言葉に詰まる様に使っておられますが、書き起こしでこのような表現をするべきではないかと思います。書き方の参考になるエッセイとしては徹底解説クリニカルトーンがありますのでご覧になるのもよろしいかと思います。
ご指摘ありがとうございます。
いただいた批評を元にいくつか表現などを修正いたしました。
また、最後にご指摘のありましたインタビュー内容に関してはほかの方からもDクラスの感情の起伏が激しいのでは、とご指摘をいただきましたので、後半部分のDクラスの反応をいくらか修正いたしました。
>SCP-XXX-JPの周辺は工事現場を装う形でフェンスで囲い、
工事現場に偽装し~ としたほうがいいかもしれません
>窓はすべてカーテンが閉められており、
カーテンで としたほうがいいかもしれません
>カーテンは空いているように見え
開いている としたほうがいいかもしれません
>また実際がどんな天気であってもまるで晴天であるかのように窓から光が差し込んでいた、との報告が上がっています。
実際の天候とは異なり、晴天時における光~ などとしたほうがいいかもしれません
>会話を開始すると同時に徐々に人格が崩壊し始め
>または会話を中断すると人格の崩壊は中断されます。
>人格崩壊後SCP-XXX-JP-gは
崩壊ではなく変化のほうがいいかもしれません
>生理的欲求が一切消えたかのように振る舞い
消失 としたほうがいいかもしれません
>SCP-XXX-JP-gの死亡後、SCP-XXX-JP内部からはSCP-XXX-JP-gが過ごした形跡が一切消え、遺体は未知の方法で消失します。
文章が途切れているようです
>記録機器、通信機器、ドローン等は機能を停止します。
>変化、消失したと思われていた
「、」ではなく「・」のほうがいいかもしれません
>ただしSCP-XXX-JP-gがそれを待たずして死亡した場合、
それではなく具体的にかいたほうがいいかもしれません
>D-189566-JP: ああ、わかった。[D-186575-JPに対して]おい、あんま勝手に先に行くんじゃ…
>D-189566-JP: は?おい、今子供の声が…
>D-189566-JP: いやでもあいつが
>D-189566-JP: 分かった。しかしほんとリアルだなこのに…
文末に「。」
>D-189566-JP: あ、あれ、あれえ、に、にん、ひと、、ひ、あれ、う、うえ[嘔吐]
「、」がふたつあります
>人間の皮を素材
皮膚としたほうがいいかもしれません
>数日間滞在したのち通常通り死亡したと思われます。
すこし文章を変えたほうがいいかもしれません
ご指摘ありがとうございます。
いただいた批評を元に表現などを修正させていただきました。
口頭での批評を元に変化後の対象者の表記を「SCP-XXX-JP-1」に変更しました。
拝読しました。投稿された暁にはUVさせていただくと思います。
少し不自然と思ったのは一点、
ここで「私の友達」と複数繰り返し会話中に入れるかわりにDクラスの本名なり、架空の名前を入れた方が自然な文になるような気がします。
また、探索記録中の2名のDクラス職員の番号が互いに紛らわしく、出来ればもう少し見分けやすくしていただけると助かります。
長文失礼しました。
本投稿を楽しみにさせていただきます。
ご指摘ありがとうございます。
「私の友達」という表現ですがこのSCP内の人形は二人目のDクラスを「しおりの友達」とのみ呼んでいます。これは「しおり」に変化した対象者も同じなので、今回はこのような若干不自然な表現をさせていただきました。こちらは現状このままの表記にさせていただきたいと思います。
Dクラス職員の番号に関しては1人目のDクラスの番号を「D-186575-JP」から「D-131824-JP」に変更させていただきました。
探査ログとのつじつま合わせのため、SCP-XXX-JP-dの推定年齢を10代後半から10代前半に変更しました。
ちょっとしたことなのですが……
>記憶処理を行います。
を前の文章に合わせて「記憶処理を行ってください」にした方が統一がとれて良いかもしれません。
意図があったり、すでに書き直すつもりでしたら申し訳ありません。
人形っていろんな魅力がありますよね……本投稿、楽しみにしています!
ご指摘ありがとうございます。
確かに少し不自然な文でしたので、修正させていただきました。