SCP-XXXX-JP 人間性探知機

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+ 批評していただきたい点

・初めての記事執筆であり、サイトの番号やDクラス職員の番号、その他記事として不十分な点などありましたらご指摘をよろしくおねがいします。
・誤字脱字、誤った表現が存在しないか。
・既存記事との差別化が出来ているか。
・2021年10月9日修正を行いました

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-18の標準的な小型Safeクラス安全保管ロッカーに収容されます。使用されていないときのSCP-XXXX-JPは単４電池を外した状態で収容してください。SCP-XXXX-JPを使用した実験はレベル3以上の職員の許可が必要です。また、新人研究員との面談時に当オブジェクトを使用することが推奨されています。2021年10月6日現在、当オブジェクトの使用は禁止されています。

説明: SCP-XXXX-JPは小型の金属探知機に似た装置です。複数の色に光るランプとスピーカーが取り付けられていますが、破損のために音は出ません。非破壊検査の結果、当オブジェクトには未知の合金が使用されており、別の並行世界から持ち込まれたものだと考えられています。当オブジェクトには日本語によく似た未知の言語で書かれた説明書（以下SCP-XXXX-JP-1と表記）が付属しています。単4電池を入れた状態の当オブジェクトを人間の額にかざすと、ある法則に従いランプが赤色もしくは黄色に点灯します。点灯の法則については、精神病質が関係していると考えられています。

実験記録01 - 日付2014/05/01

対象: 無作為に選択されたDクラス職員100人

実施方法: SCP-XXXX-JPを額にかざす

結果: 100人中78人で赤色が点灯、残り22人は黄色が点灯した。

コメント: オブジェクト使用による悪影響は今のところ見られず、目立った法則性は見られないーー名称不明。

実験記録02 - 日付2014/05/30

対象: 無作為に選択した財団職員100名

実施方法: 同上

結果: 100人中69人に赤色のランプが点灯し、残り31人は黄色のランプが点灯した。

コメント:前回の実験と結果のばらつきがあるが、大体2~3割程度で黄色が点灯すると仮説立てているーー名称不明。

実験記録03 - 日付2014/07/12

対象: 無作為に選ばれた一般人100名（カバーストーリー”新作の体温計”適応済み）

実施方法: 同上

結果: 100人中99人で赤のランプが点灯、残り1人は黄色が点灯した。

補足事項:黄色が点灯した人物は自己中心的で職員に威圧的であったと報告されています。

コメント:仮説を撤回せざるを得ないーー名称不明

実験記録04 - 日付2014/07/29

対象: 事前のIQテストにて結果が120以上となったDクラス職員100名

実施方法: 同上

結果: 100人中70人で赤色のランプが点灯、残りの30名には黄色が点灯。

実験記録05 - 日付2014/08/23

対象: 事前のIQテストにて結果が80以下となったDクラス職員100名

実施方法: 同上

結果: 100人中81人で赤色のランプが点灯、残りの19名には黄色が点灯。

コメント:IQは結果に関係しないようだが、1つの仮説を立てたーー名称不明

実験記録06 - 日付2014/10/13

対象: 事前の実験で黄色のランプが点灯したDクラス職員から無作為に50名

実施方法: 財団が作成した心理テストを実施。

結果: 50人全員に「他人への共感性が薄い」████████の診断が下される。

コメント:仮説は正しそうだ、しかし、それならばもう一度実験を行わなければならないーー名称不明

実験記録07 - 日付2014/11/24

対象: 無作為に選択した財団職員100名

実施方法: 同上

結果: 100人中65人に赤色のランプが点灯し、残り35人は黄色のランプが点灯した。

コメント:覚悟はしていたが、このように結果として現れると思うところがある。だが、この事実は財団にとって████████が決して無益なだけの存在ではないということの証明だろうーー名称不明。

実験記録08 - 日付2015/01/30

対象: 無作為に選択したBクラス職員10名

実施方法: SCP-XXXX-JPを額にかざす

結果: [データ削除済]

コメント:この結果をどう報告しろというのかーー名称不明。

実験記録09 - 日付2015/02/18

対象:[データ削除済]博士

実施方法: 同上

結果: [データ削除済]

コメント:[データ削除済]ーー名称不明。

補遺1: ██博士はO5委員会に新人研究員面談時の当オブジェクトの使用を提案しましたが、博士自身が被験者になる条件を拒絶したために却下されました。

補遺2: 2015年6月6日、当オブジェクトに付属していたSCP-XXXX-JP-1の一部解析作業が終了しました。以下本文の一部です。

　我々のおかげで生産500万台突破！
　これまで、我々は███の寄生状況を確認するために非常に不合理な手段をとっていました。肩から流れる血を見て、なんでこんなことをするんだろうと疑問に思った人も多いでしょう。
　しかし！この███探知機を使えば一瞬で寄生の有無を確認できます！
　赤色ランプが点灯して警報音が鳴れば███陽性、黄色のランプが点灯すれば陽性も未発症、緑色のランプが点灯すれば陰性です！
　忌まわしい███を根絶やしにして我々の美しい世界を取り戻しましょう！
　　　　　　　　　　株式会社　Wake Up Reptile　日本支部

