海の底の会話

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『おばあちゃん、今日のお話も面白かった。もっとお話してよ』
「あらウズちゃん、今日はもうおねんねの時間ですよ」
『お話してくれないとねんねしないよ』
「そうねえ。じゃあ特別に、もうちょっとだけお話してあげましょうね」
『たのしみ!』
「それじゃあ、今日は私たちを見守るエビス様のお話をしましょう」
『やった!あこがれの神様のお話だ!』
「始めましょうね。昔々、私たちが暮らす海原よりも遥かに高い陸の果てに、ひとつの高い山がありました。陸にはそれはそれは豪華で立派な国があって、そこには色々な神様が暮らしていました」
『神様の国ってどんなところなの?行ってみたいな』
「おばあちゃんも行ってみたいって思ってたわ、ずっと昔からね。でも神様は私たちよりずっと偉くて、ずっと高くにいるお方だからねえ」
『そっか。いつか行けたらいいね』
「さて、ある日のことでした。沢山の神様のうちの一人が、こんなことを思いつきました。我々が暮らす陸地を今より広くして、もっと多くの神が暮らせるようにしようではないか、とね。そして神様は自分が持っていた凄いお宝を使って、他の神様たちのために陸地を広げようとしました」
『えー、陸が広がったら海が狭くなっちゃうよ。怖いなあ』
「そう、これは私たちのご先祖様にとっては大変なことだったのよ。それで、ご先祖様は海を隅から隅まで泳ぎ巡って、海のお宝をできるだけ集めたの。私たちの守り神、エビス様にお願いをするためにね」
『ご先祖様、いっぱい頑張ったんだね』
「ええ、ご先祖様は凄い大冒険をしたのよ。ここでウズちゃんにお話ししようとしたら、終わる前に明日の朝になっちゃうわ。もしかしたらその次の朝までかかるかも」
『凄いや!また今度そのお話もしてね』
「ええ、また今度ね。さて、海のお宝を捧げられて、エビス様はたいそうご満足なされました。エビス様はご先祖様のお願いを聞いてくださって、ご先祖様の代わりに陸へと行かれました。陸を広げようとする神様を止めるために」
『それでどうなったの?エビス様は陸の怖い神様に勝ったのかな?』
「勿論ですとも。エビス様は陸を広げる神様と闘い、打ち倒しました。相手の神様はエビス様に謝って、お宝をいくつか渡しました。そしてエビス様はそのうちの一つを、私たちのご先祖様に与えてくださったのです」
『どんなお宝なの?お金がたくさん出てくるとか?』
「いいえ、お金よりもっと大事なものよ。エビス様は私たちが暮らす浦津を取り巻く、とても長い山を下さいました。私たちのご先祖様はエビス様が下さった山から生まれて、山へと還る、そんな暮らしを頂いたのです」
『それってお金より大事なものなの?』
「そう、ご先祖様は“いのち”を頂いたのですよ。今の私たちが私たちであるために一番大事なものです。エビス様は“いのち”を持っていなくて、だからこそその大切さを一番よく知っていらしたのです。もう少し大きくなったら、きっとウズちゃんにもわかる時が来ると思うわ」
『ありがとう、おばあちゃん。面白いお話だったよ。でも、もう眠くなってきちゃった』
「ええ、ちょうどいい時間になりましたね。おやすみなさい、ウズちゃん。いい夢を見るんだよ」
『おやすみー』

