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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト‐81██の厳重に施錠された中脅威度物品保管ロッカーにて常温保管されます。監視カメラを設置し、24時間監視してください。SCP-XXX-JPを視認する必要がある場合は██研究員に協力を要請するか、セキュリティクリアランスレベル3以上の担当者に許可を得た後視認から3分以内にBクラスの記憶処理を施してください。SCP-XXX-JPの異常性を確認する実験は、研究主任に申請書を提出すればDクラス職員を用いて行うことができます。SCP-XXX-JPの内容物の残量を鑑みてSCP-XXX-JPを消費する実験は凍結されました。SCP-XXX-JPを用いた実験はオブジェクトの視認にとどめてください。現在SCP-XXX-JPの亜種の捜索が全国で進められています。
説明: SCP-XXX-JPはそれぞれ赤色と青色のラベルが付いた金属製チューブに入った、一対の青色と赤色の水彩絵の具です。SCP-XXX-JP同士が3m以上離れると即座に一方が消失し、もう一方の隣に出現します。この現象のメカニズムは解明されていません。ラベルには「███watercolors(色名)」と表記されており、成分解析の結果SCP-XXX-JPの内容物は███社製の一般的な児童用12色水彩絵の具と一致することが判明しました。同一製造ラインの製品の調査が行われましたが、一部データが陥落しており正確な結果は得られていません。
SCP-XXX-JPの異常性は、対象がそれを視認した際に発現します。SCP-XXX-JPを視認すると、対象の赤色と青色に対する認識が反転します。この異常性は発現から3分以内のBクラス記憶処理によって取り除く事が可能であることが、Dクラスを用いた実験により判明しています。発現から3~5分経過した場合対象の認識がどう変化していくのかは、その異常性を被曝者以外確認することが出来ないため明らかになっていません。
SCP-XXX-JPは██小学校4年█組の図画工作の授業中にSCP-XXX-JPを使用した生徒の描いた絵の色調が不自然であることを指摘した担任と生徒の保護者が口論になり、学校内での騒動に発展したことで財団の興味を惹きました。
SCP-XXX-JPは当該生徒の道具箱から回収されましたが、外箱を除きSCP-XXX-JP以外の絵の具は一切見つかりませんでした。その後行われた調査により、生徒の保護者や生徒と隣接する席に座っていた他の生徒は、絵の具の開封作業を視認することによってSCP-XXX-JPに曝露したと結論付けられました。担任を含め当該生徒の絵を視認した全ての関係者にカバーストーリー“個性的な配色”を流布し、Bクラス記憶処理を施しました。
当初SCP-XXX-JPはAnomalousアイテムとされる予定でしたが、後述する実験の実施後実験に携わっていた██研究員の行動に強い異常がきたされていることからSafeクラスオブジェクトに指定され、特別収容プロトコルに実験後記憶処理を施す旨が追加されました。
以下はDクラス職員を用いたSCP-XXX-JPの実験記録です。
補遺2:全ての実験が完了した█日後、██研究員が実験準備室内でカッターナイフを用いて頻繁に自傷行為を行っていることが判明しました。██研究員は鎮静剤を投与され、その後行われたインタビューに応じました。
対象: ██研究員
インタビュー内容: 自傷行為を行った理由、SCP-XXX-JP曝露後の自身の状態について
<録音開始>
███博士: 何故今回のような行為に走ったのですか。
██研究員: …すみませんでした。
███博士: あなたは以前からSCP-XXX-JPに曝露していますね。それと何か関係があると思いますか?
██研究員: SCP-XXX-JPの内容物を…補充しなくてはならないんです。絶対に、補充しなくてはなりません。
███博士: SCP-XXX-JPを消費する実験は既に凍結されていますが…?
██研究員: 赤色のチューブの内容物2が不足しているんです!ぜんぜん足りてないんですよ!今すぐに補充させて下さい…頼みますから…
███博士: ██研究員、これ以上の鎮静剤の投与はあなたの体調に関わります。冷静にインタビューを受けてください。
██研究員: 僕は…僕は青い海を描きたいんです…博士の中にも青色が流れているでしょう、綺麗な青色でしょう…?分けてくださいよ!足りないんです!
