SCP下書き「まだ見えない遺志」
アイテム番号: 001
レベル5
収容クラス:
esoteric
副次クラス:
maksur
撹乱クラス:
amida
リスククラス:
critical

アイテム番号: SCP-XXXX-JP
クリアランスLv4: Secret

オブジェクトクラス: Keter
錯乱クラス: 2/Vlam
リスククラス: 5/Critical

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-A群は20██年現在そのほとんどが通常の手段では認識不可能であり、能動的な収容の必要性は低く見積もられています。SCP-XXXX-JP-A群が一般人に発見された場合、その状況に応じて適切な措置(カバーストーリーの適用や記憶処理等)を適用した上で回収します。回収したSCP-XXXX-JP-A群はサイト-81██の低危険度物品収容ロッカーに保管します。

SCP-XXXX-JP-B事象に起因するXK-クラスシナリオを防ぐ手段は現在研究中です。SCP-XXXX-JP-B事象の存在を露呈させる可能性につながる太陽系外由来の天体の探査計画は、財団の介入によって未然に阻止されます。

説明: SCP-XXXX-JP-Aは反ミーム性と破壊耐性を持つ(または以前持っていた)オブジェクト群です。その多くは一般的な物品に類似していますが、非異常ながら現在一般的には実現不可能な先進技術が用いられている場合があります。SCP-XXXX-JP-Aに表記されている言語・文字は、地球上のいずれの言語とも一致しません。SCP-XXXX-JP-Aは不定期1に反ミーム性と破壊耐性を喪失し、認識可能な物品として出現します。反ミーム性を持った状態であっても記憶補強剤を服用することでSCP-XXXX-JP-Aを認識可能であり、別の任務で記憶補強剤を服用したフィールドエージェントによって反ミーム性と破壊耐性を持った状態のSCP-XXXX-JP-Aが回収された事例が存在します。

現在、1██個のSCP-XXXX-JP-Aが確認されています。以下は収容されているSCP-XXXX-JP-A一覧リストの抜粋です。

アイテム番号 回収年 物品の詳細
SCP-XXXX-JP-A-1 1803年 ガソリン車。1930年代に相当する技術が用いられている。
SCP-XXXX-JP-A-7 1944年 レースで使用されるスポーツ仕様のドローン。
SCP-XXXX-JP-A-20 1963年 解像度が2400×1050の液晶ディスプレイ。未知の映像・音声入力端子が備わっている。
SCP-XXXX-JP-A-75 2002年 未知のOSを搭載したスマートフォン。フラッシュメモリの容量はおよそ10TB程度と見積もられている。
SCP-XXXX-JP-128 2020年 異常技術が利用されている、履いて起動すると空中を飛行できる靴。現時点で唯一異常性が確認されているSCP-XXXX-JP-Aである。

SCP-XXXX-JP-Bは、XK-クラスシナリオを引き起こす、知的生命体の存在する惑星を含む惑星系に影響する事象です。SCP-XXXX-JP-Bが発生すると、惑星系に属する全ての天体が惑星系が形成された当時まで███時間ほどかけて逆行します。

SCP-XXXX-JP-Bの正確な発生条件は不明ですが、既知の並行現実で発生した複数のSCP-XXXX-JP-Bの観測結果から、『全知的生命体が惑星外に脱出できるレベルの科学技術』を獲得した段階で発生すると推測されます。現在のペースで科学が発展した場合、地球がこの段階に到達するのは2█世紀以降と見られています。

SCP-XXXX-JP-Bの発生中、一部の物品がSCP-XXXX-JP-Aに変化します。変化したものの多くは、その後の地殻変動にもかかわらず不明な要因によって地表付近に留まり、結果として再び発生した人類によって発見されやすくなります。

当初、SCP-XXXX-JP-AおよびSCP-XXXX-JP-Bにはそれぞれ別々のアイテム番号が与えられていましたが、研究によってSCP-XXXX-JP-BがSCP-XXXX-JP-Aを生み出している可能性が指摘され、現在は一つのアイテム番号で管理されています。

補遺: エンジニアリング部門および言語学部門の調査によって、SCP-XXXX-JP-A-75には日記と思われる文章のエントリが保存されていることが判明しました。以下はその日本語訳の抜粋です。

注: 以下の資料には現在用いられているものとは異なる暦や概念が存在します。読む際の負担を減らすため、一部の用語には訳注を付記しています。暦や概念の完全な詳細は、付属資料XXXX-JP-A-75を参照してください。

資料XXXX-JP-A-75

エントリ #1
作成: 6302-210 55:9:02

やっと最新のスマートフォンを手に入れた。CPUはKomhadzki 7999(訳注: ブランド名および型番と推測される)だし、記憶容量も7330標準記憶(訳注:およそ10TB)ある。やっとストレスなくゲームができる。
しかし、最近のスマートフォンは日記アプリが最初からインストールされているんだな。面白そうだからつけてみよう。すぐ挫折しないといいけど。

