SCP-XXX-JP 騙し討ち

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 現在、全てのSCP-XXX-JPの完全な収容は不可能です。現在収容されているSCP-XXX-JPは東京都新宿区にある政府直属機関・禁書取締委員会の庁舎に偽装された特別収容サイト-8175に収容されます。SCP-XXX-JPの流通地域並びに汚染地域では日本政府と協同して常時『特定禁書取締法』を発動し、複数の軽武装の警備中隊と非武装のミーム対策中隊から構成され、自衛隊輸送科部隊に偽装された機動部隊呂-8(“懸衣翁”)によってSCP-XXX-JPの収集及び高速道路の封鎖を実施してください。

更なるSCP-XXX-JPの増加を防ぐため、禁書取締委員会に潜伏しているエージェントはSCP-XXX-JPを流通禁止対象に指定し、機動部隊呂-8の人員を印刷所などに駐留させて検閲を実行してください。機動部隊呂-8によって回収されたSCP-XXX-JPは即座に特別収容サイト-8175に移送し、サイト内に設置された収容室に保管してください。

SCP-XXX-JPに曝露しミーム汚染を受けた人間(以降SCP-XXX-JP感染者と呼称)を収容した場合、特別収容サイト-8175の地下に設置した拘置施設に抑留してください。拘置施設内からSCP-XXX-JP感染者が脱走しないように拘置施設には常時25名の武装警備員及び監視カメラをを配備してください。SCP-XXX-JP感染者の抑留は26歳の誕生日を迎えるまで継続され、その間関係者にはカバーストーリー『精神病院への入院』を用いてください。

説明: SCP-XXX-JPは『トラックに轢殺された登場人物が現実世界ではない別世界で過ごす』描写を含む全ての文書媒体です。SCP-XXX-JPは極めて強力なミーム感染であり、暴露した人間に『トラックに轢殺されれば自らも別世界に行ける』という確信を惹起し、またそれに伴う自殺願望をもたらすことが確認されています。また、SCP-XXX-JPに汚染されるのは13~25歳までの男性のみと推定されています。

一般的な感染者は初期症状として『自らを異世界の英雄と思い込む』・『SCP-XXX-JPの登場人物に自らを投影する』などの言動が目立ち始め、次第に他者との関係を断っていくようになります。そしてそれを『自らは現実社会から拒絶されている』と解釈し、『異世界に行けば自分は輝ける』と信じ込むようになり、SCP-XXX-JPの影響を受け『異世界に行くにはトラックに轢殺されるのが一番早くて確実である』と確信を持つにいたります。そして、一般的には感染から約一か月後、道路上に身を投げ出しトラックに轢殺されることによる自殺を果たします。この自殺願望は救急医療によって一命を取り留める、他者によって自殺を阻止されるなど失敗した場合でも失われることがなく、自殺を果たすまでSCP-XXX-JPの感染が完治することはありません。感染者を26歳の誕生日に至るまで生存したまま抑留した場合、感染症は自然治癒することが確認されています。

また、例外的に作家や漫画家・イラストレーターなどの“SCP-XXX-JPの対象となりうる媒体の作成者”がSCP-XXX-JPに暴露した場合、上記の症状を発症せず、代わりにSCP-XXX-JPを含む表現を自らの制作物に含有させたいという強い願望を抱くようになり、それを実行します。なお、この時生成された制作物も、影響されたSCP-XXX-JPと全く同じ異常性を有しています。

SCP-XXX-JPは200█年に制作された小説『██の涙』が原書であると考えられています。その後、様々な作家などがSCP-XXX-JPの影響を受けた作品を数多く制作した結果、SCP-XXX-JPの感染者が急激に増加し、2019年に至ってその数は日本の青少年のうち██%に達し、財団にそのミーム汚染特性を認識されました。SCP-XXX-JPの異常特性の発見後、財団はミーム対策を施した文書収集専門の機動部隊伊-8(“防護柵”)が設置し、SCP-XXX-JPの収集に乗り出しました。更に、感染者による収容妨害行動が活発化したことを受け、機動部隊伊-8が再編され、小銃などの軽火器を有する軽武装の十一個警備兵小隊から構成される二個警備中隊を編入し機動部隊呂-8(“懸衣翁”)が編成されました。

以下はSCP-XXX-JPに関する財団及び日本政府の対応時系列です

19/01/16 ██県にてトラックに轢殺される青少年の数が前年比の約3倍に増加したことが判明。

19/01/21 全国の自殺者数の統計を警察庁が実施。██県同様に全国で10・20代の自殺者数が平均で約2.7倍増加したことが判明。日本政府は閣議にて内閣府直属の臨時機関として『青少年自殺対策委員会』を設置。