補遺3:2021年10月6日現在、当オブジェクトが緑色に点灯した例は確認できていません。

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  批評コメント批評コメント

  
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  k-cal 08 Oct 2021 14:50

  拝読しました。あまり面白くありませんでした。

  SCP, SP, SPCが混在しています。SCPに統一しましょう。

  また、「小型safeクラス」について、Safeと大文字にした方が良いと思います。

  サリーアン課題について、以下の点について、私の認識と異なる説明がされています。

  1. 誤信念課題を測定する検査: 誤信念課題 = サリーアン課題と認識しています。測定するのは心の理論の発達の度合いではありませんか。
  2. 主に自閉症の鑑別に使用される: 心の理論の発達の測定に普通に使われますので、「主に」ではないと思います。

  「点灯する色は、サリーとアン課題の結果とほぼ同一」という部分がありますが、サリーアン課題の結果は色で出力されるわけではありませんから、同一という言葉には違和感があります。サリーとアン課題の結果に「対応する」などという書き方の方が良いでしょう。
  しかし、その後でサリーアン課題に合格であった者の中にも黄色ランプが着いた者がいることを加味すると、この説明は嘘になってしまいます。したがって、打消し線に等で打ち消すか、書かないほうが良いと思います。

  改行が多すぎます。改行は意味段落が切り替わるときのみ行い、段落同士の間には一行の空行を設けます。詳しくはこちらを参考にしてください。

  内容がよくわかりませんでした。赤色が点灯した場合寄生陽性ということですね。したがって、サリーアン課題に合格しているもの(≒健常発達者？）は赤色に点灯しているわけで、何かしらに寄生されているけども、サリーアン課題に失敗（≒自閉スペクトラム症の方？）は黄色なので寄生されていないということでしょうか。そもそも自閉症スペクトラム症はスペクトラムなので、寄生されているかされていないかという白黒はっきりしたものと関連することには違和感があります。さらに、メタタイトルに「人間性探知機」とありますが、これは人間性がどちらにあるという話でしょうか？

  以上の通り全体的に心理学関連知識の雑な利用が目立つので、かなり違和感がありました。

  差別化の点については、あまり新奇性があるとは思いませんでした。実は人類のほとんどは○○の影響下にあった、というオチは何度か見た記憶があります。

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  批評に対するご意見・ご質問で返信が必要なものにつきましては、ディスカッションで返信の形で投稿いただいたうえで、PMにご一報ください。SB3のフォーラムは追っていませんので、ディスカッションへの投稿だけだと気づけない場合がございます。

  rairaibou 09 Oct 2021 04:33

  k-calさん、批評ありがとうございました。

  ・表記ゆれ
  ・誤字
  ・改行
  修正しました、ご指摘していただきありがとうございます。

  また、心理学関連についてのご指摘ありがとうございました。浅い知識で専門的な領域に踏み込もうとしたことが間違いでした、修正しました。

  内容については、赤、黄共に「人間性陽性」であり、この世界にはこの探知機における「正常」な人間はいないという感じでやってみたつもりです。金属探知機などでも、以上がない場合には反応がないので。反応がないということがないという不思議を作れたらなと思いました。

  この記事では、この世界の人間よりも「人間性を以上としている平行世界がある」とい部分を強く意識できればなと思い書きましたが、技術不足のためあまりうまく表現できなかったようです。修正を繰り返しながらうまく表現をしたいと思います。

  Enginepithecus 11 Nov 2021 02:42

  拝読させて頂きました。批評欄まで見た上で私は、この下書きのコンセプトを一言で纏めると

  ｢自閉症スペクトラムではない(定型発達である)｣事を異常とみなす並行世界が存在する

  というものだと受け取りました。以下の内容は、この解釈を元にした批評です。(もしこちらのコンセプトへの解釈自体がrairaibou様の意図と食い違っておりましたらご指摘下さい。)

  + 批評内容

  まず、｢自閉症スペクトラムではない(定型発達である)｣事を｢人間性が存在する｣と位置付けている事に強い違和感を覚えるという事への言及から開始いたします。

  私も専門家ではありませんが、自閉症スペクトラムとは｢脳構造に定型発達と異なる部分がある｣状態だと認識しています。

  以下に、より詳しく(しかし同時に簡潔に)述べます。(ただし、私も専門家ではないので完全にそのまま鵜呑みにはせずご自身でも調べてみてください。私も誤解している部分があるかもしれません。)(また、以下の文章には｢統一規格｣といったような言葉が頻出しますが、これは寸分違わず全く同じという意味ではなく、実際のところは｢相対的に見て、近似度が優位に高い｣程度の意味として捉えて下さい。)

