約10-1稿2稿
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:現時点におけるSCP-XXX-JPの収容は不可能であり、担当職員の業務はSCP-XXX-JP収容方法の確立が最優先事項となります。新たなSCP-XXX-JP-1が発生した場合12時間以内に回収を行い、回収したSCP-XXX-JP-1は特設サイト-8198に収容してください。サイト-8198全体を30m毎に一基設置されたスクラントン現実錨(SRA)で円形状に囲み、SCP-XXX-JP-1影響の伝染を防止してください。民間人にSCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-1の存在が認識された場合、Bクラス記憶処理を行うことが義務付けられています。SCP-XXX-JP-1影響の収容違反、及びSCP-XXX-JPの最終的な収容失敗はCK-クラス:再構築シナリオを構成し得ます。

説明: SCP-XXX-JPは、10進数表記で10.23±0.01の範囲内に存在する数値概念と考えられています。正確な値の計測は後述する異常性によって失敗に終わっています。

SCP-XXX-JPの異常性は主に3つに分類されます。1つ目はSCP-XXX-JP周囲の数値に影響を与え、SCP-XXX-JP自身に変換する点です。この影響により現時点では、SCP-XXX-JP近似値である10.23より小数点以下███桁以降の数値が、全てSCP-XXX-JPに変換されています。この変換速度は指数関数的に上昇している事が確認されています。

2つ目の異常性は、SCP-XXX-JPに関係したと考えられる動的物体(以下SCP-XXX-JP-1)が、現実改変能力を有する点です。SCP-XXX-JP-1周囲のヒューム値は0.4~0.7という数値を示しており、これにより周囲の現実濃度を著しく低下させると共に、付近に存在する他の物体に対しての現実改変能力の伝染を引き起こしています。伝染した物質もSCP-XXX-JP-1と同強度のヒューム値を有しますが、伝染性質は失われます。伝染は24時間に4~5mの速度で進行します。また、物体が現実改変能力を有した事例のうち観測されていた事例の全てが、その物体が空間上を約4km/h1以上の速度にて移動していた途中に発生しており、この事から「速度」もしくは「位置」がSCP-XXX-JPに関係した結果、異常性を有したのではないかと考えられています。SCP-XXX-JPの拡大に伴いSCP-XXX-JP-1の発生数は増加傾向にあります。

3つ目の異常性は、変換された数を含むSCP-XXX-JP及び、SCP-XXX-JP-1が如何なる観測においても「約10」といった概念として捉えられる点です。表現方法は観測者によって複数存在しますが、「10に近い数」という報告は一貫しています。この認識は数の概念を有していない人間に対しても発生しますが、「約10」に対しての説明を求められると混乱を引き起こします。この異常性は電子機器での計算時にも発生し、正確な数値計測を妨げる要因となります。2

SCP-XXX-JP-1の視覚的な認識は可能ですが、異常性により「約10」の概念に成り代わっている点については考慮すべきです。現在██個のSCP-XXX-JP-1が収容されていますが、これらは全て「約10」の概念に変換されており、SCP-XXX-JP-1は現在観測が不可能となっています。

以下は、SCP-XXX-JP-1が異常性を保有する前の記録が判明している物品及び,発生事例です。

発見以前の記録 発見場所 特記事項
メッシュ加工の黒帽子 中国 烏魯木齊市3 発見以前が判明している最初の記録。自転車の運転中に男性の被っていた帽子が突然SCP-XXX-JP-1に変化したと報告されている。SCP-XXX-JP-1が男性にめり込むように発生しており、男性は死亡。
飛行中の航空機中間部から尾翼先端部までの部分 アメリカ サウスダコタ州 機体の45%がSCP-XXX-JP-1に変化。残存した航空機前部は6分後に墜落。フライトレコーダーには「機体の半分が約10だ」と叫ぶ機長の音声が残されていた。
本名███ ████とされるゲルマン系女性 スウェーデン ウプサラ県 歩行中にSCP-XXX-JP-1に変化したと報告されている。変化した地点から約7km離れた地点で発見された。付近に存在した██人に現実改変能力の伝染が確認されたが、その為にはSCP-XXX-JPが他の人間に接近する必要があるにも関わらず、その様な報告は存在せず。
不明 日本 山形県 エージェント・実の目前で発生。空間に突如出現したと報告されており、変化する前の性質は正確には判明していない。しかし発見時の状況から、大気がSCP-XXX-JP-1に変化したものと推測されている。

対象: エージェント・実

インタビュアー: 南博士

<録音開始>
南博士: それでは、発生したSCP-XXX-JP-1の特徴について教えて下さい。

エージェント・実: そうですね、やはりあの実体は「約10」としか言い表せないです、他の言葉で形容する事が出来ない、そういった実体でしょうか。

南博士: そうですか…では質問を変えましょう。SCP-XXX-JP-1が球体であるとか、無色であるとか、重力の影響を受けたのか、そういった特徴というのは答えられますか?

エージェント・実: [数秒間の沈黙] …いえ、その様な質問であったとしても、「約10」を言い表せないと思います。もしその質問を返すのであれば、SCP-XXX-JP-1は「約10」という形を保持していて、「約10」という色であるということです。重力は…すいません、私にはあの実体が「約10」であるとしか捉えられなかったので。ただ「落下」や「浮遊」では無かった事は記憶しています。あれは確かに「約10」といった動きをしていました。

<録音終了>
このインタビューにより、SCP-XXX-JP-1が起こした動作に関しても、「約10」と認識される事が判明しました。これまでSCP-XXX-JP-1は「約10」といった概念として残留しているのではないかと推測されていましたが、SCP-XXX-JP-1が仮に自我を有しており、我々に対しての干渉、それが例えSCP-XXX-JP-1が収容違反を発生させたとしても、それは全て「約10」と認識する他に無いということです。-南博士

SCP-XXX-JP-1から観測されたヒューム値から、SCP-XXX-JPも現実改変能力を有していると予想されていますが、概念のヒューム値を固定する方法が現在まで確立しておらず4空間に直接的な影響を及ぼすSCP-XXX-JP-1の回収のみに留まっています。SCP-XXX-JPの変換進行速度から、██年後には宇宙空間全体のSCP-XXX-JPへの変換が予測されます。




補遺1:SCP-XXX-JPは19██年、SCP-███の収容において██教会の探索時に偶然発見された「原始数」と題する本によって判明したとされています。本は出現から数分後にSCP-XXX-JP-1に変化しましたが、本に刻まれた文章及び数字の一部が転写記録されており、結果的にSCP-XXX-JPの発見に繋がりました。本の再解読は現在まで成功していません。



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  1. portal:miran509 ( 09 Jun 2018 00:08 )
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