███博士: 如何なる場合でもあなたの行為は許されません。██研究員の異動を命じます。Aクラス記憶処理の手配をお願いします。
██研究員: 博士、博士…赤色のチューブの中身が…
███博士: インタビューを終了します。
<録音終了>メモ: SCP-XXX-JPには青色のチューブの内容物を補充することに固執させる異常性もあるのだろうか。██研究員は一体何色の血を見ているのだろう…色とは絶対的なものでは無いのかもしれない。‐███博士
追記: 実験XXX-JP-1の被験者であるD-8523311をはじめとする記憶処理を施さなかったDクラス職員に同様の現象が発現する可能性を考慮し、当該Dクラス職員は終了されました。
補遺3: 20██年█月█日、事案XXX-JPが発生しました。この件を受けて財団はSCP-XXX-JPと類似した特異性を持つ個体が██組存在する可能性、またそれにより将来的に色彩の概念に大規模なずれが生じる可能性が高いと判断し、SCP-XXX-JPをEuclidに再分類しました。
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- portal:3820628 (02 Jun 2018 01:16)
読点が少ないので、所々読んでいて息のつまる箇所があります。読点で一拍置くことを意識して音読し、息が苦しいと感じたら読点を入れてみると良いです。
内容についてですが、単に亜種が出て捜索の必要性が浮上した。また、個人個人の色の感じ方に少し触れる という程度では少しパンチが足りないかなーと思いました。
片方だけ視認するとどうなるのか、色盲の人が視認するとどうなるのか等、掘り下げられる点はまだ残っていると思います。個人的には、2,3分経つと違和感を覚えなくなるという異常性は削ってしまった方が、読者の嫌悪感を揺さぶれる構成になるんじゃないかと思います。
全体的に句読点を追加しました。少し読みやすくなったでしょうか。
ご指摘を頂いた3点につきましては訂正いたしました。実験記録を3つ増やしましたが…少し多すぎる気もします。削っても問題ない部分があればぜひご教授願いたいです。
2、3分後に違和感が無くなるという点についてですが、
拝読しました。率直に申し上げると異常性オブジェクトとしての面白みが膨らませきれていないなと感じました。
個人的な考えかもしれませんが、実験記録の折り畳みはあまり多くない方が良いです、折り畳みを開かせるのは意外と読者に負担を与えてしまい、読みにくさを感じさせてしまうので。隠す必要性も薄いですし、5つに分ける必要性もありません。あまりに長くなり読みづらくなるなら別ですが、この程度の長さならば分けずに一つの折り畳みにするなどした方がよいと思います。
さて、内容についてですが、説明のセクションだけでオブジェクトの特異性が全て説明されており、実験記録を読んでも新しい事実などが表れてきていません。そのため非常に平坦な印象を受けます。そして何より単に色に関するクオリアをひっくり返されるというだけではちょっと物足りないですね。発見時の状況などでもう少し読者に記事を印象づけてやる必要があります。色が異なって見えることによる齟齬をより強く印象付けるように起承転における”転"を工夫してみましょう。パッと考えられるのは血の色である赤と青を混同することによる事件性の付与などでしょうか。この案についても単にスプラッタ展開にするだけではやはりインパクトが足りないので、もう少し発展させる必要があると思いますが。
オブジェクトの異常性自体は現状から変更する必要はないということで良いのでしょうか。
実験記録につきましては
内容が平坦にならないよう収容経緯を中心に改稿してみますね。赤色に関係するオブジェクトですから、血液にまつわる内容を盛り込むというアイデアはぜひとも使用したいです!うまくひねりを加えられるかが不安ですが…
実験記録の内容やインタビュー記録を一部削除し、研究員が赤色の絵の具を補充することに固執するという異常性を付け加えました。
タイトルの見直しに伴い事案XXX-JPのオチを変更しました。
このまま投稿する上での問題点があればよろしくお願いします。