白子ぬっぺふ

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP - (白子ぬっぺふ)
著者: ©LRRF
作成年: 2022/4/6

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-XXの低危険度大型物品収容コンテナに収容してください。収容コンテナの内部または外部にSCP-XXX-JPの排液を貯蔵できる装置を取り付け、オブジェクトから伸びる排液管に接続してください。SCP-XXX-JPの排液は河川、海、または下水道に廃棄してください。腐敗したSCP-XXX-JPの一部は焼却処理してください。

説明: SCP-XXX-JPは概ね人型の肉の塊です。大きさや重さは微妙に変化しますが、それぞれ2m、250kg前後に留まります。薄い膜に包まれた白色の流動体で構成されており、表面は粘液質の液体におおわれています。赤く変色している部位や、黒い筋が見られることもありますが、これらはオブジェクトの機能に影響を及ぼしません。SCP-XXX-JPに腐敗の兆候は見られませんが、臭いは一般的に「生臭い」「海のにおい」などと形容されます。

SCP-XXX-JPの臀部からは直径7cm程度の青白い管が伸びており、タラ目(Gadus)魚類の［編集済み］と同質の液体が毎分█ml程度垂れ流されています。SCP-XXX-JPはタラのゲノムを持ち、切り取ったサンプルに毒性はありません。

SCP-XXX-JPの背部には上下に130cmほど伸びた切れ目が入っており、そこからオブジェクトを身に纏うことができます。オブジェクトを着用した人物はその重さのため行動を大きく阻害されます。また、厚い肉の壁に覆われることから、視界は塞がれ、聴覚や嗅覚が鈍り、発声が困難になります。これらのことと、SCP-XXX-JP内部も外部同様に表面が液体で覆われていることから、着用者は極めて不快な思いをします。

SCP-XXX-JP自体は再生能力を有しており、損傷は長くとも数日で復元されます。切断されたSCP-XXX-JPは最も大きい部分にのみ復元能力を残し、他の部分は腐敗します。

実験記録XXX - 日付██/██/██

対象: SCP-XXX-JPを装着したD-8036

実施方法: 140km/hまで加速した4トントラックを衝突させる。

結果: 対象には傷一つ無かった。トラックは衝突後停止した。

実験記録XXX - 日付██/██/██

対象: SCP-XXX-JPを装着したD-8036

実施方法: 標準支給装備に含まれる拳銃で撃つ。

結果: 対象には傷一つなかった。弾丸はオブジェクト表面で停止した。

実験記録XXX - 日付██/██/██

対象: SCP-XXX-JPを脱ぎシャワーを浴びたD-8036

実施方法: SCP-XXX-JPから切りとったサンプルを食させる。

結果: 対象に影響は見られなかった。対象は「生臭くてヌメヌメしている、二度と食べたくない。」と評した。

補足: 対象は白子を食べたことがなく、対象の住む文化圏は魚類を生食しない。

実験記録XXX - 日付██/██/██

対象: D-8036

実施方法: SCP-XXX-JPから切りとった赤く変色した部分及び黒い筋のサンプルを食させる。

結果: 対象は嘔吐した。対象は「さっき食べたやつに輪をかけてまずい。気持ち悪い。」と評した。

分析: 対象の症状は海産物の粗悪部を生食したことによるものと酷似しているため、異常性とは関係の無いものと思われる。

実験記録XXX - 日付██/██/██

対象: D-8036

実施方法: SCP-XXX-JPから切りとったサンプルを複数の方法で加熱調理したものを食させる。

結果: 対象に影響は見られなかった。対象は自ら進んで食し、「とても美味しい。(生のそれと)まるで違う」と評した。

実験記録XXX - 日付██/██/██

対象: SCP-XXX-JPを装着したD-8306

実施方法: 刃渡り5mの刃物で腹部を切断した。

結果: D-8a036は死亡した。SCP-XXX-JPは頭部を含む部分から84時間かけて脚部を含む部分を復元した。他の部分は異常性の認められない速度で腐敗した。

補遺: SCP-XXX-JPの実験後、D-8036の剖検が行われました。その結果、D-8036の精巣がタラ科魚類の精巣に酷似したものに変化していることが発見されました。これによる特別収容プロトコルの更新はありません。

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  批評コメント批評コメント

  
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  Tutu-sh 06 Apr 2022 05:52

  改行が多いです。段落分けを伴わない改行は推奨されない（記事のテンプレート）ので、文脈の纏まりごとに段落を作り、必要に応じて空行を挟んで改行するようにしましょう。そうすると可読性も上がります。

