SCP-2000-JP下書き 「日本の除夜」

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アイテム番号: SCP-2000-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2000-JPは、SCP-2000-JPを取り囲む鐘楼しょうろうと共に、収容棟一階・SCP-2000-JP保管室にて管理されています。
収容棟はサイト-████の管轄に置かれています。収容棟に入室する際は、クリアランスレベル4以上の財団職員の許可が必要になります。収容棟から100m圏内は、カバーストーリー「危険物取扱い」を流布して、一般人の立ち入りを禁止し、常に警備員を配置して下さい。
SCP-2000-JPは、高さ1mの位置にワイヤーで吊り下げられています。同様にSCP-2000-JP-1もワイヤー吊り下げ、SCP-2000-JP-1を引くロープは地面まで垂らして下さい。これを、1ヶ月に1回以上必ず点検を行って下さい。
SCP-2000-JP-1は常に軽量化に努めて下さい。
現在は53kgまでの軽量化に成功しています。

説明: SCP-2000-JPは、██県███村の名称不明の寺に設置されていた直径1.56m、高さ2.89m、重さ34.4tの青銅製の梵鐘です。梵鐘の周辺には橦木しゅもくと鐘楼が存在していました。鐘楼は調査の結果、異常性はないと断定されましたが、橦木はSCP-2000-JPと何らかの関係があるとみられており、SCP-2000-JP-1に分類されています。素材は、シラカシ1が使用されていますが、何かしらの特別な力が付与されているように思われます。しかし、収容前に何度も███村の木工職人の手により改修されていることが判明し、加工が可能であることが確認されました。これにより、財団は現在までSCP-2000-JP-1の内部を空洞にするなどして軽量化し、使用が容易になるようにしています。SCP-2000-JPは、一般的に分布する梵鐘と特別な差異はないものの、この寺は現存する又は過去に存在していたとされる如何なる建築様式とも一致が認められず、何の神を祀った寺かは不明です。現在、財団は専門家と共に、SCP-2000-JP及び寺の起源の解明を行っています。

SCP-2000-JPの異常性を無力化する方法、又は異常性の影響を回避する方法は、現在のところ、確認されていません。
SCP-2000-JPは、基本的にはその異常性を示しません。日本時間の12月31日午後11時から1月1日午前0時2 にのみ、異常性を発現します。12月31日午前0時を過ぎた後、人間が鐘楼に侵入した場合、音と視覚は共有されるものの鐘楼内は何らかの力で外部との接触ができなくなります。同様に、鐘楼外から接触を試みても内部に侵入・干渉することは失敗しています。また、制限時間外に鐘楼内に配置した物体は制限時間内になると、その場から消滅します。制限時間外になると元の位置に戻っていることが確認されました。鐘楼内に侵入することができる人間は1人のみで、数人が同時に侵入した場合は、最も早く鐘楼内に身体の1部を侵入させた者を除き、内部に侵入ことができませんでした。
鐘楼内部に侵入した者3 は、SCP-2000-JPをSCP-2000-JP-1で108回叩く4必要があります。これは、必ず人の手で行わなければならず、機械を使用する、又はSCP-2000-JP-1以外でSCP-2000-JPを叩いても、効力はなく、更に日本時間1月1日午前0時になる前に完了しなければならず、制限時間以外にSCP-2000-JPを叩いても効力は現れません。
この行為は、日本や韓国に現存する風習、除夜の鐘に酷使しています。
これは、███村のSCP-2000-JP収容当時の村長[編集済]氏によるインタビューと文献から得られたSCP-2000-JPへの対処法になります。インタビュー及び文献については、インタビュー・文献 補遺-2 を参照して下さい。
侵入者が、SCP-2000-JPを1回叩く毎に、各部位に潰れたような激しい痛みが生じます。特に、仏教の教義の1つである煩悩の身体的な部分に分類される「げんぜつしん」に痛みが生じることが確認されています。制限時間が終了すると、侵入者は心臓が押し潰され、死亡することが確認されました。この時、外傷のようなものはみられず、身体内部に影響が生じていると考えられましたが、侵入者の遺体を解剖した結果、潰された心臓以外、どれも健康な身体構造であった為、痛みの原因は特定できていませんが、侵入者の脳波が通常時の[編集済]倍激しいことから、脳に何かしらの影響が生じ、痛みが発生していると考えられています。