  • 定型発達の脳は、概ね同じ規格の回路を持っている。

  • 故に定型発達同士の場合、同じ入力に対する処理結果/出力が概ね一致し、これによって｢相手がどのように感じるか/感じているか｣を予測することができ、その予測が高確率で的中する。(例えば、｢食事中の相手に特定の節足動物の話をした場合、相手は嫌がるだろう｣という予想を、｢自分も食事中に特定の節足動物の話をされると嫌だから｣というロジックで事前に立てる事ができる)

  • 対して、自閉症スペクトラムの傾向が強い脳の場合、定型発達の統一規格とは異なる回路を有している。

  • 故に自閉症スペクトラムの場合、同じ入力に対する処理結果/出力が定型発達の脳のそれとは異なるものとなり、それ故に定型発達同士の場合には容易であった｢相手がどのように感じるか/感じているか｣の予測が困難となる。(例えば、とある自閉症スペクトラムの人物に関して、その人物自身は食事中に特定の節足動物の話をされた場合その話題を楽しみつつ食事を継続できるが故に、｢食事中に特定の節足動物の話題を振る｣という行為が定型発達の相手を嫌がらせる事に繋がるかもしれない、という予測を事前に立てる手掛かりが一切存在しない。)

  さて、ここで上記をより詳しく見ていくと、定型発達ではない場合、『｢食事中に特定の節足動物の話題を振る｣という行為が定型発達の相手を嫌がらせる事に繋がる』という知識を得るためには

  ①実際に、定型発達の相手に対して食事中に特定の節足動物の話題を振る

  ②これに対して、その相手が｢自分は嫌がっている/怒っている｣という事を明示的に表明する

  ③その相手、またはその状況を見聞きした第3者のいずれかから、｢相手が嫌がった/怒った原因は、食事中に特定の節足動物の話題を振られた事である｣との解説を受ける

  という一連のステップを経る必要があります。

  そして、自身の脳が定型発達の統一規格であるが故にこのような事を知識として随時学習せずとも自動予測する事が可能である人物が、こうした非定型の対象を深い考察を伴わずに形容した言葉が｢共感性が無い｣、というものであると考えます。

  またここで注意せねばならないのが、自閉症スペクトラム同士の規格は同一ではない、という事です。自閉症スペクトラムとは｢定型発達の統一規格と比較して、優位に異なる構造の回路を有する｣という事であり、自閉症スペクトラムという別の統一規格があるわけではありません。(とは言ってもある程度傾向が似る部分はありますが。)
  つまり、自閉症スペクトラム同士でも｢定型発達との異なり方のベクトル｣が一致しない場合も多く、バラつき/個体差が大きいです。

  
  

  これで、前置きは終わりました。これを踏まえまして、私は｢定型発達を異常とみなす世界であれば、その統一規格の事を "何か(人間性)が追加される形で寄生している" ではなく、"根本的に、個体差の無い異様な量産型人間へと改造されている" と捉える｣のではないかと考えます。つまり、そちらの世界の人々にとっては｢脳回路の個体差が大きく、互いの思考は明文化して伝えなければ伝わらない｣状態こそが普通である訳でして、そうなると｢互いに思考内容を察しあって行動する、統一規格の脳を有する人間の集団｣は彼らの目にはアリやハチのような社会性昆虫、同一の制御プログラムによって統括管理された無数のドローン、そういったものに近しい存在として映るのではないでしょうか。こうなれば、その世界の人々は｢人間が後天的に(こちらの世界でいう所の)定型発達へと変化していく｣という状況に対してSCP-2075による人格感染の拡大を目の当たりにしたような恐怖を覚えるかもしれません。

  さて、それと後は上記までの内容とは異なる部分への指摘になるのですが、｢この探知機は異世界から来た｣と判断する根拠が弱い気がします。未知の材質でできたオブジェクトは山程あるので、それでは異世界から来た根拠として一切機能しない、かな、と……。

  
  
  以上です！個人的には｢定型発達を異常存在とみなす並行世界｣というコンセプト自体は、かなり面白いと感じます。特に定型やスペクトラムといった単語を明言せずに、｢こちらの世界よりも遥かに大きな個体差がデフォルトの並行世界に於いて、個体差の少ない一群が出現して高脅威度の異常存在として扱われている｣という部分を強調すると良さそうです。

  執筆応援しております……！

  From: サンドボックスオペレーター

  aster_shion 24 Nov 2021 16:25

  しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。

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