SCP‐119‐JP(改稿中、改稿キャンペーン参加予定)
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SCP-119-JP

アイテム番号: SCP-119-JP

特別収容プロトコル: SCP-119-JPに関する実験は禁止されています。SCP-119-JPを含む木造家屋は改築され、SCP-119-JP専用の収容施設として使用されています。施設管理以外の目的で収容施設に入ることは禁止されています。

説明: SCP-119-JPは静岡県██市████町にある二階建ての木造の家屋内の、1階と2階を繋ぐ15段の階段です。

SCP-119-JPの持つ異常性は、SCP-119-JPを1階から1段ずつ登っている人物(以下"被験者")に対して漸進的に齎される改変事象です。被験者は、肉体と記憶がSCP‐119‐JPを登るごとに改変していきます。改変された肉体や記憶はSCP‐119‐JPを降りることにより元に戻ります。被験者は改変事象を感知することができません。

被験者がSCP-119-JPを最上段まで登った場合、即座にその場に倒れ動かなくなります。その後、被験者の体は燃え始め、被験者が倒れてからおよそ10分でその場から消失します。発生する火の出所は不明であり、被験者と被験者の衣服のみを燃やし周囲には一切影響を及ぼしません。被験者が消失した瞬間、被験者と面識のある人間の記憶にも改変が生じることが判明していますが、推測される影響範囲が広域であるため、この異常性に関する研究は凍結されています。

<実験記録-1>


日付: 2017年1月1日

被験者: D-90(22歳)


実験方法: 被験者にSCP-119-JPを1段ずつ登らせます。被験者がSCP-119-JPを1段登るごとに、被験者に現在の年齢を質問し、記録します。

結果: 被験者はSCP-119-JPを1段登るごとに、現在の年齢を29歳、34歳、36歳、40歳、43歳であるとそれぞれ証言しました。また被験者が5段目まで登った時点で、被験者の頭髪の老化の兆候、全体的な筋肉量の減少が確認されました。

被験者が5段目まで登った時点で、これ以上被験者がSCP-119-JPを登った場合、被験者は死亡することが予測されたため、実験監督官の竹山博士の判断により、被験者に降りてくるよう指示しました。被験者はSCP-119-JPを1段降るごとに、現在の年齢を40歳、36歳、34歳、29歳であるとそれぞれ証言しました。最下段についた時点で被験者の肉体は実験が開始された時点の状態に戻っていました。

実験終了後の被験者に対するインタビュー

対象: D-90

インタビュアー: 竹山博士

<録音開始>

竹山博士: まず、実験へのご協力感謝します。お疲れ様でした。早速ですが、これよりあなたへインタビューを行います。構いませんね?

D-90: ああ、俺に答えられることなら何でも答えるよ。

竹山博士: では、現在のあなたの体調を教えてください。

D-90: ん?なんだかお医者さんが言いそうな質問だな?まあいいか。体調は、全く問題ない。至って健康だ。

竹山博士: そうですか。では次の質問です。あなたは実験中、自身の体に関して何か違和感を感じましたか?

D-90: 違和感?

竹山博士: どんなに些細なことでも構いません。例えば、階段を登っていて急に怠くなったとか、関節が痛み出したとか。

D-90: 特には……1つだけ感じていたな。

竹山博士: その違和感はなんですか?

D-90: あんた、実験中に何回も俺の年齢を尋ねてきただろ。あれになんの意味があったんだ?人の年齢なんて急に変わるような物じゃない。おかしいとは思わなかったか?

竹山博士: ……そうですね。ありがとうございます。インタビューは以上です。

<録音終了>

<実験記録-2>


日付: 2017年1月17日

被験者: D-90(22歳)


実験方法: 被験者をSCP-119-JPを9段目まで登らせ、被験者の認識の変化についてのより詳細な記録をとります。前回、被験者にした質問に加え、Dクラスになる以前の家族構成、罪歴を質問します。

結果:
段数 年齢 家族構成 罪歴
1 27歳 父、母、弟、妻 殺人、死体損壊、死体遺棄
2 35歳 母、弟、妻 殺人、死体損壊、死体遺棄、██年間にわたり家族ぐるみで証拠隠滅
3 38歳 母、弟、妻、息子 殺人、死体損壊、死体遺棄、██年間にわたり家族ぐるみで証拠隠滅
4 43歳 母、弟、息子、娘 殺人、死体損壊、死体遺棄、██年間にわたり家族ぐるみで証拠隠滅
5 46歳 母、弟、娘 殺人、死体損壊、死体遺棄、██年間にわたり家族ぐるみで証拠隠滅
6 50歳 弟、娘 回答なし
7 57歳 回答なし 殺人
8 64歳 回答なし 回答なし
9 68歳 なし 殺人

付記: 1段目で証言された内容は、年齢を除き事実に則した内容でした。その後の証言は現在の事実に則した内容ではなく、D-90の親族は全員この実験を行った時点では生存しており、Ⅾ-90が家族ぐるみで殺人を隠ぺいしていたという事実もありません。回答を得られなかった部分に関して実験終了後に再度質問しましたが、回答が得られなかったため詳細は不明です。

