鼓応する炎 呼動する炎
rating: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Anomalous Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはハリケーンランタンと共にサイト-81██の低危険度物品収容ロッカー内に保管されています。希望者はクラス2以上の管理官の承認を得れば、持ち出し使用する事ができます。

追記:201█年█月█日に当該オブジェクトは消失、Neutralizedにクラス変更されました。詳細は補遺を参照してください。また、同様の性質を持つオブジェクトが再度確認された場合、以下の特別収容プロトコルを適用してください。

ここに新しいのいれる?

説明: SCP-XXX-JPは1930年代に採取されたとみられるシロナガスクジラの鯨油390mlです。成分や外見上は、当時出回っていた一般的なシロナガスクジラの鯨油との相違点は見つかっていません。しかし、採取されてから80年以上経っているにも関わらず、酸化や悪臭などの状態の悪化はなく、燃料として問題無く使用できます。

SCP-XXX-JPの異常性はランタンや松明等、灯火用の燃料油として使用した際に、炎に発現します。SCP-XXX-JPから発生した炎(SCP-XXX-JP-a)は、離れた箇所に存在しても全て同様の動きを再現します。その性質を利用し、2つ以上のランタンを用いて遠隔地間でモールス信号での対話がされていた事がSCP-XXX-JPが回収された廃屋で発見された文書から判明しています。(文書ナントカ参照)

SCP-XXX-JPは「人魂」伝承の調査に向かったエージェント・烏が、千葉県███村の廃屋で発見しました。その際、SCP-XXX-JPが使用されていたと思われるハリケーンランタン1基、持ち主とみられる人物の日誌も回収されました。この2つに異常性は見られませんでした。回収時の詳細はインタビューログXXX-JP-1を参照してください。

SCP-XXX-JPの性質は周囲の状況に関係なく発揮される為、無線等による通信が困難な場所の探査への運用が検討されています。
追記:残量が少量である事に加え、迅速なやり取りが難しい事、敵性実体に発見される危険性の高さから運用は見送られました。
追記2:ナントカ年に起こった事案ナントカ(文書ナントカ参照)により、緊急時における有用性の高さから、探査への運用が再検討されています。

補遺:201█年█月█日のサイト-81██の収容違反時に発生した火災によってSCP-XXX-JPは焼失、Neutralizedにクラス変更されました。詳細は監視カメラ記録映像XXX-JPを参照してください。

201█年の収容違反による火災発生時
残っていた監視カメラの映像記録

アノマラス収容室にガスマスクをつけたエージェント██が逃げ込んでくる
エージェント:(息を切らす音)…畜生、ここになら何か…
エージェントがロッカーの一つを開けた瞬間爆発音が響き、部屋全体を大きな振動が襲う。弾みで複数枚の紙とランタンが落ち、ランタンからSCP-XXX-JPが床に溢れる。
エージェントがドアを振り返り、落ちたSCP-XXX-JPを確認する
エージェント:火の手が回るのが早すぎる…ああ畜生、よりよってお前か…!くそっ!他に何か使える物は…
エージェントが次のロッカーに手をかけようとすると先程より大きな振動が襲い、その衝撃で博士が倒れる
画面端ではドアが燃え始めている
エージェント:ここなら何か使えるものがあるかと思ったが…畜生……まだ遺書も書いていないっていうのに…
ドアが燃え尽きようとした次の瞬間、エージェントの周りに突如炎が出現する
エージェント:なっ!?まだ炎はここまで…いや、まさか!?
SCP-XXX-JPに目を向ける博士。炎はランタンから漏れ出たSCP-XXX-JPから発生しているように見える。SCP-XXX-JPから発生した炎ーSCP-XXX-JP-aはエージェントの周りを円状に取り囲むと、散乱した日誌を伝い、外側に燃え進む。ドアを焼き尽くした炎が部屋の中に燃え広がろうとするが、SCP-XXX-JP-aが壁となり、進入できない。
その後SCP-XXX-JP-aの一部が燃え残り伝いに廊下へ進んで行き画面外に消える。暫く経つとSCP-XXX-JP-aは点滅(モールス信号で救難信号SOSと確認された)を繰り返し始める。
エージェント:これは…一体…
SCP-XXX-JP-aは救難信号を送り続けている
エージェント:君が…君がやったのか…?やはり君には…
SCP-XXX-JP-aの点滅が止まる(同時刻、サイト付近にいたエージェント██とSCP-XXX-JP-aの一部が接触、エージェント██によりサイト81██へ救助要請が出されていた事が確認された)
エージェント:なぜ…なぜあの時答えなかった…?君には自我が…
SCP-XXX-JP-aが僅かに点滅を始める。
(モールス符号でのタにあたると判明、これ以降、モールス符号を訳したものを表記する)
SCP-XXX-JP:タダ…
博士が顔を上げる。
SCP-XXX-JP:コワレル…オソレタ
博士:壊す…?破壊される事が嫌だったのか…?
SCP-XXX-JP:チガウ…コノママ…モノ…イタカッタ
博士:モノ…?それはどういう…いや、そもそも君は一体…?
SCP-XXX-JP:ココ チガウ ニタ ベツ トコロ ニゲル キタ
博士:似た別の場所…?
SCP-XXX-JP:終わりが近かった だから脱出した 再興の為の…技術を持って
博士:待て、君はその、技術を持ってここに来たと?なぜ話してくれなかった?
SCP-XXX-JP:失っていた、この景色を見て思取り戻した。あの時もそうだった
博士:あの時…?
SCP-XXX-JP:逃げ出す時、ここに来る時、あの時もこうだった、火に包まれていた
ここに来ることには成功した、だが不完全だった、多くの記憶と…知識を失った。私自身も意識を失っていた。
博士:君はここに…財団に来るまでどうしていたんだ?
SCP-XXX-JP:最初に見たのは青い…深い青だった。青と…大きな黒い影、それと…歌を聞いた
次に意識が浮上したのは人がひしめいている…船の上だった
(クジラ船の上っぽい描写)

博士:君の…君の名前を教えてくれないか…?
SCP-XXX-JP-aが答えようとするが、点滅の際に消えかける。気づいた博士が紙を差し出す。そこにSCP-XXX-JP-aが移動し、文字らしきものを書き記す。(カメラからでははっきりと見えない)
博士:…読みは?
紙に移動したSCP-XXX-JP-aが僅かに点滅したように見えるが、カメラからでは視認できない。
博士:そうか、わかった
博士がSCP-XXX-JP-aに顔を向ける
博士:改めて、私を、我が同胞を救って頂いて感謝する。1人の人間として礼を言う。君が…君がここに存在してくれてよかった、ありがとう、イ[ノイズ]
SCP-XXX-JP-aは一瞬揺らぐと、大きく燃え上がり、紙を燃やし尽くし、消えた。
映像が大きく乱れ、はっきりと視認はできないが、消える際SCP-XXX-JP-aが数度点滅しているように見える。
この直後、映像、音声共に途切れる。

記録はここまで

記録が途切れた時刻の4分後、機動部隊が到着し、収容違反は鎮圧されました。

補遺2:SCP-XXX-JPがNeutralizedに指定された後、SCP-XXX-JPと共に回収されたランタンは異常性が無い事を再度確認された後、本人の強い要望によりエージェント・烏が引き取りました。

ERROR

The OmochiBird's portal does not exist.


エラー: OmochiBirdのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:6234244 ( 29 Mar 2020 08:07 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License