こだわりのおそば
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: KeterSafe

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPの捕獲、収容はオブジェクトの特性上非常に困難ですSCP-XXX-JPは現在安曇野博士に「取り憑いて」いるため鳥羽博士をサイト内から出さないことで収容されているものとみなします。
オブジェクトの特性と安曇野博士の体力から、一週間以内に本格的な収用法もしくは鳥羽博士の代替となるDクラス職員を探し出す必要があります。
説明:
SCP-XXX-JPは知性と意思を持つ木曽漆器のそば椀です。このオブジェクトは発声器官がないにもかかわらず日本語による会話を行います。
SCP-XXX-JPは不明な方法で対象の人間の元に転移し、椀の中に蕎麦40gを生成し、食べるように勧めます。
この接触を拒むとSCP-XXX-JPは暴言を吐く、対象に体当たりを行うなどの攻撃的な態度をとり、それでも対象が蕎麦の摂食を行わなかった場合、対象の口内および咽喉内に大量のそばを転移させます。
また、対象がオブジェクトの主張する「正しいそばの食べ方」を行わなかった場合及び対象が摂食したのち「ごちそうさま」を言わなかった場合「おかわり」が生成され、結果蕎麦を食べきれなくなった対象の口内および咽喉内に蕎麦を転移させ、結果的に対象は高確率で窒息あるいは食道破裂により死亡します。
蕎麦アレルギーがあることを説明し、いかなる医学的な説明をしてもこのオブジェクトは「食べれば治る、アレルギーなんて好き嫌いだ」ということを主張し上記の行動をとります。
致死的な蕎麦アレルギー患者、およびそばの食べ方のマナーである「すする」という行動に抵抗を示す文化圏の外国人等には特に強い執着を示していました。明確な悪意を感じます-鳥羽博士
現在重度の蕎麦アレルギーを持つ一般人からSCP-XXX-JPを引き離そうとして暴露した鳥羽博士が蕎麦の摂食を拒み続けることで臨時的な収容を続けています。
うかつな行動であることは理解しています、しかし彼女は強い蕎麦アレルギーがあったためSCP-XXX-JPにより致命的な被害が出る可能性があったためやむをえませんでした、いかなる処分も受ける所存ですがとりあえずまずこのたぶん地獄から来た呪い装備をどうにかしてください-鳥羽博士
鳥羽博士の行動の結果、蕎麦が口や食道内に転送されても直ちに吐き出すなどの行為を行った場合摂食とみなされないことが確認しました。
また、摂食をしない場合どこまでも対象について回ることも確認されました。
なおこのオブジェクトの破壊実験については鳥羽博士が試み、失敗を繰り返すことで不可能と判断されました。
戦車用バズーカまでは無効でした、核の使用を要請させて下さい-鳥羽博士
却下、サイト職員は鳥羽博士の要請書を発見し次第破棄してください-音沢博士

インタビューログ2012/06/20

対象:SCP-XXX-JP

インタビュアー: 御嶽博士

付記:一か月に及ぶSCP-XXX-JPの付きまとい行為により安曇野博士の精神が著しく不安定な状態となっていることを考慮し、エージェント数名が立ち会っています。

<録音開始, [2012/06/20]>

鳥羽博士:さて、SCP-XXX-JP、なぜあなたは人類に蕎麦を食べさせようとするのですか?

SCP-XXX-JP:そりゃあもちろん幸せになってもらいてえからよ、うまい蕎麦くって満腹になりゃどんな奴だって笑顔になれるってもんだろ。

安曇野博士:しかし私はそばが大嫌いです、世界で最も不幸な人間の人生を数十倍に増幅したうえで凝縮したものを味覚的に表現したらそばになると確信する程度には食べたくないと思っていますしあのおぞましい物体の味と臭いを想像しただけで一日突発的な自殺衝動を抑えるのに苦労する程度には不幸になります。その わたしに そばを 進めている時点で あなたは 人間を不幸にしています。それとも私は人間じゃありませんかああそうですか。
(以下、30分ほど安曇野博士がいかに蕎麦を嫌っているかの意思表明を続ける、途中稲庭博士が彼女をなだめようとする声、SCP-XXX-JPが口を挟もうとするがすべて安曇野博士の威嚇により鎮圧されたもよう)