エントリ #7
作成: 6302-220 52:1:08

デカい火山の噴火があって、どっかの島国が一個消えたらしい。
こう書くとあっさりしているように見えるが、ちょうど昼飯を食いながらテレビをつけていたところにこのニュースが流れてきたので、びっくりしてむせてしまった。
自分のことについての出来事があまりないから、しばらくはこのニュースが日記の主な話題になるかもしれない。
何十時間か経ったら大きな津波が来るかもしれないという。怖いものだ。
ところで、やけにネットがざわついている。
噴火はなかったとか、そういう感じの陰謀論が出ては否定されたり消されたりしているようだ。興味が出てしまったので覗いたら、なんかワームホールみたいに空間が縮んで大爆発する映像があった。CGだろうけど、流石に不謹慎だ。
とはいえ、明日の大学が休みにならないかと考えている俺も大概なんだろう。

エントリ #8
作成: 6302-221 38:8:75
更新: 6302-221 99:3:66

世界を守っていた秘密組織なるものが現れて、昨日の噴火は嘘だとか言い出した。
意味がわからない。異常ってなんだよ。

追記。テレビやネットにかじりついていろいろ調べていた。どうやら、世界には物理法則に従わない異常なものがあるらしく、今までは彼らが頑張って隠していたが、最近やたら異常なことが多くて隠しきれなくなっていたところにあの「噴火」でトドメを刺されたらしい。
正直よくわかっていないが、今回国が消滅したように、異常というのはある日突然命を理不尽に奪ってくるものでもあるんだろうか。そんな、いつ起きるかもわからないことに怯えながら暮らすのは、しんどそうだな…。

さらに追記。結局、大学は休みになった。だけど、これに感謝するのも何か違う気がする。

エントリ #1085
作成: 6306-103 95:3:09

今日、久しぶりにこの日記を見直していた。
ちょうど異常というものが顕になったときに始めるとは、自分も運が良かったのかもしれない。
異常なものは確かに恐怖だったが、それ以上のものを社会に齎した。普通の科学では実現できなかった技術がどんどん発表されて、いろんな会社や大学が技術開発を競っている。
今日日記を見直していたのも、ついに俺の手元に異常を使った物が届いて懐かしくなったからだ。
通勤に使うために買った、履くと空を飛べる靴(訳注:スマートフォン内に保存されていた画像から、SCP-XXXX-JP-128と同種のものと推測される)。フィクションでしか見たことがないようなものがどんどん実現されていて、しかもそれらが普通に手の届くところまで来た。
今じゃ異常なものに関してもどんどん理解が進んできていて、危険な暴走をする可能性もなくなってきているらしい。
あのとき消えた国には悪いが、異常が表の世界に出てきて良かったと思う。

エントリ #2360
作成: 6310-320 15:5:90

日記をつけ始めてから、スマートフォンを2回変えた。日記データを移し替えるはずが、つい昔の自分の日記を読みふけってしまった。せっかくなので昔と今を比較してみる。
4年前はまだ「俺も宇宙旅行できたらいいな」程度にしか思っていなかったが、今や人間は宇宙に住んでいる。
俺もそうだ。割と新しいものは好きだから、宇宙に住んでみないかと同僚に誘われて、住んでみたんだ。
今の所、何も不自由は感じない。物も普通に届くし、特に地上と変わらない生活が送れている。
俺たちは宇宙開発系の部署だから、そのへんの技術の発展具合の話は流れ込んでくる。もうすぐ人類がまるごと宇宙に出ていけるようになるらしい。隕石とか超常現象で地球が住めなくなっても大丈夫だな、と同僚と話していたら、通りかかった上司にそういう冗談を言うなと叱られた。少しくらいいいだろうに…

エントリ #-(下書き)
最終保存: 6311-2 61:3:00

時間なさそうだから音声入力する。これが残るかもわからないけど。なんか、地上が巻き戻ってるらしい。文字通り逆再生になっているらしい。これも異常で防げないらしい。一般に報道されてもいないけど。なんでだ。異常は安全に扱えるようになったんじゃなかったのか。そんなことはなかったのか、隠されていたのか。信じたくない。死ぬ準備なんてできてない。なんでだ。クソ、頭が働かない。でも今更冷静になったところで仕方ない。やっぱり異常、この世の理から外れたものなんて、人間が扱うべきじゃなかったのか。こんなことな(訳注:文章は途中で途切れている。入力中にSCP-XXXX-JP-Bによる逆行現象に遭遇した可能性が指摘されている。

以上の資料から、SCP-XXXX-JP-A-75の存在した世界においてLV-Zero“捲られたベール”シナリオが発生した結果、異常工学を始めとした異常に関する知識が一般社会に浸透し、技術力が向上した結果SCP-XXXX-JP-Bの発生条件を満たしたものと考えられます。

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