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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██内の5m×5m×5mの防音建材で囲まれた収容セル内に保管し、収容セル内部を監視カメラで監視してください。また、SCP-XXX-JPの収容セル外において情報を扱う際には必ず情報の信憑性を確認して扱い、その情報の秘匿性に留意してください。
SCP-XXX-JP-Aによって事件が発生した地域にはカバーストーリー「凶悪犯の逃走」を適応し地域住民を避難させ、SCP-XXX-JP-Aの回収または無力化を行った後、地域住民にクラスBの記憶処理を施してください。
説明: SCP-XXX-JPは高さ20.4cmの乾燥したヒョウタン(Lagenaria siceraria var. gourda)の果実です。果肉がくり抜かれた形跡がないにも関わらず内部は空洞になっていることが判明しています。
SCP-XXX-JPの異常性は架空の情報がSCP-XXX-JPに周囲5m内に存在する際に発生します。この情報は音声媒体や映像媒体、文書媒体などのいかなる媒体も含みます。SCP-XXX-JPが異常性を発生させると、情報源が存在している周囲3m以内に転移します。この時、SCP-XXX-JPは情報源以外には認識されていませんが、カメラなどの映像機器には確認されています。情報源がSCP-XXX-JPに接触すると情報源は消失し、SCP-XXX-JP-Aを発生させます。
SCP-XXX-JP-Aは情報源が作成した情報を元に発生する実体および概念です。SCP-XXX-JP-Aと接触した人間はSCP-XXX-JP-Aの存在を他者に広めようとします。この時、SCP-XXX-JP-Aと接触した人間は会話においてSCP-XXX-JP-Aの存在に対して恐怖心を抱かせるような精神影響を他者に及ぼしていることが確認されました。これら精神影響はクラスB記憶処理を施すことによって無力化されます。
SCP-XXX-JP-Aは過去に██種確認されており、収容できていないものは現在█種です。
以下、確認されたSCP-XXX-JP-Aの抜粋です。
ナンバー | 説明 | 対処 |
---|---|---|
SCP-XXX-JP-A-1 | 「口裂け女」と呼ばれていた実体。接触した人間に自身が美しいか否かを質問し、回答した人間をハサミで殺害する。回答の内容は殺害の対象の選択に関連性はないと思われる。 身体能力は成人男性の全国平均の2倍程度であり、食事や排泄などの生体活動は確認されていない。 | 会話を試みたが質問への返答を行わないため、特別収容プロトコルに則り拘束。現在サイト-81██内にて収容中。 |
SCP-XXX-JP-A-4 | 「テケテケ」と呼ばれていた実体。上半身のみ存在しており、肘を地面につけながら自身を視認した人間を追跡し、殺害する。殺害された人間の下半身は消失しており、行方は不明。移動速度は非常に早く、確認された中での最高速度は時速███kmであることが確認された。 | 機動部隊によって無力化の際に破壊。破壊後、死体が消失したため回収には至らなかった。この回収作業によって初めてSCP-XXX-JP-Aが破壊可能であることが確認された。 |
SCP-XXX-JP-A-6 | 「████トンネル」と呼ばれていた異常空間。██県山中に存在しており、Dクラスを用いた探査の結果、[編集済]。 | SCP-XXX-JP-A-6に通ずる道路を封鎖し、道路前にエージェントを数名常駐させた。この対処以降SCP-XXX-JP-A-6内部に侵入した人物は確認されていない。 |
SCP-XXX-JP-A-12 | 「きさらぎ駅」と呼ばれていた異常空間。██駅から発車する██時██分██行きの列車に乗り、終着駅を越えた先に存在している。Dクラスを用いた探査の結果、プラットホーム外に出ると消失することが確認されている。 | SCP-XXX-JP-A-12に通ずる列車において車掌に扮した財団職員によって寝過ごす乗客がいないかの確認を行うよう指示した。この対処以降SCP-XXX-JP-A-12に進入した人物は確認されていない。 |
SCP-XXX-JP-A-15 | 「土蜘蛛」と呼ばれていた実体。ジョロウグモ(Nephila clavata)の頭胸部からヒトの頭部が生えている容姿をしており、頭部から腹部までの大きさは1.23m。██県██村で初めて確認され、██村の村人██名が行方不明になった事件に関与していたと仮定されている。 | 機動部隊によって破壊。SCP-XXX-JP-A-4と同様に死体は消失。回収には至らなかった。 |
SCP-XXX-JPは██県██市において発生した連続殺人事件の調査を警察内に潜伏していたエージェント██が詳しく行っていた際にSCP-XXX-JP-A-1と接触し、SCP-XXX-JP-A-1の存在が財団に確認され、SCP-XXX-JP-A-1の足跡を逆探知したところ発見されました。また、エージェント██がSCP-XXX-JPの収容作業時に「瓢箪から駒」という語句を使用し、SCP-XXX-JPの異常性の影響によってエージェント██が消失した後、SCP-XXX-JPから将棋における「王将」の駒が出現したことでSCP-XXX-JPの異常性が確認されました。
発見時のSCP-XXX-JPは██家の室内のノートパソコンの画面前に存在しており、ノートパソコンの履歴を調査したところ最後に架空の怪奇創作サイトにログインしていた形跡が確認されました。
補遺: SCP-XXX-JPの発見時に表面に付着していた土壌の成分結果から、SCP-XXX-JPが国外にも転移していたことが確認されました。現在、未確認のSCP-XXX-JP-Aが国外にも存在している可能性が危険視されており、SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスをSafeからEuclidに再分類し、SCP-XXX-JP-Aの発見且つ収容において財団本部の協力を仰いでいます。
不自然だとは思わないのか?