19/01/24 青少年自殺対策委員会が全国1200名の引きこもりの青少年に聞き取り調査を実施。この際職員が家庭訪問を行ったところ、いずれの調査対象者もSCP-XXX-JP感染症の症状である異世界での別生活への願望や自殺願望を呈していた。

19/01/26 聞き取り調査の結果を受け、青少年自殺対策委員会は調査対象者の経過観察の実施を決定。

19/02/16 調査対象者のうち32%にあたる371名がトラックに轢殺され死亡。

19/02/18 警察機関によって阻止された26名を除く1174名がこの日までにトラックに轢殺されて死亡。

19/02/22 青少年自殺対策委員会に潜伏中のエージェント・牛田によって調査対象者の全滅が報告される。

19/02/24 エージェント・牛田が報告した調査対象者に対するミーム汚染の可能性を受け財団はミーム汚染対策部隊を編成し自殺した調査対象者宅の家宅捜索を実施。

19/03/03 ミーム汚染対策部隊によって回収された物品の中からSCP-XXX-JPが発見。

19/03/05 カウンセラーの資格を有するエージェントを自殺に失敗した元調査対象者の元に派遣。

19/03/07 調査結果に基づき、SCP-XXX-JPの異常性を特定することに成功。

19/03/09 財団は青少年自殺対策委員会を通じて日本政府にSCP-XXX-JPを発行禁止図書に指定し、流通を停止させるよう要請。

19/03/11 財団の要請を受け、日本政府は政令██号で『現実世界の人間がトラックによって轢殺される表現を含む文書』の発行禁止及び没収を命令。同時に与党・██党が同政令を『特定禁書取締法』として法案化し衆議院に提出。

19/03/22 法案が通過し、青少年自殺対策委員会が発展改組して禁書取締委員会を設置。これを受け財団は禁書取締委員会指揮下の『特定図書保安隊』に偽装し、SCP-XXX-JPの収容を目的とする機動部隊伊-8(“防護柵”)を編成。

19/03/29 機動部隊伊-8が全国主要図書館の一斉摘発を実施。合計[編集済]個のSCP-XXX-JPの収容に成功。

19/04/19 機動部隊伊-8によって収集されたSCP-XXX-JPが[編集済]個を超えたため既存の収容施設への収容が困難となった財団は東京都新宿区に禁書取締委員会施設に偽装された特別収容サイト-8175を設置。

19/05/19 SCP-XXX-JP感染者約6万名が煽動され、各地で一斉に自殺を図る。機動部隊伊-8や警察機関によって一部は阻止されたものの97%の感染者が自殺。

19/05/21 集団自殺事件の被害者らがネット上で『異世界転生準備会』というコミュニティサイトに参加し、様々な打ち合わせを行っていたことが判明。

19/05/29 コミュニティサイトの管理人である██氏1が生存していることが確認される。更にこの人物が集団自殺を煽動していたことが判明。

19/06/10 財団が██氏を拘束し、エージェント・西村による事情聴取を実施。

19/06/15 ██氏が財団施設内にて自殺。遺体からメモ-XXX-JPを回収。

19/06/23 日本政府はこれ以上の轢殺自殺者の増加を防ぐべく、全国の運送会社などに対しトラックの高速道路上以外での運行を禁止するように要請。

19/06/26 与党・██党によって衆議院に『大型運送車両等の一般道通行を禁止する特別法』が提出される。

19/06/30 法案が通過。途中法案に『この法案を遵守励行させるべく高速道路封鎖を実施できる』とする第11条3項を追加。

19/07/11 ██県の高速道路検問にてSCP-XXX-JP感染者約1300名による『自殺する権利』を求めた暴動が発生。██県警機動隊がこれを鎮圧するも、29名の殉職者及び多数の負傷者を出した上、感染者が所持していたSCP-XXX-JPに暴露した[編集済]名の感染者が発生。

19/07/15 警察庁は殉職者の増加を防ぐために陸上自衛隊による増強を日本政府に依頼。これを受け、日本政府は陸上自衛隊に高速道路封鎖のための治安出動命令を発令。

19/07/18 高速道路封鎖中に回収したSCP-XXX-JPの収容のために財団に対し封鎖協力を要請。財団は陸上自衛隊と協同し機動部隊伊-8を改編して機動部隊呂-8(“懸衣翁”)を編成。

19/08/11 特別収容プロコトルが確定。

19/09/12 七・一一暴動(7/11の██県における暴動事件の通称)で機動隊に捕縛され、その後財団に移送・抑留されていた感染者が26歳の誕生日を迎え、感染症の症状の消失が確認される。

19/09/16 特別収容プロトコルを改正し、SCP-XXX-JP感染者の抑留についての記述を追加。



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