  人間よりふた周りほど大きい

  ここで具体的な大きさや重さ（身長約何cm、体重約何kgなど）を書いておくと良いです。「ふた周りほど」では具体的な大きさが分からず、報告書に掲載する内容としては不適です。

  ヌメヌメとした粘液におおわれています

  「ヌメヌメとした」は報告書向きの表現ではないので、「粘性が高い」などとしましょう。「おおわれています」は漢字で「覆われています」、あるいは「被覆されています」とするとより良いでしょう。

  部分的に赤く変色していたり、黒い筋が見られることもありますが

  「～たり」を1回だけで用いることはありません。必ず2回使うのが正しい表現です。
  「部分的に赤く変色していたり、黒い筋が走ったりする場合もありますが」など。あるいは「部分的な赤色の変色や黒色の筋が見られる場合もありますが」とするとより報告書らしいでしょう。

  生臭い匂いがします

  「一般に「生臭い」と表現される臭いを放ちます」など。「匂い」は「臭い」に比べ心地よい"におい"のことを指すので、「臭い」の方が良いです。

  タラ(Gadus macrocephalus)類の

  Gadus macrocephalusはマダラという魚の種を具体的に指定する学名です。「タラ類」というマダラより包括的な分類群（上位の分類階級）を指すのであればタラ科(Gadidae)あるいはタラ目(Gadiformes)としましょう。
  なお、マダラとして書き直す場合は属名・種小名を斜体にしましょう。

  周囲の音や匂いを認識することが困難になり、

  直前に「視覚」の言及があるため、揃えて「聴覚・嗅覚が阻害され」などで良いでしょう。

  140km/hまで加速した4トントラックを衝突させる

  句点がありません。実験記録において句点のない文とある文が混在しているため、統一しましょう。

  結果: 対象は嘔吐した。対象は「さっき食べたやつに輪をかけてまずい。気持ち悪い。」と評した
  分析:対象の嘔吐は異常性由来ではなく、白子の粗悪部を生食したことによる正常な反応と思われる

  空行を入れましょう。また、分析:欄は半角スペースが挿入されていません。

  結果: 対象に影響は見られなかった。対象は進んで食し、「とても美味しい。(生のそれと)まるで違う」と評した

  分析:対象の嘔吐は異常性由来ではなく、白子の粗悪部を生食したことによる正常な反応と思われる

  おそらくコピペのためですが、結果と分析が一致していません。
  

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  NVです。全体的に気持ち悪さは漂っていますが、あまり面白さは感じませんでした。提案ですが、対象の精巣をタラ類の精巣に置換するのであれば、これを介してタラ類が繁殖行動を行っている……というような展開に出来そうです。そうなるとさらなる気持ち悪さやストーリー性を付与することができるのではないでしょうか。

  最初から気持ち悪い内容が起伏なく続いているため、本文でメリハリを感じませんでした。読者にオチでどういった感情を抱いてほしいのか（おそらくは嫌悪感かなと思いますが）意識しつつ、落差を生み出すような、かつ整合性を維持したストーリーを展開できると良いかなと思います。

  また、実験記録の序盤2つは本文で説明された破壊耐性を改めて説明するだけに留まっていて、読者にとって新鮮な情報が提供されていません。現状では無駄な要素になっていますので、当該の部分は除去しても良いかも知れません。ストーリーに直結しない部分は省くことが大切です。

  以上です。執筆のほど応援しております。

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  Tutu-sh

  LRRF 06 Apr 2022 11:33

  批評ありがとうございます
  執筆の経験が浅いので大変励みになりました

  拝読しました！

  Cocolate 12 Apr 2022 13:35

  こんにちは！拝読しました！
  基本的に文章の構成も良く、内容は特に問題はありませんが特別収容プロトコルの改行が多いと感じました。
  新人同士頑張りましょう！！執筆のほど応援しております！

  shiromuu 12 Apr 2022 22:37

  拝読しました。
  実験のログにはD-8036の嘔吐は
  「白子の粗悪部を生食したことによる」と記載されていますが、タイトルからの推察以外にこのSCPの体構造が白子で出来ている事を示す部分はあるでしょうか？実験以前に体成分を分析したことがないのならこの部分は不適当ではないでしょうか？
  新人ながら失礼しました。頑張ってください。

  LRRF 22 Apr 2022 20:39

  お二方、読んでくださりありがとうございます。
  ご指摘感謝致します。
  邁進致します。

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