「この子の人生にエビス様のご加護があらんことを…」




『君は面白い話を聞かせてくれるね。まだ時間もあるし、もう少しお願いできないか』
「ウズシオ君に喜んでもらえて俺も嬉しいよ。東の土産話はまだまだあるからな」
『ああ、君と会うのは本当に久々だからね。なんでも東では中国大陸の有人探査を行う計画が立ち上がったんだって?』
「そうさ、3人乗りの深陸探査艇の建造がもうすぐ終わる予定だ。いよいよだよ。俺も色々と協力したからな」
『君は素晴らしい技術者だ。君みたいな友人を持てて僕も鼻が高いよ。西の僕たちからも何か手伝えることがあればいいんだけど』
「今の調査予定では、中国大陸に挑む前の最後の点検を浦津市の方々にお願いすることになっているよ。探査艇の勇姿を君も見ることができるだろう」
『それは楽しみだ!東西の人間が協力して、深陸探査に挑む。ロマンじゃないか』
「ああ、まさにロマンだよな」
『それはそうと、その深陸探査ではどんなことを調査する予定なんだい?』
「メインとしては陸に住む生き物の調査だね。俺たちの役に立つ資源が見つかれば儲けものだ」
『陸の生き物かー、僕は岸辺に居るようなものしか見たことないからな。居るんでしょ?立派な脚を持った奴とかさ』
「ん、まあ、そうだな。いわゆる脊椎動物ってのは海には魚しか居ないけど、陸上には驚くほど多様な種類が居ることは知られてる。でもそれらの調査はまだまだ発展途上だな」
『陸の生き物って、僕らとは姿かたちが全然違うもんね』
「俺らに似たヒト型動物も沢山いるんだぜ。彼らが俺たちに気づくような知性を持ってるとは思えないけどさ」
『命ってのはエビス神がくれた贈り物って、みんな言ってるしね。そこは海と陸とで全然違うんだろうな』
「それはどうだろうな。意外と同じようなことを考えて生きてたりするのかもよ」
『そうだったら僕は嬉しく思うけどね』
「俺もそう思う。そうそうエビス神で思い出した。中国大陸の調査が終わったら、帰り道に探査艇は日本陸嶺の北西の岸辺に寄るつもりらしい。昔に海を揺るがす事件があったところだ」
『手振市のことかい?あそこから結構な広さの陸地が丸々消え去ったって話は大ニュースだったねえ。僕がまだ子供だった頃だから10年前くらい?今じゃあの辺りも街に覆われてるけどね』
「そうそれだ。あれだけの陸地が崩れるでもなく消え、海底には大量の石球だけが残された。これは俺らにも到底考えの及ばない事件だよ。どの専門家にも原因は突き止められなかった。俺はああいう事件こそ神の仕業じゃないかと思う」
『あんな現実離れしたことが起こるんだから本当に恐ろしいよなあ。神がやったことだって思わないとやっていけないかも』
「確かにそんな気持ちもあるな」
『なるほどなぁ。それで深陸調査艇はその事件についても調べようとしてるわけか』
「時間があればな」
『人間が辿り着けないような陸地を調査して、伝説の神々の実在を確かめる。ロマンじゃないか』
「ああ、まさにロマンだよな」