<実験記録-3>


日付: 2017年1月30日

被験者: D-90


実験方法: 被験者にSCP-119-JPを1段ずつ登らせ、最上段まで行かせます。

結果: 被験者が最上段まで登った時点で、被験者は倒れ発火、さらに5分が経過した瞬間に消失しました。

追記: この実験ののち、実験を担当した研究班と複数名のDクラス職員、D-90の親族に記憶の改変が発生していることが判明しました。この改変事象は最初、竹山博士が提出したD-90の実験内終了報告書において、死亡時年齢を84歳と記載していたことから判明しました。のちのインタビューによりSCP‐119‐JPの実験現場にいたすべての職員が改変の影響を受けていることが判明しています。以下の記録は、当該インタビューの一部抜粋です。

竹山博士:

有村博士: もう一度聞くが、D-90の死亡時の年齢はいくつだったんだい?

竹山博士: 84歳。何度も質問して確かめていたのだから間違いない。

有村博士: なるほど、それじゃあ、この資料をよく読んでくれ、竹山博士。おかしいところがあるはずだ。

竹山博士: 特におかしなところはないように見えるが。

有村博士: D-90の生年月日が記載されているだろう?それを読んでみてくれ。

竹山博士: 1933年、2月7日。

有村博士: わかった。じゃあ次にこの写真を見てくれ。

竹山博士: Dクラスの写真だな。顔が黒塗りされているが。

有村博士: 何歳に見える?

竹山博士: 手足の皺の数、頭髪の脱色からして、およそ80歳くらいだろう。

有村博士: 本当にそう見えるのか?

竹山博士: ああ。

有村博士: わかった。インタビューは終了する。ありがとう、竹山博士。もう暫くここで待機していてくれ。

有村博士: 念のため確認しますが、あなたがたがD-90、つまり[編集済み]のご両親ということで間違いないですね。

[編集済み]: はい、間違いありません。

有村博士: 今回、あなたがたに伺ったのは息子さんのことでいくつか質問したいからなんです。

[編集済み]: 判決はすでに出ているのではないのですか?

有村博士: 確かに息子さんはすでに犯した罪についての判決を貰い、現在は服役中です。しかし、それで息子さんが起こした事件が完全に解決したわけではないのですよ。いくつかの捜査資料から、息子さんのほかにも事件に関与している人物がいる可能性が浮上しているのです。私が今回伺ったのは、その人物を特定するための情報を得るためなのです。どんなに些細なことでも構いません。あの事件のあったころ、息子さんと接触していた人物について教えていただけませんか?

[編集済み]: いいえ。知りません。私の記憶にはありません。もともと、息子は引っ込み思案でして、あまり他人に好んで近づく人ではありませんでした。

有村博士: なるほど。では、あなたがたはどう思っているのですか?息子さんが起こした事件について。

[編集済み]: なにも、なにも思っていません。感じることもない。ただ、どこで育て方を間違えたのか、それだけが疑問です。

有村博士: あなたがたは以前のインタビューで、殺害された方の家族への申し訳ない気持ちでいっぱいであると仰られていましたねが、今はそのような気持ちはないのですか?

[編集済み]: [当惑した様子を見せる]なんの話です?私はそのようなこと、言った覚えはありません。

有村博士: しかし記録には……。

[編集済み]: 自分が殺されたのに可哀想なんて思うはずがないでしょう。

有村博士: なんですって?

[編集済み]: 私はあいつに殺されたんですよ!しらないはずがないでしょう?もしかして、貴方は本物の警察の方じゃないんじゃないですか?最初に見せられた手帳も偽造品ではないですか?

[これ以降はインタビューが困難になったため中断された]

有村博士: もう一度聞きますが、貴方はこの男性に見覚えはないのですか?

[編集済み]: ええ、まったく。

有村博士: 2ヶ月ほど前、この辺りで殺人事件が起こったのはご存じですか?

[編集済み]: ええ、知っていますよ。家族皆殺し事件とかニュースでは言っていましたね。犯人は殺害された方の最年長者だったとか。

有村博士: 犯人との面識はありますか?犯行現場は目の前、一度くらい見たことがあるはずです。

[編集済み]: そう言われましても……。記憶にありません。

有村博士: なるほど、分かりました。聞き取りは以上で終了にしたいと思います。お忙しい中、捜査にご協力下さりありがとうございました。

[編集済み]: いえいえ、大丈夫ですよ。事件、早く解決すると良いですね。では、私は息子の夕飯の準備がありますので、下がらせていただきますね。また何かありましたらご連絡ください。

[対象の息子は既に死亡していますが、対象はまだ息子が生存しているかのように終始振る舞っています。SCP-119-JPの異常性の影響であることは間違いないでしょう。]

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  1. portal:pictogram-man ( 01 Jun 2018 00:43 )
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