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改行を使いすぎてしまったような気がします。もう少し減らした方が良ければ教えてください。
そもそも報告書としての完成度はどうだったか
よろしくお願いします。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JPの回収は困難と判断されたため、SCP-XXXX-JPが発見された洞窟を封鎖し、武装した職員2名が侵入を阻止します。SCP-XXXX-JPはサイト81██内の標準人型オブジェクト収容室にて収容されています。精神鑑定を受け,異常が見られなかった職員2名により入口は封鎖されます。また、日に2度、遠隔ロボットにより食事を支給して下さい。
説明: SCP-XXXX-JPは、外見が若い女性とよく似た人型実体です。両足首は、発見された洞窟内の地面と同化しており、あらゆる損傷を受けません。同化が発生する以前は直立二足歩行を行っていたことが分かっています。SCP-XXXX-JPは、██県 旧██村にて現地を訪れた財団エージェントにより発見されました。一般的な成人男性と同等の知能を持っており、日本語を用いてコミュニケーションを取ることが可能です。また、男性と性交を行うことにより子孫を残すことができます。妊娠期間は平均して40~55分と見られており、妊娠・出産その他生命活動に食事・水分を必要としていません。出産のためのエネルギーの起源は不明です。SCP-XXXX-JPの子のDNAは、父親のDNAと75パーセント一致します。
SCP-XXXX-JPの瞳を見た男性は、過度の興奮状態に陥ることがホルモン検査により判明しています。
補遺001:旧██村の住人である██氏へのインタビュー記録です。
対象: ██氏
インタビュアー: 知蛯田博士
付記: ██氏には強い訛りがみられたため、██氏の発言は標準語に変換されています。
また、██氏の精神状態が非常に不安定であったため、鎮静剤を服用しています。
<記録開始,19██/██/██>
知蛯田博士:それでは、今からインタビューを行ないます。よろしくお願いします。
██氏:ああ、よろしく。
知蛯田博士:それでは伺います。SCP-XXXX-JPに関して、知っている事を教えて下さい。
██氏:えすし…なんだ? あいつのことか。
(以後、██氏はSCP-XXXX-JPのことを“あいつ”もしくは“あの女”と呼称します。)
██氏:あいつが何なのか、俺たちは何も知らない。ただ、あれだ、あいつは幼い頃から男を欲情させてきたんだ。
知蛯田博士:詳しくお聞かせください。
██氏:初めてその話を聞いたのはあいつが3歳の頃だった。
あいつは親父に襲われた。親父は理性がぶっ飛んでいて、あいつを殺さんとする勢いで襲いかかったらしい。
そして母親が親父を殺した。殺すしか止めようがなかったそうだ。
親父を庭に埋めた母親は何事も無かったかのように娘を育てた。
だが庭には人間が埋まってるんだ。いくらなんでも不衛生だ。2年後には病にかかって死んだよ。
あいつは天涯孤独になった。
だが、すぐに引き取り手が見つかった。
あいつは岡の一人息子の太一のところに預けられた。
そしたらその夜だよ、息子が生まれた。
5歳の娘っ子が一晩で子を産んだんだよ。
村のみんなは度肝を抜かれた。昼間までは何ともなかったからな。太一は、突然あの女の腹がでっかくなって、1時間も経たんうちに子が産まれたって言ったんだ。村のみんなは誰も信じなかった。夢だと思った。
だが、どんどん子が産まれた。毎日2、3人は産まれた。そんなに沢山の子供を育てることなんて、誰にもできっこなかった。
あの女は子供を産むのに飯をあんまり食わなかったが、子供はただの子供だ。飯を食わなきゃ、死ぬんだ。
俺たちは死体を埋める穴を掘った。肉が詰まった穴だよ。そこに火をつけて処分していた。
太一は別に何も考えていなかっただろうな。ああ、もったいねえ。
村は死臭でいっぱいになっていった。
作物も育たなくなった。病気が流行って、狩りにも出れなくなった。それに、俺たちは皆であそこに骨を埋めるって決めてるんだ。村から出る気持ちなんて微塵もなかった。それでも俺たちは人間だ。飯を食わなきゃ、死ぬ。
それでだ。
[15秒の沈黙]
なあ、本当に言わなきゃならねえのか?