『貴方がたにはどれほど感謝しても足りません。また生きて海に戻れるとは思っていませんでした。それだけでなく、陸の世界についての素晴らしいお話までしていただけて』
「こちらこそ、君が過酷な陸上の環境で今まで命を繋いでいてくれたことを嬉しく思う。重ね重ね、君たちには本当に済まないことをした」
『いいえ、中佐さん。私たちの海を狂わせた犯人たちを追い払って、陸の方々と私たちが正しく関係を樹立できるようにして下さったのは紛れもなく貴方がたです。同胞のことも今更恨みはしないですよ』
「ありがとう。心からそう思っていただけるのであれば、我々としても漸く胸を撫で下ろすことができるな」
『私たちと陸の方々とは、邂逅こそ恐怖と混沌が巻き起こるものでしたが、今はもう大丈夫です。貴方がたの心は海より広い』
「うむ。人々から恐怖と混沌を取り払うことは我々としても最重要任務の一つだからな。それは海も陸も変わらない」
『そうだ、中佐さん。一つ前から思っていたことがあるんですが、ちょっと良いですか?』
「ああ、構わないさ」
『貴方がた陸の方々も、海に私たちのような知的存在が暮らしていたことを知らなかったんですよね?』
「残念ながら。君たちにもう少し早く出会えていれば、と思えてならないよ。そうすれば深陸探査艇の悲劇も避けられたかもしれない。いや、もしもの話は止めにするか」
『私たちのことを知って、恐怖を覚えたりしませんでしたか?霊的存在って、貴方がた陸の方々には怖がられる対象なんでしょう』
「当然だが、我々は君たちを見て恐怖などしないし、同じ人間として交流したいと願っているさ。…ただ、申し訳ないが、陸に暮らす全ての人間が同じ答えを出すかは保証できない。人間には本当に色々な考え方をする者がいるからな」
『今回の事件の犯人たちは?』
「五行結社の連中は君たちのような霊的存在を叩き潰すことを生業とする危険集団だった。ただ、彼らの活動の目的そのものは、我々とほんの少しだけ重なるところもある」
『どういったところが?』
「陸に暮らす人間のほとんどは、自分が知らないものに対して漠然とした恐怖を抱くものなんだ」
『私たちにも、似たような感情はあると思います』
「そして彼らは知らないものに近寄ろうとせず、それがなるべく自分たちの下へ来ないように遠さげようとする。我々はその手助けをしている』
『奴らも?』
「奴らは大衆が知らないものを滅ぼすことで大衆から恐怖を取り除く団体だ。そして我々は大衆が知らないものを護ることで大衆を恐怖から引き離すのだ。方法は正反対だが、守るものが多くの陸の人間たちってことは同じなんだ。そして同じ守る仕事なら、君たちのことだって護れた方がいいに決まっている」
『それは心から同意します。ですが、貴方がたの考え方だと、私たちと陸の人々とは…』
「ううむ。残念な話だが、我々と君たち海の民が友好条約を結んだ後も、陸の全人類と海の全人類とが直ちに交流を開始できるわけではないことは事前に断っておかなければならない」
『それは私たちに対する恐怖のためですか』
「必ずしもそれだけではない。君たち海の民の眼が我々陸の人間に向くのは、我々の眼が海へ向くよりも早かった。陸の人間の大多数は、考えたり悩んだりして生きているような命は地球上に自分たちしかいないと固く信じていて、今でも君たちの存在を予想だにしていない。我々は君たちよりも技術面・精神面の双方で遅れている。だから、陸の人間すべてが君たちを受け入れる態勢を整えるまでには、もう少し時間が必要になるだろう」
『では、その時間が過ぎた後には』
「その時には真に君たちと共に歩むこと、泳ぐことができる時代がやってくるだろう。同じ人間としてね」
『ええ、私たちもその時が来ることを楽しみにしています』
「ああ。まず我々がやるべきことは、君たちの街の復興を支援することだな」
『皆様の御力添えに海よりも深く感謝いたします。そしてゆくゆくは、海と陸、お互いが相手に対する恐怖を克服し、共に暮らせる世界が来ることを祈りましょう』
「ありがとう。またいつか君と出会えますように」