SCP-XXX-JP:いや落ち着け、お前は人間だし普通に考えて地獄の瘴気を凝縮してもそばにはならねえよ。っていうかなんでそんなにそばを嫌うんだよお前は。

鳥羽博士:なんで……ですって……? あんな雑巾の細切りを好き好んで食べる方がわけがわからない! そもそも年越しそばって何よ年越しそばって、金粉を集めるために職人さんが蕎麦の塊で床の掃除をして焼いたのが始まりなら伝統に忠実に行けばいいのよ、大掃除にそばつかって燃やせばいいじゃない。

御嶽博士:落ち着いてください鳥羽博士、今は私が、SCP-XXX-JPの、インタビューを行っています。

SCP-XXX-JP:いや、一度くってみろって、本物の蕎麦を食ってみればわかるからよ。
(SCP-XXX-JPは自らの中に蕎麦を生成した)

鳥羽博士:蕎麦好きの、そういうとこが嫌だってのよ! 自分が好きなもん嫌いって言ったら高いもん食ってない証拠だとか馬鹿にしてんの? ってかつゆのつけ方だのすすり方だのいちいちうるさいのよ! 好きに食わせろ、串かつ屋か! そばつゆ使いまわしてんの?
(鳥羽博士の口調が徐々にヒステリックに変化していき最後の方は悲鳴のようになり聞き取れない)

御嶽博士:いかん、完全に平静を失っている。 (医師に連絡をする)すみません、博士が錯乱しました、直ちに鎮静剤の投与をお願いします、いえ、ミームに暴露したわけでは……いえ違います……何と説明すればいいものか……いえ、精神災害も認識災害も一切関係ありません。ある意味精神汚染といえば精神汚染ですがとにかく機動部隊は必要ありません。

SCP-XXX-JP:落ち着け、とりあえず落ち着け、そして掲げてるパイプいすは降ろそうか、違う、俺の上にじゃない! 床にだ!
その後、医師が駆けつけて鎮静剤を投与するまで鳥羽博士は部屋の隅で壁をに額をつける形で頭を抱えてうずくまっていました。
<録音終了, >
終了報告書:
検査の結果、鳥羽博士は精神年齢の著しい退行、発話能力の低下が起きていることが発覚しました- 姶良医師
何か精神的な作用があるのかもしれませんね、今後の実験にはDクラスを使うこととします-御嶽博士

精神鑑定の結果鳥羽博士は職務の続行が不可能であると判断し、一時的にEクラス職員に変更されることとなりました。
また、鳥羽博士の精神的な混乱は幼少期「蕎麦をうまくすすれないことにいら立った父親に暑い蕎麦を顔に賭けられて今でも跡の残るやけどを負った」トラウマによる可能性が大きいですが、今までのオブジェクトの被害者の傾向と合わせて鑑みると、オブジェクトが自分の力で深刻なダメージを与えうる人間をターゲットとして選別している、もしくはオブジェクト自身にそのような精神的外傷およびアレルギー等の身体異常を悪化させる特異性があるなどの可能性は捨てきれず、このオブジェクトのKeter への格上げが検討されています。
承認-日本支部理事会

2012/06/25に鳥羽博士がメスで自己終了を試みる事案が発生しました。幸い有珠秘書が取り押さえて制止することに成功。
秘書の増員を要請します、あと労災の認定をお願いします-有珠秘書
//承認、今後は警備隊員3人を常時監視につけること、なお鳥羽博士の秘書は喜多方秘書から博多秘書に変更されます-サイト管理官 //