知蛯田博士:お願いします。
██氏:[10秒の沈黙]
最早…やっぱり…俺たちは、人間じゃないのかも知れんな。
俺たちは食えるものを探し続けた。
ある日だ。もう何回目かも分かんないが、死体を燃やしてた時、誰かが言ったんだ。
「肉だ」ってよ。
俺たちは、多分もう、まともじゃなかった。毎日何度もあいつを襲った。食料は自分で調達するもんだからな。
病に侵されて足腰が立たなくなっても、どこから流れてきたかも分かんねえ梅毒に苦しんでも、死ぬことに比べれば大したことはねえ。俺たちは喰らって、食らって、生き続けた。
俺たちにとって、あの女と婚姻関係にあった太一は邪魔以外の何者でもなかった。
太一を殺し、あいつが逃げられないように洞窟の奥に閉じ込めた。
不思議な話だが、気が滅入ることは無かった。あいつの目を見ると、そういう気になった。
だが…いや、だからか。俺たちはあいつを人間として見てねえ。
あいつを洞窟に押し込んで少し経った頃だ。
あいつの足首が地面と引っ付いた。奇妙な話だろ?
だが、俺たちがあいつが人間じゃねえって確信するにはそれで十分だった。そうだろ?
[██氏が室内を見回す。]
[10秒の沈黙]
ああ、もう話すことなんてねえよ。
[7秒の沈黙]
腹が減ったなぁ。
知蛯田博士:分かりました。ではこれでインタビューを終了します。お疲れ様でした。
<記録終了>
補遺002:SCP-XXXX-JPへのインタビュー記録です。
対象:SCP-XXXX-JP
インタビュアー:エージェント██
付記:SCP-XXXX-JPは精神的に不安定な状態でしたが、鎮静剤を飲むことを拒否しました。
また、SCP-XXXX-JPは男性に対して強い恐怖心を持っているため、インタビューは女性職員が行います。
<記録開始,20██/██/██>
エージェント██:では、今よりいくつか伺いたいと思います。
SCP-XXXX-JP:は、はい。
エージェント██:まず、あなたの両脚が地面と同化した経緯を教えてください。
SCP-XXXX-JP:はっきりとは分かりません。気がついたら足が動かなくなっていました。そのせいで逃げることも出来なくて、毎日毎日…[泣き声]
エージェント██:そうですか。ですが安心してください。我々の管理下にある限りここに侵入者は立ち入れません。
SCP-XXXX-JP:そう、ですよね。すみません。取り乱してしまって。
エージェント██:構いません。やはり鎮静剤を服用された方が良いのでは?
SCP-XXXX-JP:いえ、もう大丈夫ですので。
エージェント██:分かりました。では次の質問に移ります。
あなたは空腹にはならないのですか?
SCP-XXXX-JP:空腹…いいえ、そんな感覚はとうの昔に忘れました。
エージェント██:昔は飲食をしていたということですか?
SCP-XXXX-JP:本当に昔ですけどね。もう、好物が何だったのかも、いつからお腹が空かなくなったのかも覚えてません。
エージェント██:なるほど、分かりました。あなたが今までに産んだ子供のことについて話すことはできますか?
[15秒間の沈黙]
SCP-XXXX-JP:あの子たちのことを…あなたは…私の子供と呼んでくださるのですね?
確かに私は…想像を絶するような痛い思いをして産みました。
でも、私は…あの子たちのためには何もしてあげられなかった。名前さえも付けてあげられなかった…。[すすり泣く声]
エージェント██:確かにそうかも知れません。ですが…[10秒間の沈黙] 今この瞬間だけは、財団職員ではなく、1人の女性として発言することをお許しください。
例えどんなことがあっても、あの子たちを産んだのはあなたです。あなたはあの子たちの親です。確かに、信じ難いような辛い出来事だったでしょう。ですが、あの子たちが拠り所にできるのはあなただけです。それこそがあなたがしてあげられることでしょう?
[SCP-XXXX-JPの慟哭]
エージェント██:では、最後の質問です。
[10秒間の沈黙]
あなたは、もしここから出られたら何がしたいですか?
