報告書ミームサイド - SCP-JPサンドボックスⅢ

報告書ミームサイド

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは紙面に印刷されたものが低危険度保管用ロッカーに1部保管されます。データベースに記録されたものへのアクセスは当報告書を経由するもの以外は遮断されています。また、SCP-XXX-JPを閲覧する際は適切な対ミーム処置が義務付けられます。

説明: SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JPの報告書として財団データベースに出現した報告書です。SCP-XXX-JPを閲覧した日本語話者(以下、対象と表記)はSCP-XXX-JPを「異常な報告書である」と認識し、異常なオブジェクトとして報告書を作成しようとします。この時報告される異常性として以下の例が挙げられます。

SCP-XXX-JPを閲覧した職員が漠然とSCP-XXX-JPの異常性を主張し、研究行動(多くの場合において報告書の作成)を開始する。

報告書の作成に関与したとされる職員の端末にSCP-XXX-JPを編集した記録はなく、本人も関与を否定することから、異常な出現をしたと言える。

SCP-XXX-JPに相当するオブジェクトが収容されている、あるいは過去に収容されていた記録が存在しない。未知のオブジェクトについて予言的に記述していると主張する場合も一部見られる。

SCP-XXX-JPの内容を重視しない傾向にある。理由として第二、三項のことを理由に挙げる場合が見られる。

SCP-XXX-JPの異常性はSCP-XXX-JPの内容を複製したあらゆる媒体の文書に継承されることが確認されています。

インタビュー記録XXX-JP (19/04/02 追記)

対象: 研究補佐1名

担当者: 対ミーム処置を受けた木立博士

付記: 対象者には保管されているものとは別に印刷したSCP-XXX-JPの写しと、当記録が記載される以前の報告書を一部ずつ貸与してあった。以下の音声記録は対象者が書類を受け取ってから10分後のものである。

<録音開始>

木立博士: 先程渡した資料は読みましたか？

研究補佐: 読みました。あれはなんですか？私の記憶ではこのサイトにあんなオブジェクトはありません。

木立博士: 収容されたのは最近のことです。あなたが知らなかっただけではないでしょうか。

研究補佐: そんなはずはありません。収容されたのがつい数分前でない限り……もしかしてクリアランス制限のある報告書だったのですか？

木立博士: 質問はこちらからします。あなたが読んだ報告書の内容を話してください。

研究補佐: 中身なんて読んでる暇ありませんよ。記録上担当者になっている██博士に連絡を取りましたましたが、そんなものは知らないと言っていました。何かのイタズラ……でないとするとまさか外部からの攻撃の類ですか？その可能性があるならば一刻も早く対策を……

木立博士: いえ、その必要はありませんが、本当にちゃんと全部読みましたか？

研究補佐: 読みましたよ！ [所持していたファイルを開く]博士こそもう一度読み直したらいかがですか？あれはどう考えても……あれ、無い。

木立博士: どうしました。

研究補佐: 消えたんです！間違いなくここに入れたし、そのあと開いてないのに！

木立博士: ……そのファイルは後ほど預かります。確認はこちらでしますので。

研究補佐: まさかとは思いますが博士。

木立博士: なんでしょう。

研究補佐: あの報告書は転移するようなオブジェクトなのですか？

<録音終了>

終了報告書: この後、貸与された報告書は木立博士によって対象者のファイルから発見されました。しかし、SCP-XXX-JPは、施設内の監視カメラの映像から対象者の行動を追跡して捜索しましたが発見には至っていません。両名への処分は現在審議中です。

また、今後SCP-XXX-JPの物理的複製を作成することは一切禁止されます。