上記の事案を受けて鳥羽博士には常時監視をつけることと、刃物の所持を禁止すること等の処置が実行されました。
また、安曇野博士の部屋に存在する刃物はすべて回収してください。
安曇野博士の専門分野が毒物やウィルスなどの研究であることから薬物による自己終了の可能性が指摘されましたので、彼女の持病の薬、常備薬等もすべて回収し、服用時に一度分支給することになります。監視役は彼女が薬を飲み下したかどうかの確認を徹底してください。

2012/06/26:安曇野博士が後頭部を強打して失神しているところを発見されました。その場の状況から衣服を利用しての縊死を試みて失敗したものと思われます。今後安曇野博士の監視は着替え、就寝中も含めて24時間行われることとします。
いくら嫌いでもたかが椀一杯のそばでここまで追い詰められるとは考えがたい、精神影響の可能性を視野に入れて研究および安曇野博士の代わりとなるターゲットの適格者をDクラス職員から探し出すことを急いでください

実験記録SCP-XXX-JP - 日付2012/06/26/

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP-XXX-JPが蕎麦を生成した直後、Dクラス職員が蕎麦を摂食により消費する。なおDクラス職員にはオブジェクトの特性をある程度説明している。

結果: 100杯目でDクラス職員が「ごちそうさま」を言ったにもかかわらず蕎麦は生成されたため、摂食を続けるよう指示された。350杯目でDクラス職員が摂食を拒否したのちに生成された新たな蕎麦が安曇野博士の口内に転送された。

分析:あくまでもターゲットに摂食させるつもりらしい。
蕎麦、収容、保護……もういやだ……-安曇野博士
蕎麦は好きだがさすがにもういやだ……-D206955

実験記録SCP-XXX-JP- 日付2012/06/27

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: Dクラス職員10名に蕎麦を摂食させる、なお用意したDクラス職員は全員フードファイターであり、うち4名は全日本わんこそば選手権での優勝経験がある。

結果:506998杯目で全員が力尽き、その直後生成されたそばが安曇野博士の口内に転移、安曇野博士は激しく嘔吐した。

分析:SCP-XXX-JPが生成できる蕎麦の量に際限はないと思われる。また、Dクラス職員の胃の内容物と安曇野博士の口内に転移された蕎麦に成分の違いはなかった。
なんか自信ついたっす、自分はもっと食えるんだって、ここを出たらまたわんこそば大会にチャレンジしたいっすね-D66987
目標が見つかってよかったわね、私はそろそろ死にそうだけど-安曇野博士
なお彼らは全員蕎麦屋の食い逃げを積み重ねた結果ここに来たそうです-御前崎Dクラス職員指導員

なお安曇野博士は暴露してからずっとオブジェクトの破壊を試みていたが、今のところ傷をつけることに成功した形跡はなかった。

2012/07/01:上記の実験以降、安曇野博士の活動は目に見えて低下している、日中はDクラス職員用の食堂の隅ポリバケツをかぶったまま常時すすり泣いていた。
何故ポリバケツをかぶっていたのか確認したところ「さすがに姿が見えてたらおいしく食べづらいかと思って」とのこと。
Dクラス職員からの「気になって食事ができない」との投書が相次いだことと安曇野博士の精神状態の改善に役立っていないとの判断、万一のことが起きた場合安曇野博士の身の安全が保障できないとの理由からこの行動は禁止された。
2012/07/05:昼食時、安曇野博士が突如昏倒した。監視カメラの映像を見ると安曇野博士が不明な物体をこっそり口に含む様子が確認された。散歩の際に摘み取った雑草や室内およびサイト内で栽培されている観葉植物などから毒物を調合したものと推測される。
いい加減とっととあきらめてくえよバカ女って言っていいだろうか-松本警備員
気持ちはわかるけど心にしまっていてください、彼女が付きまとわれ続けているからこそあの厄介なオブジェクトが収容できているともいえるのですよ-稲庭博士

安曇野博士が昏睡状態に陥ったため、その間にオブジェクトにインタビューを行うことにした。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

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  1. portal:magisa ( 28 Jun 2018 05:25 )
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