Lightning Rod 3 A6cc

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境内の掃除をしていると、今日も学校帰りの小学生たちが元気に段を数えながらあの長い階段を登ってくる。

「ほらほら早く!」「待ってよぉ」「ちょっと休ませて……」

最近では公園や空き地で遊んでいると一部の狭量な大人が文句を言うとのことで、この神社の境内を遊び場にする子供が増えた。幸いにもここは山の麓であり、周りに迷惑がかかるということも無い。溌溂とした子供の姿を見て、御社様も喜んでいることだろう。

「ねえねえ、今日は何して遊ぶ?」「かくれんぼしようよ!」「楽しそう!」

最も近年はゲームや携帯端末の普及も進み、外で遊ぶ子供の数が減ってしまったからか、特に高学年の子は遊びに来なくなってしまった。この子たちもあと2,3年もすればここに顔を見せることも無くなるかと思うと僅かながら寂しさを覚える。

「負けちゃった……」「かいとくんが鬼ね!」「10数えたら始めてね!」

1人で勝手に感傷に浸っていると子供たちは鬼決めのじゃんけんを終え、鬼の子以外は思い思いの場所に隠れ始めていた。

「あんまり危ないところに隠れちゃ駄目だよ!」
「「「はあい」」」

隠れられると流石に子供たち全部を見ることは不可能なので、口頭で注意を促す。皆聞き分けが良い聡明な子たちだ。ところで、10を数えるにしてはやけに長い時間が経っているのは気のせいであろうか。

「もういいかい?」「「「もういいよ!」」」

そんな私の心の引っ掛かりをどこか躍るような大声が吹き飛ばした。


「けんじくん見ぃつけた!」「あちゃー、見つかっちゃったか」

凡そ██分ほどが経過し、隠れていた子たちは大体見つかってしまっていた。

「あと見つかってないの誰だろ?」「しゅんすけくんじゃない?」「ぼくここにいるよ!」

はて、他に見つかっていない子が居ただろうか。確かこの子たちは10人で来ていた筈であるし、今いる人数を確認しても確かに10人居る。……ん?何かおかしくはないか?10人ってこれしかいなかったか……?

得体の知れぬ不安を拭うべく、徐に子供の数を数えてみる。

「1,2,3……」

夕暮の神社に、

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  1. portal:2965697 ( 01 Jun 2018 16:03 )
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