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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXX-JPの完全な収容は行われていません。SCP-XXX-JPに遭遇する可能性のある人物には現地に医者もしくは宗教者として潜伏したエージェントが定期的に面談を行い、SCP-XXX-JPとの遭遇を確認した場合は内容の記録とAクラス記憶処理を行ってください。SCP-XXX-JPが何らかの発話を行った場合、██博士にその内容を報告してください。
説明: SCP-XXX-JPは日本国内の██拘置所、██拘置所、██拘置所で不定期に発生する事象です。いずれの施設においても、SCP-XXX-JPは収監中の確定死刑囚によってのみ観察する事が可能です。SCP-XXX-JPの最も頻繁に確認される例は、収監されている死刑囚に甲高い革靴の足音が聞こえるというものです。この事象は平日の午前7時00分から午前7時30分の間にのみ起こります。この時間帯は死刑囚に対して当日の死刑執行が告知される時間と一致しており、この時間に足音が聞こえた場合多くの受刑者は強い恐怖を覚えます。また、一部の事例では独房の外で人間が立ち止る気配、窓から見える人影、扉をノックする音等も確認されています。いずれの場合も事象を確認した者は強い恐怖を覚えますが、これは単に対象の死刑への恐怖に起因しており、SCP-XXX-JPは精神影響的特性を持たないと推測されています。過去の事例において、死刑を恐れていない受刑者はSCP-XXX-JPに恐怖を感じない事が確認されました。詳細は記録SCP-XXX-JP発生記録-17を確認してください。
SCP-XXX-JPは時折、発話を行い対象へ直接語りかけます。内容は多くの場合絞首刑に伴う苦痛に関するもので、「床が落ちると同時に首の骨が折れ、非常に痛い」「長い間、息ができずに苦しむ事になる」「その様子を看守が見て笑う」等といった例が報告されています。1
SCP-XXX-JPの実体が目撃された事例は無く、足音や音声のみの存在が確認されています。またSCP-XXX-JPの存在を録音・録画する試みは全て失敗しています。この特性と死刑囚以外の人間には存在を検知できない性質が、SCP-XXX-JPの調査を困難にしています。
[SCP-XXX-JP発生記録-19 - 20██/██/██]
観察者: ██死刑囚
備考: 以下は██拘置所におけるSCP-XXX-JPの出現記録です。SCP-XXX-JPは録音機器による記録が行えないため、以下は██死刑囚との面談で得られた情報を元にした書き起こしとなります。また、██死刑囚はSCP-XXX-JPの喋り方を「薄ら笑いを浮かべながら喋っているような、いやらしい喋り方」と供述しています。(SCP-XXX-JPが██死刑囚の独房をノックする。██死刑囚は甲高い革靴の音が聞こえたと報告している。)
██死刑囚: なんだ?飯には早いだろう。
SCP-XXX-JP: 明日、君の死刑が執行される事が決まった。
██死刑囚: 何だって?おかしいだろ、再審請求中じゃないか。
SCP-XXX-JP: 関係ないね。お前のために、特別細くて硬い縄を用意しておくから楽しみにしておけ。首に食い込んで、ひどく痛いぞ。
██死刑囚: おい、ふざけんな。今の発言は人権侵害じゃないか。弁護士に連絡しろ。
SCP-XXX-JP: それじゃあ、精々余生を楽しんでくれたまえ。あすの今頃、迎えに来るよ。
██死刑囚: [罵倒]
██死刑囚が大声を出したため、看守が現場に急行しました。看守は異常存在を発見できず、監視カメラ及び録音装置にも██死刑囚と会話を行っていた存在は記録されていませんでした。また、██死刑囚が翌日に死刑を執行されるという事実はありませんでした。
[SCP-XXX-JP発生記録-38 - 20██/██/██]
観察者: ██元死刑囚
観察者: 他の発生記録と同様、この記録は面談で得られた情報から書き起こされたものです。██元死刑囚はSCP-XXX-JPの喋り方を「子供のような喋り方をする中年の男」と述べています。また、██元死刑囚は█年後の再審によって冤罪が確定しています。(SCP-XXX-JPが██元死刑囚の独房をノックする。██元死刑囚は靴音などは聞こえなかったと供述している。)
██元死刑囚: 何か用か。
SCP-XXX-JP: 大丈夫だよ。死刑は痛くないよ。
██元死刑囚: は?
SCP-XXX-JP: すぐ終わるし、全然痛くないよ。
██元死刑囚: ふざけてるのか?
SCP-XXX-JP: 目をつぶっていれば、すぐ終わるから大丈夫だよ。
██元死刑囚: 人を馬鹿にするのも、大概にしてくれ。
SCP-XXX-JP: 逆に考えれば、むしろ楽しいくらいだよ。
██元死刑囚: おい、いい加減にしろこの[かなり強い罵倒の言葉]
SCP-XXX-JPがこのような挙動を見せた例は他に無く、通常と異なる内容の発話を行った理由や██元死刑囚が冤罪であった事との関係性は解明されていません。
発生記録38より、SCP-XXX-JPは奴なりの倫理観・道徳心に基づいて行動し、罪を犯していない者に対しては恐怖心を和らげようとしていると考えられる。今後SCP-XXX-JPが発生記録38に類似した発話を行った場合、当該死刑囚の弁護士に働きかけて再審請求を促してはどうか。-██博士
却下。機密保持の観点から認められない。-サイト██管理者
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:2165171 (09 Jun 2020 11:32)
5年ほど前にSCP記事を何点か、投稿していました。約5年ぶりの投稿となります。
現時点で今の日本支部に投稿可能なレベルかが分からないのと、ここからもっと面白くするにはどうしたら良いか知恵を拝借したく、公開させて頂きました。
批評よろしくお願いします。
他のSCPの事を知っていて勝手にペラペラ喋るSCPというのはかなり危険な存在なので、
そこを補遺などで膨らませられたらなあ…と思いつつも、その辺りは形にできず今の形となりました。
インタビュー部分だけコロンが全角になっています。そろえた方がいと思います。
異常性事態は好きなのですがオブジェクトを認知しているという要素が上手く発展させられていないため余計な要素に感じられました。こと最近においては万能感があり、財団に嫌がらせをするために異常性を行使するようなオブジェクトが好まれないため取り除くべきだと思います。僕としては説明の部分のみで十分発展のさせがいがある異常性さとおもいます。
ご批評ありがとうございます。ひとまずコロンは直しました。
他のSCPを知っている点ですが、Dクラスに怖い話をする下りの中でできた部分で、特に思い入れも無いので完全に消そうかなと思いましたが・・・
財団内で怖い話・イヤな話をする存在がSCPに全く触れないというのも、なかなか難しいですね。
機密漏洩に関する記載を消して、他のSCPの事を知っている点はサッと流してしまおうかと思います。
そうすると記事が少し短くなりますが、ご指摘頂いたとおりこれは異常性で勝負する記事で、
変にストーリーを足すべきでは無いと思っています。
という訳で、その部分は消して、特に代わりに何かは足さず完成に持って行ってみます。
何か良い追加要素を思いついたら良いのですが、自分だと蛇足にしかならないかなと・・・。
ありがとうございました。
定例会の内容を受け全体的に書き直しました。良くなっていると嬉しいのですが。
批評お待ちしてます。