SCP-XXXX-JP:そう、ですね。きらびやかな街の、カフェに行ってみたいです。
エージェント██:[無言で頷く] ありがとうございました。ではこれでインタビューを終わります。
<記録終了>
私は、財団職員として失格です。それでも、彼女 SCP-XXXX-JPは、あまりにも可哀想ではありませんか。今回の罰は深く受け止めます。しかし、私が引き続きあの少女の担当になることをお許しください。───エージェント██
知蛯田博士より伝達 |
エージェント██の行動、及びエージェント██を制止しなかった██補助研究員には問題があるとし、両名に2週間の自宅謹慎を命じる。 |
事例XXXX-JP-001: 20██/██/██、
SCP-XXXX-JPの監視にあたっていた職員2名が元現地住民█名の襲撃事件により死亡しました。事態に気づいたフィールドエージェント2名が取り押さえましたが、既にSCP-XXXX-JPは妊娠していました。
この元現地住民が精神的に不安定な状態にありかつ、強い禁断症状がみられた事から、SCP-XXXX-JPの異常性には強い依存性があると考えられます。
追記: 事例XXXX-JP-001が原因となりSCP-XXXX-JPが出産した男児の血液中には多量のメタンフェタミンが含有されていました。
現在、詳しい依存の原因を調査中です。
事例XXXX-JP-002: 20██/██/██、SCP-XXXX-JPの異常性を受けた経験のある元現地住民██人が突如死亡する事態が発生しました。
全ての死因は栄養失調です。
特筆すべき点として、事例XXXX-JP-002 の際に死亡した男性全員の性器の根元から両足先にかけて未知の植物の根が張り巡らされていました。
同年、SCP-XXXX-JPの足首より下の組織が発現しました。
これにより二足歩行を行うことができるようになり、当該オブジェクトは即座に確保されました。検査を行った後、現在はサイト81██内の標準人型オブジェクト収容室にて収容されています。また、検査の結果SCP-XXXX-JPには軽度の糖尿病の症状がみられています。
SCP-XXXX-JPは収容されて以来、少量の食事・水分を必要としています。
本文終わり
Tags(予定)
euclid jp scp 人間型 植物 寄生 自我 捕食 眼
ページコンソール
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史
任意
任意A任意B任意C
ERROR
The Musibu-wakaru's portal does not exist.
エラー: |
Musibu-wakaruのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。 |
利用ガイド
*初投稿のため、Wikidot構文を完璧に理解しているとは言えません。全力で挑んだことは確かですが…
なのでここはこういう構文が好ましい!というのがあったら是非教えてください。
*改行について
改行を使いすぎてしまったような気がします。もう少し減らした方が良ければ教えてください。
*そもそも報告書としての完成度はどうだったか
この部分は
補遺001: 以下は旧███村の住人である██氏へのインタビューです。
このようにしたら良いと思います。
ーーー
この部分は
このようにしたら良いと思います。空白を忘れずに。(語彙力無くてごめんなさい。)
指摘ありがとうございます。
上記の通り修正しました。また、インタビュアーも同様に変更しました。
拝読させて頂きました。
という文面が多く見受けられましたが、これらを1つないし2つに纏めるのをおすすめします。
あまりに多すぎるとそこだけで読む気が失せてしまいそうです。
そして、SCP-XXXX-JPですが、女性と人型実体はわけて表記(実体の方をSCP-XXXX-JP-1とするなど)した方がわかりやすいと思われます。
女性の異常性、実体の異常性とで差異が無ければそのままでもいいかとは思いますが、この内容だと分けた方が誤解を招かないという面でもよろしいかと思われます。
どちらも、
へと変更なさるのをおすすめします。
さらに、事例-XXXX-002の内容に、一部敬体でない文面が見受けられました。
統一させた方が内容的にはよろしいかと思われます。
タイトルの搾取ですが、どういった面で何を搾取しているのかということが今一よく分かりませんでした。
(私の読み方が下手なだけかもしれません…出来ればご教授願います。)
一度、アイデアを整理して、こちらのページの"執筆初心者向けエッセイ"のタブを読み直すことをおすすめします。
批評ありがとうございます。
この後色々考えていて、たった今アイデアがまとまったためここで一旦批評を中断させていただきます。
・批評して頂きながらえらそうで申し訳ないのですが、設定としては女性=人型実体としています。
・SCP-XXXX-JP〜の記述が多い旨、承知しました。まとめます。
・事例の件、了解しました。敬体の方も修正します。
・メタタイトルの件ですが、これは私の表現力不足です。文量を増やして分かりやすくした上で、変更した方が良いとあれば検討させていただきます。
丁寧な批評、本当にありがとうございます。
タブの方、確認させていただきます!
コメントありがたき次第です。
勝手に頭の中で女性≠人型実体という謎のものが出来上がっていてしまいました。申し訳ないです。
この記事はまだまだ伸びそうなので、是非完成目指してくださいね!