制限時間内にSCP-2000-JPを叩けなかった回数は、来年の日本の自然災害の規模に関連しているとみられています。叩いた回数が少ない程、日本国に甚大な被害を与える自然災害が発生し、反対に叩いた回数が多い程、自然災害による被害が少ないことが確認されています。
この為、現在は制限時間内でのSCP-2000-JPに対する実験は禁止され、作業及びその記録のみを行うことが義務付けられています。
侵入者の選出は、財団日本支部に所属する全ての職員の中で、侵入者に精神的・身体的に相応しい人物を推薦し面談を行い、SCP-2000-JPの異常性を説明した後、本人の強い志望により決定します。これは、如何なるクラスの財団職員にも適用されます。申し出を断った職員には、クラスA記憶処理が施され、SCP-2000-JPについては秘匿されます。
選出された侵入者は、12月31日午前0時になった直後、鐘楼内に侵入し、作業を1月1日午前0時まで行います。それを、5人以上の財団研究員が記録、監視します。
現在、SCP-2000-JPが財団管理下に置かれてから、侵入者がSCP-2000-JPを叩いた最多回数は105回、最小回数は34回になります。
これまでの財団の取り組みは、SCP-2000-JP 作業記録 に記載してあります。

SCP-2000-JP 補遺-1
財団はSCP-2000-JPを、███村の住民であったD-20647の証言を基に発見しました。D-20647は████博士の元[削除済み]の被験体として活動していました。
D-20647は、19██年12月██日に同博士から「一番怖い思い出は何か」と質問された時、「村のしきたり、生贄だ」と答えました。
同博士は、その答えに興味を持ち、話を聞くに連れて、SCP-2000-JPが何らかの異常性を有している可能性を思慮し、███村にエージェントを派遣するように要請しました。
エージェント████以下5名が村を調査した結果、███村は人口500人程度の小さな村で、地元住民は地元愛・愛国心が非常に強く、SCP-2000-JPが設置されている寺を異常に崇拝し、一般的な日本社会から隔離されていました。
███村は、毎年SCP-2000-JPを叩く人物を「生贄」と称して、基本的に███村の村長を侵入者としていることが明らかになりました。将来、率先して村長になり「生贄」に志願させる為に、幼少期から███村・日本に愛着を持つような教育を施し、村に留まらせるようにしていました。
エージェント████は、███村の村長である[編集済]氏から話を聞いた後、SCP-2000-JPは異常性があると断定し、SCP-2000-JPに指定しました。
現在、███村は財団が土地を買収し、住民を移住させることで、事実上の廃村となりました。一部の住民が、███村及びSCP-2000-JPを取り戻そうする事案[削除済み]が発生しました。財団は、小此木おこのぎ隊長率いる山狗やまいぬ部隊を派遣し、これを鎮圧して以降、周辺の警備が強化されました。

インタビュー・文献 補遺-2
以下はエージェント████と村長[編集済]氏とのインタビュー、及び文献の記述となります。
このインタビューは、サイト-████で行われる予定でしたが、[編集済]氏の強い希望により、財団による確認の後、[編集済]氏の自宅で行われました。

このインタビューの6日後、[編集済]氏は自ら侵入者を希望、鐘楼内に侵入し、作業を行いました。
記録は105回で、その年の自然災害は極端に少なかったことが確認されています。
その後、残されていた文献を調査しました。
基本的には、SCP-2000-JPを叩いた回数が少ない年の記録で、自然災害の発生についてと戒めのようなものが記述されていました。村長[編集済]氏の話と合わせると、過去の大災害を繰り返さないように、侵入者を鼓舞する為のものと見られます。
また、 SCP-2000-JPが叩かれる回数が0回である場合、日本に深刻な被害及び滅亡する可能性が示唆されました。更に、自然災害の中にSCPの影響のものとされる文献も発見されており、 SCP-2000-JPは他のSCPに干渉できる可能性を鑑み、Keterに分類されることになりました。

文献のうち1つだけ、SCP-2000-JP及びSCP-2000-JPの製作者の言葉と思われるものが書かれていました。
この文献を、SCP-2000-JP-Aとします。



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