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テスト室内のSCP-XXXX-JP

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在、サイト82██の中型収容ケースに収容されます。月に一度サイトの修繕のため、キャリー型収容ケースにて指定の場所に搬送されます。餌は1日に一度ガラス玉や好物のラムネの瓶を粉々に砕いたものを与えてください。体に損傷を受け、懇願書を提出した職員はSCP-XXXX-JPによる傷の治癒を受けることを許可されています。

説明: SCP-XXXX-JPは球体が大きい順に8つ連なった形状のヴィブラニウムで構成されている、1カンデラの明るさで青色に発光する生命体です。先頭から直径 10cm 9cm 8cm 7cm 6cm 5cm 4cm 3cm であり、一番先頭の球体には幅3.5cm深さ1cmの円錐形の穴が空いています。

SCP-XXXX-JPは常に地上から約10cm~約3mの高さで浮遊しており、最高で2kmの高さまで浮遊することが確認されました。対象はキビタキ(Ficedula narcissina)と類似した鳴き声を発する他、蛇の様な蛇行した動きで空中を移動します。

SCP-XXXX-JPは、損傷・粉砕した物体に摂取することでその表面を修復することが可能です。これはSCP-XXXX-JPの摂食行動であると考えられています。

SCP-XXXX-JPは活性化することが可能です。活性化状態では全身が黄色に(時折オレンジ色に)発光し、単軸分枝の金色の尻尾を生成します。

SCP-XXXX-JPは食欲が旺盛であり、施設内の亀裂や財団職員の体の傷を発見した瞬間に摂取しています。さらに、対象はこれまで傷の治癒の最中に何人もの変装した要注意団体の侵入者を発見しています。

SCP-XXXX-JPは富山県██市の防風林にある小さな祠の中でうずくまっていたところをエージェント・██によって発見されました。

見つかった当時は全く動きを見せることは無く、明るさも日に日に弱くなっていったため活動停止の兆候が見られました。 また、体に苔のようなものが少しずつ広がっていることが確認されています。

事案: XXXX-JP-A

日付 20██/10/15
時間 03:25~03:28
事件 サイト82██において、SCP-████-JPによる収容違反が発生
記録 SCP-XXXX-JPの記録用監視カメラ
付記 鯰鮭博士は眼球の損傷により緊急搬送されています。

<記録開始>

収容違反により監視カメラが大きく揺れ動く。

その振動によりSCP-XXXX-JPの収容ケースに亀裂がはいり、SCP-XXXX-JPは周りを見渡す仕草をする。

割れ目の間から抜け出したSCP-XXXX-JPは外側から収容ケースをついばむ動作をすると、睡眠中の当多利研究員の布団に潜り込んだ。

<記録終了>

確認したところ映像にて収容ケースの亀裂がはいった箇所には傷がついていませんでした。これによりSCP-XXXX-JPは裂け目や割れ目を餌としていることが判明しました。

後日、SCP-XXXX-JPは布団の中で当多利研究員と睡眠をとっていたところを鯰鮭博士に発見されました。

事案: XXXX-JP-B

日付 2011/03/11
時間 14:46~16:36
事件 サイト82██周辺にて震源はマグニチュード9.0となる大地震が発生
記録 SCP-XXXX-JPの記録用監視カメラ 廊下監視カメラ
付記 鯰鮭博士はサイト82██の医療室で眼球の検査を受けています。

<記録開始>

実験室で浮遊していたSCP-XXXX-JPは、地震の小さな揺れに気付き、実験室内を旋回している。

SCP-XXXX-JPは当多利研究員の腕を引っ張ると、廊下に連れていき当多利研究員の頬に頭を擦り付けた。

廊下に出たときには震度5弱の揺れが観測されている他、SCP-XXXX-JP付近の亀裂が急激に膨張していることが確認される。

その間、SCP-XXXX-JPの体が黄色に激しく点滅しています。

SCP-XXXX-JPは活性化し、それによって生成された金色の尻尾を即座に床へ突き刺しました。その瞬間稲妻のようなものが周辺に広がったことが確認できます。

その間、施設内のひび割れや財団職員の外傷などあらゆる傷痕や損傷の回復、修繕が随所で確認されました。

地震の揺れが収まった直後、SCP-XXXX-JPの活性化が解けその場に落下する。

当多利研究員はSCP-XXXX-JPに近づくと、即座に抱え込みながら緊迫した様子で研究室に走っていくことが確認される。

<記録終了>

SCP-XXXX-JPは1週間で完全に回復し、サイト内を自由に動き回っています。

事案SCP-XXXX-JP-B以降に、当多利研究員がサイト82██倫理委員会に正式な訴状を提出しました。以下は関連文書です:

サイト倫理委員会への批評依頼

関連するSCP: SCP-XXXX-JP

依頼者: 当多利研究員

優先度: C3

コメント: SCP-XXXX-JPは2011年の現在も小型の収容ケースに収容されています。発見した当時から約40年間観察・研究を続けていますが、過去の資料においても財団職員に協力的です。
さらに、研究の指示に背いた事例は確認されていない他、収容ケースから抜け出した記録はありません。
さらに事案SCP-XXXX-JP-Bについて亀裂を摂取するための行動だと決定づけられますが、脅威からサイトを保護したことは明白です。
近頃SCP-XXXX-JPの体の表面に付着している苔のようなものが少しずつ広がり続けていることが確認されています。
これはSCP-XXXX-JPが受けたストレスによるものだと判断し、散歩や亀裂を摂取すれば一時的に消滅が可能と研究の結果判明しました。
以上のことから、対象の制限の緩和を申請します。

覚書

To: 当多利研究員

From: サイト-82██倫理委員会

RE: 評価依頼XXXX-JP

投票によって、委員会は7対4で、プロトコルの制限を刷新することを条件として、SCP-XXXX-JPを老朽化した施設の修復係に任命することを承認した。

委員会は、特異性の全てを未だに解明されていない知性体を施設内に放すことはSCP-1048に代表される危険な行為であるため、対象が脱走した際に超電磁石により一時的な捕獲を義務付ける。

対象に長期に渡り精神的ストレスを与えていたことが解明し、対象の体に付いている苔のようなものが広がり続けると何らかの危険性があると考慮した。
そのため、対象を中型収容ケースに移転し、対象の回復に1日に1度砕いたガラス玉を与え、同時にサイト82██の修繕係として仕事を行う他、負傷した職員の治癒を行ってもらう。

対象に懐かれている当多利研究員をサイトの修繕中の監視員に任命する。

-█████管理官

サイト82██の修繕された傷のうち、セクター135の壁の内部にメモが埋め込まれていたことが判明しました。メモの内容は以下の通りです。

セクター135のメモ

心の傷はえ癒さず。わたりは皆、心に傷を負へり。せめて体の傷ほどは。えぬことはあらず。


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  1. portal:6034972 (24 Jan 2020 12:06)
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