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るてるて坊主って知ってます?
てるてる坊主を逆さに吊るしたものです。効果も逆で、雨を降らす為のものです。勿論そんなのに科学的根拠があるなんて思っていませんよ。でも、私は効果がある事を知っています。
あれは私が8歳ぐらいの頃でしょうか。その日は土砂降りで、天気予報では明日もこの調子だと言っていました。次の日は遠足だったので、私はギャンギャン泣き喚きました。そんな私を見かねて、母はてるてる坊主を作ってくれたのです。そして、こう言いました。
「泣いてばかりいたら、涙が雨になっちゃうよ」
それを聞いて、私はなんとか涙を堪えました。まぁ、結局次の日は雨だったんですけどね。
それから数年後の運動会前日、私はなんとか雨が降ってくれないかと願っていました。私は運動が苦手で、運動会なんて中止になってほしかったのです。そんな時に思い出したのが、母の言葉でした。裏を返せば、るてるて坊主を作っていっぱい泣けば雨が降るのかもしれない。ダメ元で試してみました。
翌日、雨が降りました。前日にはそんな気配はなかったのに。
それも1度ではありません。何回か試してみましたが、その全てで雨を降らせる事に成功しました。そして私は確信したのです。このおまじないは本物だ、と。
一昨日は体育祭の予定だったんですよ。私はクラスで嫌がらせを受けていましてね、物を隠されたり、服を脱がされる事もあったけど、私の運動オンチに対する嘲笑は特に酷かった。観客が沢山いる中でそんな目に合うのは絶対に嫌でした。でも、何故でしょうね?最近涙が全然出ないんですよ。とっても泣きたいのに。とっても苦しいのに。
雨を降らせるには、るてるて坊主と涙の両方が必要なんです。だから、どうしても涙を流す事が必要だった。だから、私は弟に協力してもらう事にしました。弟はまだ赤ちゃんだから、簡単に泣くだろう、と。でも、弟はその日に限ってとても機嫌がよかった。私が怖い声を出しても、笑ってばかりでした。
だから、私は弟を背負ったままシャワーを浴びました。暑苦しい日でしたしね。弟は沢山泣いてくれました。私は満足して、弟を背負ったままるてるて坊主に祈った後、弟を再びベッドに寝かせてあげました。
ねぇ、刑事さん。死なせるつもりはなかったんですよ。
…もう雨が降り続けて3日になるんですね。
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批評していただきたい点
・明らかにおかしい言葉遣いがあるか
・「依談」の枠に収まるかどうか
・その他、アドバイス等
執筆活動はこれが初めてで、至らない点があるかと思いますが、何卒宜しくお願い致します。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7283760 (11 Dec 2021 13:51)
拝読しました。私個人は結構好きな話でしたが、人によってかなり評価が分かれる内容だろうとも感じましたね。
「それSCP財団でやらなくて良くない?」というのは、ヒトコワを書く者にとって恒久的な課題だと思うのですが、この記事は少し人間に主題を寄せすぎてしまっているかなと感じました。自分勝手な願いのために弟を殺してしまう、という人間の恐ろしさが目立って、異常な存在の印象がかなり薄くなってしまっていると思います。またオチ自体も読者によっては予想されやすいものであるため、もう少し読者の意表を突く展開が必要かなと感じます。
個人的な改稿案なのですが、最後の2行の台詞を入れ替えてみるのは如何でしょうか。
こうすると「るてるて坊主」の異常性が引き立てられて終わるので、結構印象も良くなると思います。(あくまでも自分の勝手な意見なので、聞き流してもらっても大丈夫です。)
以上です。拙い批評ですが、参加になれば幸いです。
丁寧なご批評をありがとうございます。
「以上存在の印象が薄くなっている」というのは確かにそうだなと思いました。その上で、最後の2行を一部入れ替えるというアイデアは理に適ったものであると思うので、そこを踏まえた上で改良を試みようと思います。
好きな話だと言っていただけて光栄です。より良い作品になるよう精進します。
特にありませんでした。
依談がよくわからないのでこれについてはアドバイス出来ません。申し訳ないです。
上で
ashimine氏が述べているように異常存在の薄さは感じました。なんなら異常存在が一切出てこない怖い話であると言われても納得してしまいます。
しかし、無理に異常存在を強調しても話が壊れてしまいかねないのでそこらへんは難しいなと感じました。
話の本筋が分かりやすく面白いので私は現状でもUVを投じますが、評価はかなり分かれる気がします。他の方にも批評を受けた方が良いかもしれません。
ありがとうございます。今のところ、明らかにおかしい言葉遣いが出てきていないのは安心しました。UVと言ってくださり、本当に嬉しく思います。
ただ、私自身も賛否両論分かれるだろうなと思っており、もう少し案を練ってみようと思います。貴重なご意見をありがとうございました。
私事ですが、描写を言葉面通り受け取ると超常現象も起きず財団も登場しないというストーリーになるTaleを書きました。結果、それほど否定はされませんでした。このTaleの場合も超常現象と普通の日々の境目くらいにあるのでその点は文章が面白ければ問題ないと思います。
自分としては引っ掛かる部分がいくつかありました。
まずは高校生くらいの年代にしては語り口調が落ち着きすぎている点です。「服を脱がされる」のセンシティブさから男だと推測しますが、この年代の男性が「私」を口語の一人称としているのはあまりリアリティがありません。平凡な雰囲気を出したいのであれば一人称は「僕」か「俺」、それからもっと口調をたどたどしく書いた方が雰囲気が出ます。
次に弟の死んだタイミングです。シャワーをかけて泣いたまではいいですが、赤ん坊といえそれだけで溺死するかというと疑問が浮かびます。ちょっと柔すぎる気がします。加えて語り手がベッドまで寝かせていますが死んでいるなら気が付くはずです。死んでいないが気が付いていないフリをした、という表現ならそれが現状では伝わってきません。
雰囲気良くまとまっているので残るかもしれませんが、現状では感情とリアリティの書き込みが少なく勿体なく感じます。もっと語り手の異常さを出してほしいです。普通に考えて、自分が苦しまないために自分の弟を虐待してまで泣かせようとするでしょうか? それだけこの語り手の周辺環境は普通ではありません。なので、どうしてそこまでするに至ったかの心境をできる限り文字に起こしてみてください。
続けて状況の作り込みも必要だと思います。親のベッドからバレないように弟を盗んでくるとか、どういう距離感からシャワーの水を当て続けたとか、心境や異常者を書くに当たりそれを演出できる場面はたくさんあります。弟が泣かないことに焦燥感を抱いてどんどん行動がエスカレートしていくとか、そういった場面で弟を自然な形で殺すこともできるでしょう。このとき、状況の説明だけでなく感情も書き起こしてみてください。そっちの方は説明ではなく、心情を吐露するように書けるといいでしょう。
展開そのものではなく語り手の異常さに注力した方がヒトコワとしては面白くなると思います。
長文での批評ありがとうございます。一人称や口調についてはごもっともだと思いました。
弟の死についても、情報が少なくイメージしづらいものであったと反省しております。
その2つを修正した上で、「語り手の異常さ」を更に強調出来るように加筆してみようと思います。貴重なご意見をありがとうございました。
長文での批評ありがとうございます。一人称や口調についてはごもっともだと思いました。
弟の死についても、情報が少なくイメージしづらいものであったと反省しております。
その2つを修正した上で、「語り手の異常さ」を更に強調出来るように加筆してみようと思います。貴重なご意見をありがとうございました。
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Technical Moderator of SCP-JP
失礼致しました。お手数をおかけして申し訳ございません