R-00Xの提言 インデューサー

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事案記録000: 19██/██/██、O5-1宛に一通のメールが送信される事案が発生しました。特筆すべき点として、メールの送信元はO5-1となっており、本事案には何らかのオブジェクトが関与している可能性が指摘され、非常にデータの劣化していたメールの復元作業が進められました。結果として、当該メールは並行世界のO5-1から送信された可能性が高く、またメールに添付されていた報告書から、SCP-000の存在が示唆されました。現在、情報の信憑性は極めて高いと考えられており、基底世界の4次元時間上の動的座標の特定が進められています。以下は添付されていた報告書の全文です。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

SCP-000


アイテム番号: SCP-000

オブジェクトクラス: Embryo

特別収容プロトコル: -

説明: SCP-000は胎芽期のヒト(Homo sapiens)胚に酷似した実体です。より厳密に言えば受精から6〜8週の胎児の特徴を持つと推測されており、その体高は凡そ291兆1000億光年程度と見積もられています。

通常のヒト胚が細胞をその構成単位とするのに対して、SCP-000はその由来を共有する並行世界(SCP-000-A)によって構成されています。基底世界もまたSCP-000-Aに属します。通常では、細胞分裂と誘導体による筋肉や神経などの専門性のある細胞への分化によって胚発生が進行しますが、SCP-000に於いては、世界分岐による並行世界の増加が細胞分裂に、マクロなスケールを持つ、あるいは十分に観測され得る状態であるにも拘らず量子論的に不確定な状態を維持する波動(以下、アノマリー予備軍波)をもとに実在化するオブジェクト(SCP-000-B)による物理法則の書き換えが分化に対応しています。

SCP-000は、並行世界の観測及び意思疎通を可能とする研究の一環として、過去の非観測領域を経由しての並行世界への移動実験中に、世界線の分岐によって基底世界と分岐した並行世界である筈にも拘らず物理法則に相違点のある事例が多数発見された事をきっかけにその存在を財団に認知されました。財団では当初からこの物理法則の差異をオブジェクトによるものと推測して調査を行い、結果としてアノマリー予備軍波とSCP-000-Bの発見に至りました。現在このアノマリー予備軍波から予測されるSCP-000-Bの詳細な性質の特定が進められており、各研究部門から"提言"されたものの内、特に確度の高い予測情報にはSCP-001のナンバリングを与えられ管理されています。

SCP-000-Bの予測の為、更に並行世界を探索する中で、並行世界は宇宙外の"4次元時間"上に規則的に配列しているという仮説が提唱され、通常の量子論的世界分岐及びSCP-000-Bによる公理改変的世界分岐によって、原初の宇宙からどの様に並行世界が発生するかシミュレーションが行われました。結果として、並行世界全ての総体としてのSCP-000の存在が示唆されました。更なる並行世界の探索と観測結果はSCP-000の存在を裏付けるものとなっています。

特筆すべき点として、SCP-000に於ける基底世界の座標は、通常のヒト胚での人差し指と薬指の間に存在する指間膜に相当する場所に存在します。仮にSCP-000が今後も通常のヒト胚同様に発生した場合、基底世界は最長で46億年後、最短で██年後にアポトーシスに相当するKクラス-世界終焉シナリオを引き起こし消滅すると推測されています。そして、その日が来たという訳だ。

補遺: //この報告書を受信した、別の世界の誰か━あるいは私自身へ。我々は、ついぞSCP-000への対抗策を見つける事が叶わなかった。SCP-000-Bが我々の世界を破滅へと導く様を、黙って見ているしかなかった。このメッセージは、過去を通じて並行世界へと無作為にばら撒かれる。即ち、受け取った君達もまたSCP-000の一部なのだ。君達は"何処"だ?神経か?表皮か?体節?側板?腸管?もし分からないのなら、早急に特定すべきだ。SCP-000が示す文字通りの予定運命を知るべきだ。

それで、何ができる訳でもないが。//
 
 
 


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  1. portal:2433734 ( 06 Jun 2018 08:18 )
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