死にたくない

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの周辺に一般人が入り込まないように封鎖し警備員を常時二名配置して下さい。周辺住民にはSCP-XXXX-JPに近づかせない為にカバーストーリー「地盤内空洞」を適用して下さい。SCP-XXXX-JP-A個体を発見した場合は機動部隊JP-XXXX("覆面集団")を派遣し確保、拘束後内部から外部を見ることが出来なく、食料品等の運搬を機械で済ませられるように改造した人型用収容室に収容して下さい。

説明: SCP-XXXX-JPは██県██市に存在する竹藪にある戸付き地蔵小屋です。SCP-XXXX-JP内部には極一部で信仰されていたカルト宗教の高さ30cmほどの石像が存在しています。SCP-XXXX-JPに向かい死に対する恐怖を持った状態で死にたくない等の祈りを捧げるとSCP-XXXX-JPは異常性を発揮し、祈った人間をSCP-XXXX-JP-Aに指定される状態にします。

SCP-XXXX-JP-A個体は財団の把握する限り██人存在しています。SCP-XXXX-JP-A個体は総じて極度の死に対する恐怖を持っており、現状いかなる心理カウンセリング、薬物投与等の死に対する恐怖を忘却させる試みは失敗しています

SCP-XXXX-JP-A個体は強力な自己再生能力を所有しており、現状SCP-XXXX-JP-A個体を終了する試みは失敗しています。なお実験記録XXXX-1で発覚した異常性とその後の複数回に及ぶ実験によりSCP-XXXX-JP-A個体を終了、または傷を与える行為は禁止されています。

+ 実験記録-XXXX-JP-1

実験記録XXXX-JP-1
日付: 20██/1/23
調査対象者:
調査内容:
調査結果:

補遺1: SCP-XXXX-JPには人間をSCP-XXXX-JPの存在する地点まで誘導などを行える異常性は現在確認出来ていません。

+ インタビューログ-XXXX-JP-1

質問者: 天津██博士

回答者: SCP-XXXX-JP-A-01

序: 以下のインタビューは、どのようにSCP-XXXX-JPの位置を把握したのか聞き出すため行われた。

<記録開始>

天津博士: ███¹さん、あなたはどうやってあの地蔵小屋の位置を知ったのですか？

SCP-XXXX-JP-A-01: えっと…なんで知ったかな……少し時間をくれないか？思い出す。

天津博士: いいでしょう、しばらく待っているので思い出したら話してください。

[SCP-XXXX-JP-A-01が間投詞を時折発しながら8分経過]

SCP-XXXX-JP-A-01: ん〜あっ、そうだ思い出した。

天津博士: 思い出されましたか。 ではお聞かせ願えますか？

SCP-XXXX-JP-A-01: あぁ、掲示板でみたんだよ。当時でも結構アングラっぽいサイトで確かもうそのサイトは閉鎖していたはずだけど。そこで俺は掲示板のスレを巡回したりしてたんだが、「死にたくない方あつまりませんか？」って感じのスレタイだったと思う。

天津博士: そこで地蔵小屋の位置を教えられたのですか？

SCP-XXXX-JP-A-01: いや、スレでは教えられなかったんだ。 そのスレには確か10人くらいは人が居て、一ヶ月くらいそこでいろいろ話してたんだけど、オフで会おうってことになったんだ。偶然おんなじ地域に3人俺含めていてそれで集まったときに試しに神頼みでもしてみるかって話の流れになって、それでその中の一人のおばあちゃんがあの地蔵小屋を知ってて、それで祈りに行ったんだ。

天津博士: そうでしたか、 ありがとうございます。

<インタビュー終了>

Footnotes

1. SCP-XXXX-JP-A-01の名前

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