『本日も興味深いお話を教えて下さりありがとうございます。思えば貴方がたと交流を始めてから長い月日が経ちました』
「会場の用意をして下さいましたウズシオ市長のご厚意に深く感謝いたします。我々は少しずつ皆様の下に近づきつつあります」
『ええ、私たちのことを知り、交流してくださる陸の人々が増えているのは喜ばしい限りです』
「ええ、思えば、貴方がたと邂逅してから今までも数多くの事件がありましたね」
『そうでしたね。私たちは貴方がたと出会ったことで、地球とは恐ろしい神々がたむろする世界であったことに気づきました。貴方がたと出会えていなかったら、間違いなく今までのどこかの時点で私たちは滅びていたでしょう。貴方がたは陸の人間を守るために活動しているとお聞きしていましたが、今では私たちもすっかり守られる側です』
「ありがとうございます。世界を滅ぼそうとするような脅威は陸にも、海にも数え切れないほど多いです。それでも我々は飽くなき研究によって脅威を乗り越え、どうにか今まで上手くやれているのだと考えています。しかし、我々は常に海溝のように深い闇の中にあります」
『多くの民衆が、自分たちが信じていた世界が実際はどういう存在だったのかに気づきつつあります』
「ええ。海の中では、陸上よりも遥かに早く情報が伝わるということは我々も周知しています。その中に海の方々を怖がらせるような話が含まれているのであれば申し訳なく思います」
『初めて貴方がたと出会った時、皆様は大衆を恐怖から遠ざけることを仕事としていたと記憶しておりますが、現在はどうなさっているのでしょうか?』
「今もその仕事は変わらず続いています。未知とは恐怖であり、大衆には恐怖から遠ざかる権利がある。もっとも、大衆の科学技術も少しずつではありますが進歩し、昔より遥かに多くのことを我々の介入なしに知り得るようになりました。いずれ、大衆が恐怖を覚える未知の範囲は今より狭くなることでしょう。その時は、貴方がたとの交流のあり方もより発展した素晴らしいものに更新されるでしょうね」
『私は一刻も早くその日が来ることを願ってやみません。…未知への恐怖、ということで、一つお聞きしたいことがあるのですが、宜しいですか』
「ええ、私は構いませんが…」
『貴方がたと邂逅してから長い月日が経ちました。私たち海の民が貴方がた陸の住人と末長い交友の歴史を紡いでいくことは疑いありません』
「我々もそれを心より願っております」
『しかし…しかし、私はもはやそれを見届けることはできそうにありません。私は長生きしすぎました』
「なるほど。組織としての協力は永遠だとしても、個人としての付き合いの長さには限界があるのも確かです。私もいずれ、後任に立場を変わらなければいけない」
『海の民の命は、最後にはエビス神の下に還るという昔話があります。命は神から授かり、神へと還すものであると、古くから伝わってきました。私も子供の頃はそれを信じていました。しかし大人になってから、特に貴方がたと出会ってからはその信念が強く揺らいでいるように感じます』
「我々は世界の裏側に多くのものを見てきました。そして貴方もそうなのでしょう。無理のないことです」
『今の私にとって、命とは全くの未知です。私はこれからどうなるのでしょう?私の息子は?孫娘は?最近はそれが頭を巡って離れないのです。ああ、本当なら貴方に話すようなことではないのですが』
「ご安心ください。命の構造については、我々も貴方がたと全く違いはありません」
『そうおっしゃいますと?』
「ええ。“いのち”というものについて私はこう考えています。それは…」