なぜ際限なくオブジェクトが出現するのか。なぜあれほど見事としか言いようがない異常性や姿をオブジェクトが持っているのか。なぜ収容する上で異常性の抜け穴が存在するのか。全て辻褄が合う。
あらゆるオブジェクトも、もしかするとこの宇宙も、これら全てを人が生んだ訳ではないという保証がSCP-XXX-JPの存在によっていとも簡単に崩れ去ってしまう。
今となっては仮の話だが、それが仮の話である確証はない。
これ以上SCP-XXX-JPに悟られてはならない。
知られてはいけない。
産み出してはいけない。
我々の世界を、宇宙を、怪物が主役の舞台にしてはならない。
真実を産み出したであろう者の尻拭いをしなくてはならない。
確保、収容、保護。
-O5-██
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3691434 (18 Dec 2018 09:10)
批評お願いします。
改善点や修正箇所を教えていただけると幸いです。
ヒョウタンに何かしらの感覚器官があることを説明しないとこの文は違和感があります。単に影響範囲内でなにかが発生すると、みたいな条件でもいいかと思います。
人の想像がなにかを生み出すというネタ自体、SCP以外で多く見られ、この下書きではそれを簡潔に書きすぎていると思います。せっかくならコマとかも出現させて発生イベントを奇妙なものにしてみるのはいかがでしょうか。
批評ありがとうございます。
お風呂の中で自分でも足りなかったなーと思っていたため、少し改稿します。
拝読しました。
以下、気になった点です。参考になれば幸いです。
オブジェクトクラスは危険度ではなく収容難度が重視されます。
現在の特別収容プロトコルを維持できれば異常性は起こらないと考えられたのでKeterではないように思えます。
収容違反すると大変なことになるSafeオブジェクトという印象が強いです。
「情報が存在した」という言い回しに違和感を覚えます。
情報は非実体であるので存在するという言葉は適切でないように思えます。
また、異常が発生する条件についての定義が曖昧です。
特別収容プロトコルにおいて防音を施している点から、おそらく言語(音声?)がトリガーになっているかと思います。
しかし、説明欄では単に「情報」がトリガーになっていると書かれています。
例えば、文章形式での情報が範囲に持ち込まれた場合どうなるのか、また事前に録音されたものを範囲内で再生した場合はどうなるのか等の点が不明瞭だと感じました。
実際にSCP-XXX-JP-Aを見た人が「SCP-XXX-JP-Aは存在していた」と考えるのは至極当然なことだと思います。
これを認識災害とするのは少々無理があるように感じました。
説明欄には周囲5m内の情報源に対して転移する旨が書かれていましたが、この異常性では海を渡ることはできないんじゃないかなと思いました。(人為的に運ばれたなら話は別ですが)
折りたたみ後に関して
私の勘違いでなければ、これは全てのSCPオブジェクトがSCP-XXX-JPから生まれたことの示唆かと思います。
これはSCP-001-JPが持ちそうな異常性であるため、今回のコンテストでは優位に立てないかもしれません。
また、「我々は全て掌の上の存在なのか?」などの言葉から、限りなく「メタ」タグの付きそうな記事とも感じられました。
今回のコンテストにおいて、「メタ」タグの付く記事は禁止事項とされているので、コンテストの参加要件を満たしているかを考えるとかなり危ういと感じました。(実際に参加要件を満たしているかどうかは私には判断しかねますので、コンテスト運営者等の偉い人に聞いてください。)
追記: 「メタ」タグについてこちらでも確認したところ、「メタ」タグについて大きな勘違いをしていたことが分かりました。こちらの確認不足で混乱させてしまったことを深くお詫びします。
以上、参考にしていただけると幸いです。応援しています。
批評ありがとうございます。
1.オブジェクトクラスはSCP-XXX-JP-Aが海外に存在しており、且つそれらが全て収容しきれていないことからSafeからEuclidへと変えました。
2.認識災害については、あくまで精神影響であると変更しました。
3.異常性においては、文書の情報媒体、音声の媒体、映像媒体なども転移のトリガーとしたため、海外にも行けるんじゃないかなーと思い、変更はしませんでした。
4.こちらで「メタ」タグについて調べたところ、この記事は正確には「メタ」ではなく「メタフィクション」という分類であることが確認されたので、このまま突っ走ります。
> SCP-XXX-JPはサイト-81██に存在する
SCP-XXX-JPはサイト-81██内の としたほうがいいかもしれません
>恐怖心を持たせるような精神影響を他者に及ぼしていることが確認されました。
恐怖心を抱かせる としたほうがいいかもしれません
批評ありがとうございます。
指摘箇所を訂正しました。
最後の折りたたみはクリアランス制限をするような文章には思えませんでした。
結構気になる点がありますので、査読はおいおい行います。
読んでいただきありがとうございます。
折りたたみは取っ払った方がいいですかね?
取っ払いました。