だれかのアパート
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの入り口は常に施錠してください。 SCP-XXX-JPの扉にダミーのドアノブを取り付けてください。

説明: SCP-XXX-JPは岐阜県██市内にあるアパートの一室です。SCP-XXX-JP内部の衣類の数が増減していることや家具が移動していることなどから、何者かが住んでいるとみられていますが、これまでにそのような実体は確認されていません。 探索記録-XXX-JP-7を参照してください。

SCP-XXX-JPの内部に人が入ると扉が勝手に施錠され、後述するSCP-XXX-JP-Aの消失から約5分経過するまでSCP-XXX-JPから出ることはできず、内部に人がいる間は鍵穴が消失するため外側から開錠することもできません。

SCP-XXX-JPに入ってから10分程度経過すると、扉の外側に人型実体(以下、SCP-XXX-JP-A)が出現します。SCP-XXX-JP-Aは出現後扉をノックし、内部にいる人に話しかけます。会話が終わるとSCP-XXX-JP-Aは消失します。SCP-XXX-JP-Aの外見はたいてい人間と変わりませんが、まれに頭部が人間以外の動物のものに置き換わっている場合があります。その場合SCP-XXX-JP-Aは発声能力を持たないためか、扉をノックした後SCP-XXX-JP内部の人に話しかけることなく消失します。

探索記録: 以下の記録は、SCP-XXX-JP探索の映像を文章化したものの抜粋です。

閲覧権限:承認済


探索記録-XXX-JP-1
2017/██/██実施


監督者: ██博士、エージェント██、エージェント██

探索者: D-XXX-001


<記録開始>

[扉が閉まり、施錠される音]

D-XXX-001: おい博士、これほんとに大丈夫なのか?勝手に鍵がかかって、部屋から出れなくなっちまったぞ?

██博士: 問題ありません。外でエージェントが2人待機してるので、何かあれば彼らがあなたを助けに向かいます。そのまま探索を続けてください。

D-XXX-001: まあ、閉じ込められた以上はやるしかないな。とりあえず、ぱっと見で目に付くのは・・・

D-XXX-001があたりを見渡す。

D-XXX-001: テレビ、エアコン、テーブル、ランプ、ベッド、クローゼット、冷蔵庫・・・ぐらいだな。

██博士: テレビは正常に動作しますか?

D-XXX-001がテレビの電源を付ける。画面には人間らしき実体が2体映し出されている。

D-XXX-001: 動いたぜ。見慣れない芸人が映ってるな。

<省略>

[扉をノックする音]

SCP-XXX-JP-A: すみませーん。

D-XXX-001: [小声で]お、おい博士!なんか来やがったぞ!返事してもいいのか?

██博士: かまいません。

D-XXX-001: [扉の外に向かって]はい、なんですか?

SCP-XXX-JP-A: あ、こんにちは!先日隣に引っ越してきた戸川です。引っ越しのあいさつに来ました!

D-XXX-001: あーすみません、この部屋の持ち主はまだ帰ってきてないのでまた今度来てもらえますか?

SCP-XXX-JP-A: ここに住んでいる方の友達ですか?だったら、明日また同じ時間に来るので伝えておいてもらえませんか?

D-XXX-001: わかりました、伝えておきます。

SCP-XXX-JP-A: ありがとうございます!それではまた。

[SCP-XXX-JP-Aが消失する]

D-XXX-001: ふう、うまくやり過ごしたぜ。

██博士: あなたってあんなに丁寧に話せたんですね。

D-XXX-001: まあな。これでも元社会人なんだぜ。

<以下省略>


閲覧権限:承認済


探索記録-XXX-JP-4
2017/██/██実施


監督者: ██博士、エージェント██

探索者: D-XXX-001


<省略>

[扉をノックする音]

D-XXX-001: うぃっす。

[数秒沈黙]

D-XXX-001: こんにちはー?

同様の呼びかけを数回行うも返答がない。

D-XXX-001: 返事がないな。

[D-XXX-001がドアスコープを覗く。]

D-XXX-001: うわ、博士、コイツすごいぞ!頭が犬なくせして胴体は人の形してやがる!面白れぇ!

