M Ji 1

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事案1029-10におけるSCP-XXXX-JP-1(サイト-8123所属、██████博士)から、知人のエージェント・███の実家に送付されたSCP-XXXX-JP。内部に荷物類は無し。

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8123の標準収容ロッカーに施錠して収容されています。収容違反による損害や民間への封じ込め違反が軽微であることからSCP-XXXX-JPの収容優先度は低いとして、レベル4職員3名の同意(19██/██/██)に基づき、プロトコルの改訂は第21版をもって原則中断されます。

説明: SCP-XXXX-JPは、現在縦30 cm、横70 cm、幅20 cmの牛革製大型旅行鞄です。施錠機構や持ち手などの点で、1930~50年代頃に流通した、一般的な旅行鞄と一致した各種機能を備えています。内部には製造会社等を示す英字のタグが縫い付けられていますが、大部分が経年劣化による損傷を示しており、判読不能です。また、外部も同様に損傷していますが、一般的な使用に支障はない程度のものです。SCP-XXXX-JPの物理的性質に異常性は確認されていません。

SCP-XXXX-JPの異常性は、現在までの調査で少なくともSCP-XXXX-JPの収容に関わっている財団職員と、SCP-XXXX-JPの存在を何らかの手段で認識した人間一名1(影響を受けた時点でSCP-XXXX-JP-1に指定)に影響します。

SCP-XXXX-JPの収容に関わっている財団職員には、SCP-XXXX-JPの収容に対する積極性低下を主としたいくつかの影響が発生します。具体的な例としては、SCP-XXXX-JPに関する各種持ち出し記録のずさんな管理や、SCP-XXXX-JP-1を知人として認識、接触した際の際立った親近感、及びそれに起因した、SCP-XXXX-JP-1の希望による故意のプロトコル逸脱などが挙げられます。これにより現在までに多数の収容違反が発生していますが、異常性そのものの性質によりこの状態の改善や各種実験の立案には至っていません。SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPの存在を何らかの手段で認識した人間の中から、一名のみ発生します。この発生イベントは財団職員に限らず、稀ながら、収容違反などでSCP-XXXX-JPの存在を認識した民間人なども対象であることが確認されています。

これまでの調査により各SCP-XXXX-JP-1は基本的に20歳以上で、極端に裕福あるいは貧困でない独身で、それほど社会的地位の高くない人物から発生すると推測されています。SCP-XXXX-JP-1は、SCP-XXXX-JPを認識した時点でその出自等に強い関心を示し、情報を収集し、最終的にはSCP-XXXX-JPを用いた旅行へ出かけたいという強い欲望を示します。これは、SCP-XXXX-JPのやや強引な取得という形で行動化します。また、SCP-XXXX-JP-1は周囲の人間にも影響を及ぼし、SCP-XXXX-JP-1が旅行に出ていなくなる、いなくなったことに対する関心は比較的低いものとなります。

SCP-XXXX-JP-1がSCP-XXXX-JPを何らかの手段で取得すると、SCP-XXXX-JP-1は直ちに長距離かつ長期間の旅行の準備を開始します。この段階での旅行計画は、これまでの調査で確認された全ての事例において、周囲の人間及びSCP-XXXX-JP-1に「行き当たりばったり」であると形容される目的のない周遊であることが報告されています。SCP-XXXX-JP-1のこれらを除いた旅行計画の共通性はその手段、行先、期間などを含め現在確認されていません。なお、SCP-XXXX-JP-1が旅行において使用する生活用品などの様々な物資は、SCP-XXXX-JPに入る余裕のある量や重さにとどまり、その他の物資は携行されません。このことから、SCP-XXXX-JP-1の携行する物資は必然的に旅行の規模と比べて質素なものとなります。

SCP-XXXX-JP-1が旅行に出た後、SCP-XXXX-JP-1の消息は全て途絶え、現在地、安否、その他情報の特定は限りなく困難なものになります。これにより、SCP-XXXX-JP-1の収容は現在までに行われていません。ただし、再収容(後述)に至ったSCP-XXXX-JPの入手経路などから、SCP-XXXX-JP-1の故郷その他深い関連のある土地から離れた地域で、何らかの各種生活手段を得て生存・定住していることが推測されています。

これまでの記録から、SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-1の消息が途絶えてから20~30年ほど経過した後、不確定なルートを通じて以前収容されていた財団施設に再収容されることが判明しています。再収容の第一段階としては、主に周辺財団施設・SCP-XXXX-JP-1の知人宅及びその実家への国際便による送付などが挙げられます。この際、いくつかの事例においてはSCP-XXXX-JP-1と親しい人物に宛てた手紙なども同じく送付されることが判明しています。ただし、全ての事例において、SCP-XXXX-JP-1及び手紙などの同封物が送付された経緯の調査は完遂されておらず、SCP-XXXX-JP-1と関連のある土地から離れているということ以外、現時点での詳細は不明です。また、この際SCP-XXXX-JPは以前の収容時より損傷などの軽微な劣化を示していますが、これは通常の使用による影響であると推測されます。なお、これらの傾向に関しては前述の再収容に至るルートなどを含め不確定要素が多くみられ、必ずしもSCP-XXXX-JPの異常性に関連しているとは結論付けられていません。

SCP-XXXX-JP収容の確立のため、これまでに度重なる収容プロトコル改訂が行われてきましたが、全てのプロトコルは異常性により意味をなさず、最終的に現在の簡素なものに改訂されました。どのようにしてSCP-XXXX-JPが収容されたのかはいまだ不明です。

補遺: SCP-XXXX-JPの異常性の有無について、現在研究が進められています。これは、心理学的見地からの研究において、ほぼ全ての異常性と指定された事象が、現在人間(特に20歳以下の未成人)の持つ特有の感情、思考、及びそれに基づく行動として確認されているものであると報告されたためです。また、これを論拠として、SCP-XXXX-JPのExplainedへのオブジェクトクラス変更が現在までに5件申請されましたが、O5理事会によっていずれも「未成熟な心象をそのまま論拠に反映したもので、考え方として社会的ではない」として否決されています。


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