「おじいちゃん、今日のお話も面白かった。もっとお話してよ」
『おやナルちゃん、今日はもうおねんねの時間じゃないかい』
「お話してくれないとねんねしないよ」
『そうじゃのう、じゃあ特別に、とっておきの話を聞かせてあげよう』
「たのしみ!」
『それじゃあ、今日はわしらを見守るエビス様の話を…』
「えー、おじいちゃん、その話は昨日ママにしてもらったよ」
『いやいや、あれは遠い昔の話じゃよ。おじいちゃんが生きてきた間に、あの話には続きができたんじゃ』
「ほんとに?」
『そうじゃ。わしがこの話をするのは初めてじゃからな。ナルちゃんが最初じゃぞ』
「わー、はじめてだって?すごくたのしみだよ」
『お話を始めようかの。えーっと、エビス様が陸の神々からお宝を手に入れて、それをわしらのご先祖様に下さった、ってところまで聞いたのかな?』
「うん」
『じゃあその続きからじゃな。おじいちゃんの代になってから、わしら海の民は未知の世界だった陸地に上がる方法を見つけたんじゃ』
「知ってるよ。その頃は陸に住んでた人と出くわして大変なことになってたって教えてもらった」
『うむ。それでも何とか持ち直して、わしらは陸に住んでいた未知の住人たちと仲良くなることができた。こう言うと簡単そうな話じゃが、実際これに軽く30年はかかっとるからな』
「おじいちゃんはとてもすごいよ」
『長生きすると色々な話が耳に入るもんじゃ。地上の住人たちはエビス様が下さったお宝について詳しく調べて、とんでもないことが分かった、とわしに教えてくれた』
「なになに?」
『エビス様のお宝にそっくりなものが、日本陸嶺のあちこちに埋まってるようなのじゃ。離ればなれでも全部ひとつながりで、もし全部見つけて合体させたら陸の神様のお宝の山どころか、神様そのものになるんじゃないか、って言われとる』
「えー!大発見じゃん。ワクワクするよ」
『それはとても嬉しいぞい。ナルちゃんは分からないものにワクワクしてくれる。誰にでもできるものじゃないぞ。わしと同じ才能があるな』
「それってすごいことなの?」
『そうじゃ。人間は少しでもわからないものは凄く怖がるものじゃ。分からないものを遠くに押しとどめようとするために、陸の人間は色んな冒険をした。そしてわしも少しだけ真似をしてみた。じゃが、これを話し始めたら明日の朝どころか、来月の今日の朝までかかるじゃろうな』
「えー、ほんとに?」
『そんじょそこらの昔話とはわけが違うぞよ。それはともかく、陸の神様のお宝と言われてるものについて、陸の住人たちは一つの考えをまとめたんじゃ。このお宝は“いのち”である、とな』
「いのち?それってお金より大事なものなの?」
『あー、わしも同じことを思ってたことがあったのう。“いのち”、これはわしらがわしらであるために必要なものじゃ。この街を囲むエビス様の山から生まれ、30年、40年、50年と生き、終わるときには山へと還る。この一つの流れが必要なんじゃ』
「どうして?」
『生きる中で自分が見て、聞いて、感じたことをな、次の子供へと伝えていくことができるんじゃ。わしが今ナルちゃんに話してるようにの』
「そうすると、何がいいの?」
『わしにもばあちゃんがいて、ばあちゃんから母さんへ、母さんからわしへ、わしからナルちゃんのパパへ、そしてナルちゃんへ。あるいは、わしと共に働いてきた数え切れないほどの仲間たち。その全員が自分の経験、見て聞いて知ったことを他のみんなに伝えてきたのじゃよ。一人では分からない問題も、みんなで力を合わせればいつかは分かるのじゃ。そのためには一人一人の持ち時間が多すぎたらいかん。“いのち”はわしらの持ち時間を決めてくれるのじゃよ』
「うーん、そうなのかな」
『ナルちゃんにも分かる時がきっと来るはずじゃ。わしらが陸の住人と仲良くなれたのは、陸の住人も“いのち”を持っていたからなんじゃないか、と最近は思っておる』
「陸の人間もエビス様の山に還るの?」
『それは、あー、場合による。わしと一番仲が良かった人はな、自分は天から命を授かり、天へと命を還す、って言ってたのう。陸の人はどこから来てどこへ還るかはバラバラじゃが、とにかくどこかから来てどこかへと還ることはわしらと全く同じじゃった。わしはそれを知って、わしが何故“いのち”を理解する必要があったのかが分かった気がした』
「どこかに還るのって、怖くない?還った後どうなるかは誰も分からないんでしょ」
『それはのう、人生で一番大事な悩みかもしれん。わしはつい最近までは怖かった。でも今はもう怖くない』
「どうなるか分かったから?」
『いや、今でも分からん。でも、わしには後を託せる人が沢山いる。わしに分からなかったことを、いつか分かってくれる人がいる。海にも、陸にも。それだけで十分なんじゃ』
「うーん、とにかく、“いのち”は大事ってことなんだね」
『ああ、今はそれでいい。いずれもっと深いところまで、自分で知る時が来るじゃろうから』
「考えすぎて眠くなってきちゃった。次は冒険のお話を聞かせてね」
『うむ、そうじゃな。今度は朝になるまでお話してあげるからな』
「待ってるよ。おやすみなさい」
『おやすみ、可愛いナルちゃん』

『この子の人生にエビス様の加護があらんことを。…そして、海と陸に暮らす、地球に暮らす命すべての加護があらんことを…』



[下書きここまで]

使用したオブジェクト(一部)

表したいテーマ

  • ひとりの海の民の生涯を通じて、「強大な神格」「未知なる人類」「命の在り方」に対する恐怖と畏敬を書き出したかった。

    • _


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