██博士: その映像をこちらに送れませんか?

[D-XXX-001がカメラのレンズをドアスコープに押し付ける。カメラには、先程D-XXX-001が述べたような実態が映し出される。]

D-XXX-001: こうか?


閲覧権限:承認済


探索記録-XXX-JP-5
2017/██/██実施


監督者: ██博士、エージェント██

探索者: D-XXX-001


<省略>

[扉をノックする音]

SCP-XXX-JP-A: 大家でーす。そろそろ家賃払ってほしいんだけど。

D-XXX-001: ごめん大家さん、まだ金ないんだわ。来月はちゃんと払うから、ね?

SCP-XXX-JP-A: そのセリフはもう4回ぐらい聞きました。ていうかキミ最近ここ来てないんだし、アパート解約しちゃってもいいんじゃないの?

D-XXX-001: え、そうなの?

SCP-XXX-JP-A: 「そうなの」ってなんですか「そうなの」って。キミがその当事者でしょ。もしかして強盗とかそういう系?よくよく聞いてみると声も若干違うね。

D-XXX-001: ま、まあ、いろいろあったもので……

SCP-XXX-JP-A: キミ弁明ヘタすぎだよ。警察呼びたいけどめんどくさいな…… まあ、そのうちどうにかなるか。

SCP-XXX-JP-A: ここの人は「変わってる」って噂だし。

[数秒沈黙]

D-XXX-001: ちょっと待て、「変わってる」ってどういうことだ?

SCP-XXX-JP-A: さあ?自分で確かめてみたら。

[SCP-XXX-JP-Aが消失する。]

D-XXX-001: 博士、俺ひどい目に遭うのはこりごりだからな。

<以下省略>


閲覧権限:承認済


探索記録-XXX-JP-7
2018/██/██実施


監督者: ██博士、エージェント██

探索者: D-XXX-001


<記録開始>

[扉が施錠される音]

D-XXX-01: 今日はやけに寒いな…… エアコンでもついてるのか?

D-XXX-001がテーブルに置かれていたリモコンを手に取り、確認する。

D-XXX-001: やっぱりだ。電気代もったいないだろ……

██博士: やはり、何者かがここで生活をしているのかもしれませんね。

D-XXX-001: そうだな。

[扉が開錠される音]

D-XXX-001: は?早くね?

██博士: 念のため、カメラを扉のほうへ向け続けておいてください。

D-XXX-001が振り返り、扉を注視する。

[数秒沈黙]

SCP-XXX-JPの扉が開かれ、SCP-XXX-JP-Aがカメラに映される。SCP-XXX-JP-Aは黒いもやに覆われており、その全体像を把握することはできない。

D-XXX-001: なんだ、あんた!

SCP-XXX-JP-A: あの….. あなたこそ、何者ですか。ここ私の部屋なんですけど。もしかして、空き巣ですか?

SCP-XXX-JP-Aが笑みを浮かべる。

D-XXX-001: ああ、すみません!今すぐ部屋から出ます。別に強盗だとか、そういうのじゃないんです!どうかここは見過ごしてください!すみません!

SCP-XXX-JP-A: 大家さんから「あなたの部屋に変な奴がいる」と聞いたので久しぶりにこちらへ帰ってきましたが、まさかこんな早く会えるとは。午前中にオートロックのシステムを直した甲斐がありました。お会いできて、うれしいです。

SCP-XXX-JP-Aがカメラの画面から外れる。それと同時にD-XXX-001が地面に倒れこみ、カメラは再びSCP-XXX-JP-Aの足を映し出す。カメラはSCP-XXX-JP-Aが纏っていたもやで覆われる。

SCP-XXX-JP-A: 勝手に人の部屋に入ってきた、あなたが悪いんですから。

SCP-XXX-JP-A: 私があなたに何をしても、文句は言わないですよね?

[扉の開閉音]

この後、カメラの電源が切れるまでD-XXX-001が回復することはなく、SCP-XXX-JP内部の床と、黒いもやの映像が記録されるのみであった。

<記録終了>


特記事項:


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利用ガイド

  1. portal:nutbox ( 04 Jun 2018 12:59 )
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