「転校生」

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの収容は事実上不可能です。しかし、発生を予測し、抑制することは可能です。財団は東京都██区および████中学校の運営に介入し、SCP-XXX-JPの発生を最小限に抑えてください。

現在、入学式当日以外での発生を予測し防ぐことは不可能です。被害を最小限に抑えるため、全ての中学校に監視を置き、SCP-XXX-JPが発生した中学校に在籍している中学生全員を、クラスA記憶処理を施したうえで迅速に他の中学校へ転校させてください。

説明: SCP-XXX-JPは東京都██区にある、毎年4月8日に入学式を行う████中学校で確認された異常現象で、「転校生」として発生します。SCP-XXX-JPの数は不特定多数で、クラス人数が30人未満のクラスがある場合、30人になるように加えられます。よって、元のクラス人数が少ないほどSCP-XXX-JPの数は増加します。また、SCP-XXX-JPの発生及び生徒の死亡は入学式以外の日にも起こります。SCP-XXX-JPの数がどれほど多くても、生徒、教師、保護者は不自然に感じることはありません。

追記: SCP-XXX-JPは、発生した中学校で生徒がいなくなると他の中学校へ伝播します。伝播した中学校はSCP-XXX-JPの発生前は判別できません。

SCP-XXX-JPについて分かっているのは名前のみで、201█年の入学式で38体という異常な数が発生したにも関わらず生徒、教師、保護者はこの事を不自然に感じることがなかったため、████中学校を調査した結果SCP-XXX-JPの異常性が発覚しました。

事案1: 財団は201█年4月13日、1年2組のSCP-XXX-JPを4体収容しました。収容されたSCP-XXX-JPは、質問に対して自身の名前しか答えませんでした。翌日、収容した4体とは異なるSCP-XXX-JPが1年2組に4体加わると同時に収容していた4体が消滅しました。この後計2回収容を試みましたが、結果は変わりませんでした。したがって、SCP-XXX-JPの収容は不可能と判断しました。

事案2: SCP-XXX-JPの発生を抑えるため、201█年度の入学式が行われる前に、各クラスの人数を30人ずつになるように調整しました。結果、各クラスで一人ずつが4月8日の朝8時までに事故や事件に巻き込まれ死亡する事案が発生し、SCP-XXX-JPが各クラスに一人ずつ加えられました。ちなみに、死亡した生徒に共通点は見られず、計9人が死亡したことについて生徒、教師、保護者は一般的な反応を示す他、この事について不自然に感じることはありませんでした。次年度、財団は全クラスの人数を29人ずつになるように調整することで、入学式前の生徒の死亡を防ぐことに成功しました。以上から、SCP-XXX-JPの目的は「クラス人数を増やすこと」ではなく「クラス人数を30人に維持する」ことだと考えられます。

事案3: 201█年6月16日、各クラスが30人ずつであるにも関わらず1年1組に6体、2年2組に3体、2年3組に1体、3年3組に5体の計15体のSCP-XXX-JPが加わりました。翌日、█████線にて電車の脱線事故が起こり、乗車していた15名の生徒を含む██名が死亡しました。死亡した生徒のクラスごとの内訳はSCP-XXX-JPの数と一致していました。また、4月8日以外でのSCP-XXX-JPの発生およびそれに伴う生徒の死亡はこの他にも6件確認されています。多くの生徒が死亡したことについて他の生徒、教師、保護者は一般的な反応を示す他、この事について不自然に感じることはありませんでした。

以上より、SCP-XXX-JPは、入学式以外の日にも発生する他、30人のクラスにも加わり、それに伴い生徒が死亡することで再び30人へ調整されることが分かりました。

事案4: 201█年10月7日午前10時、修学旅行へ行っていたSCP-XXX-JP6体を含む2年生90名及び4名の教職員を乗せた大型バス2台が玉突き事故を起こしSCP-XXX-JP以外の全員が死亡しました。3時間後、2年生の各クラスが30人ずつになるように「転校生」が加わりました。2年生が「転校生」のみになったことに関して他学年の生徒、教師、保護者はこの事について不自然に感じることはありませんでした。

調査の結果、198█年に廃校となった██県にある██中学校に、SCP-XXX-JPと同様の名前の生徒が在籍していたことが判明しました。現在239体のSCP-XXX-JPが██中学校の生徒の名前と一致していることが確認されました。当時、██中学校には各クラス30名の合計270名が在籍しており、その全員が原因不明の集団自殺により死亡しています。

補遺1: 201█年度の入学式が始まるまでに、生徒、教師全員に記憶処理を施したうえで他の中学校へ転校、転勤させました。その後、入学式にてSCP-XXX-JPが各クラスに30体ずつ加えられましたが、入学式終了後全てのSCP-XXX-JPが消滅、以降、████中学校にSCP-XXX-JPは発生していません。監察を継続するとともに、次年度の入学式でSCP-XXX-JPが発生しなかった場合、Neutralizedクラスへの変更を申請します。

補遺2: 201█年、████中学校にSCP-XXX-JPは発生しませんでしたが、██県にある█中学校の入学式にて、9体のSCP-XXX-JPの発生及び██名の生徒の死亡が確認されました。SCP-XXX-JPの異常性は他の中学校へ伝播することが判明しました。3つの中学校に関連性は見られないことから、SCP-XXX-JPが発生する中学校は完全に無作為であると考えられます。


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