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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはその発見可能性及び実現性の低さから物理的な収容は行われません。SCP-XXXX-JPを中心とした半径2km圏内に赤外線カメラを設置し、一般人の接近が確認された場合は即座にSCP-XXXX-JP担当職員へと通知されます。担当職員は一般人がSCP-XXXX-JPに曝露する可能性がある場合、速やかに退去を促してください。実験にはセキュリティクリアランスレベル2以上の職員による許可が必要です。
説明: SCP-XXXX-JPは日本の██県██群に存在する谷川の一部分です。SCP-XXXX-JPは範囲約10メートルの崖部分とその反対方向へ約180度にわたって広がる森林部分から成ります。崖部分は向こう岸にむかって突出する形で存在しており、その高さは水面から凡そ12メートルです。SCP-XXXX-JPは後述する異常現象の発生を除き特異な点は見られません。
SCP-XXXX-JPの異常現象は人間が目を瞑る・目隠しをするなどの要因により、崖部分(谷の内側と外側)の境界を視覚的に認識できなくなることで発生します。この状態で谷へと進入すると、通常落下すると考えられる距離まで前進しても落下を認識せず、不明な原理で滞空状態になります(この状態の人物をSCP-XXXX-JP-1と呼称)。そのためSCP-XXXX-JP-1となった人物は第三者から頻繁に「空中を歩いている」と表現されます。SCP-XXXX-JP-1は後述する条件を満たさない限り、高度を維持したままあらゆる場所へと到達することが可能と考えられています。
SCP-XXXX-JP-1は自身が空中に浮いていることを視覚的に認識した瞬間、即座に自由落下を開始します。その状態でSCP-XXXX-JPの下方に存在する川へと落下した場合、着水時の衝撃や急流による窒息といった致死性の損害を被る可能性が高いにもかかわらず、無傷で約2km下流の河原へと漂着します1。地面への着地、あるいは川での漂流プロセス終了後、SCP-XXXX-JP-1は異常性を喪失します。
SCP-XXXX-JPはSNS上に掲載された『空中を歩く仙人』という題の写真が財団エージェントの目を引いたことが起因となり収容に至りました。目撃者と写真内のSCP-XXXX-JP-12にはクラスA記憶処理を施し、SNS上にカバーストーリー『合成写真』を流布することで事態の鎮静化を図りました。
以下は実験記録の抜粋です。
実験記録XXXX-JP-3 - 日付2███/██/██
対象: D-46638
目的: SCP-XXXX-JP-1の異常性についての詳細調査。
実施手順: SCP-XXXX-JP-1変化後、滞空状態時に足裏が接着している面(以降、滞空地点と呼称)を手で探らせた後、座らせる。
結果: 対象は滞空地点に手を伸ばして空中を掻くような動作をし、「何もない」と発言。念のため座るよう指示すると対象はひっくり返るようにして落下した。
分析: 対象の真下に床が生成されるという訳ではなく、足裏のみに作用する異常のようだ。
実験記録XXXX-JP-5 - 日付2███/██/██
対象: D-46638
目的: SCP-XXXX-JP-1の滞空地点より低い地点への到達。
実施内容: SCP-XXXX-JP-1変化後、そのまま下流方向へと向かわせる。
結果: 対象は100m下流の森林地帯に到達。地面より20cmほど浮いていたが、対象に目を開けるよう指示することで地面に着地した。
分析: 地面が対象よりも低い場合は滞空を続けるらしい。
実験記録XXXX-JP-6 - 日付2███/██/██
対象: D-46638
目的: SCP-XXXX-JP-1の滞空地点より高い地点への到達。
実施内容: SCP-XXXX-JP-1変化後、そのまま上流方向へと向かわせる。
結果: 対象は150m上流に到達。地面が滞空地点より60cmほど高く、対象は一度両足を地面に上げた後に姿勢を崩して後ろ方向に後退りした。その瞬間、倒れるように自由落下を始め川へと転落した。対象は全身を打撲し全治3ヵ月の重症を負った。
分析: どうやら両足を地面に付けた時点で盲目かどうかに関わらず異常性を喪失するようだ。対象のダメージはその結果だろう。
実験記録XXXX-JP-9 - 日付2███/██/██
対象: D-46639
目的: 漂流プロセスにおける限界の調査。
実施内容: SCP-XXXX-JP-1変化後、対象を谷の中央で意図的に落下させ、体力的な問題が生じるまで川を漂流させる。
結果: 対象は下流の河原付近に侵入した途端吸い寄せられるように河原へと漂着した。
分析: ここから先には進めないらしい。
補遺: 実験記録XXXX-JP-11において更なる異常性が発覚したため、以下に記載します。
実験記録XXXX-JP-11 - 日付2███/██/██
対象: D-46639
目的: 盲目判定の調査。
実施内容: SCP-XXXX-JP-1変化後、対象に滞空状態を認識しない角度で目を開けさせる。
結果: 谷の中央で待機している対象へ、上を向いて目を開けるよう指示をした。次の瞬間、対象の身体は上空に向かって浮上を開始し加速しながら上昇していった。
分析: これは…落ちたのか?上に?
現在、D-46639は恒星の集団付近(一般に”天の川”と呼称される位置)を漂流していることが確認されました。異常性により、不明な時期にいずれかの星へ漂着することが推測されています。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7250732 (02 Feb 2021 14:41)
閲覧いただきありがとうございます。
MemoryLapseと申します。
チェックしていただきたい点としては
・内容の似ている(あるいは殆ど同じ)SCPが無いか
・しっかりオチているか
・実験記録は冗長でないか(またはその逆でないか)
・表現の見直し等その他
です。よろしくお願いいたします。
拝読しました。オチは綺麗についていると思いますが、そこから面白さにいまいち繋がっていないという印象です。現状DVです。
オチについては例えば写真(天の川)を添付するなどすると視覚的にも攻められていいと思います。SCP-019-JPが参考になるかもしれません。また、オチである「天に落ちる」という現象は昔からよく取り扱われている題材です。SCPに被りがあるかは分かりませんが、その部分をもう少し掘り下げてみてはいかがでしょうか。同様の題材を扱った物語をSCP外部で探して研究してみてもいいですし、こちらのエッセイを参考にしてみてもいいかもしれません。
実験記録についてですが、少し冗長な部分があると思います。例えば、実験記録2,3は特に物語の展開に寄与しておらず、読んでいて飽きてしまうかもしれません。また、実験記録を使うのであれば、説明セクションで明記されていない事柄を説明する方が良いと思います。そういう意味でも実験2は不要ですね。
補遺を折りたたむ必要はそんなにない気がします。中身がしっかりオチになっていれば、外見を飾らなくてもオチになってくれると思います。一方、画像系をオチにしたいなら折り畳んだほうが良いかと思います。SPC-2536-JPを参考にしてみてください。
細かいことですが、批評して欲しいポイントなどはコメントに書かず、本文中に書いた方が良いと思います。詳しいことはこちらを参考にしてみてください。
以上、参考になれば幸いです。
丁寧な批評、感謝致します。
取り急ぎ実験記録2の削除とそれに伴う表記の見直し、補遺の折り畳み削除を反映しました。オチについては改めて練り直してみようと思います。