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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはSCPS1もちつきにより他任務と並行して回収、同定が行われます。SCP-XXX-JPを一般人が回収、入手した場合、警察組織等を介し収容に当たってください。各SCP-XXX-JPは密閉された低用量収容庫に海水を封入した状態で保管し、各部位を接近させることは禁止されます。
説明: SCP-XXX-JPは世界中の海洋において確認されているアメリカ合衆国の俳優、ボリス・カーロフ(Boris Karloff)の死体です。死体は体肢や一部分、破片のみの発見であり、全身が確認されたことはありません。
SCP-XXX-JPは財団の調査により現在時点で約300の部位が発見されています。これらは全身を約30程度に分割したものであり、重複する部位も存在します。その一方、鑑定の結果、これらの部位は全てボリス・カーロフと一致することが判明しています。また、アメリカ本土において埋葬されているボリス・カーロフの遺体には異常が発生していないことから、複数にわたるボリス・カーロフのレプリカあるいはクローンが存在すると推測されます。
SCP-XXX-JPは確認された全ての例で激しく破損、腐敗しています。海水中からSCP-XXX-JPを取り出した場合、SCP-XXX-JPは発火、焼失します。そのため、収容には海水を利用することが求められます。破損部位には人為的な切断、破壊の痕跡がみられ、専門知識、技能を持たない人間によるものと推測される吻合の痕跡も確認されます。また、多くの場合において深達性II度以上の熱傷が確認されます。
補遺1: 2███/██/██、SCP-XXX-JPの破損していない頭部が発見されました。頭部は1931年に公開された映画作品『フランケンシュタイン』におけるフランケンシュタインの怪物と同様のメイクが施されていました。また、脳幹が炭化したオオウイキョウ(Ferula communis)に置換されていることが確認されています。

【参考画像】
SCP-XXX-JP頭部と同様のメイク
補遺2: 2███/██/██、SCP-XXX-JPを一時的に保管していたSCPSもちつき内の管理庫において、複数のSCP-XXX-JPが自律的に吻合される現象が発生しました。接着においては各部位の破損部位が接触するに伴って吻合糸が自律的に吻合を完了しました。吻合された部位は約20分間生体反応を見せたことが確認されており、生体反応が消失すると各SCP-XXX-JPは吻合を自律的に分離させ、分離後、即座に発火等のプロセスを経ず炭化しました。
また、これらの吻合を再現する実験において以下の条件が発見されました。
- 海水中に各部位が存在する
- 各部位の切断面、破損面が至近距離まで接近する
- 各部位が一般的な人体と同様の配置に存在する
- 頭部においては発生しない
この条件が海洋内で発生し、完全な人型に至る可能性は10██████分の1以下であると試算された為、収容プロトコルの改定は見送られました。
インシデントレポートXXX-JP - 2███/██/██
補遺2における吻合が発生した際、別サイトにおいて収容されていたSCP-XXX-JP頭部のオオウイキョウから軽度の発火とみられる現象が発生していたことが確認されました。この事案発生時、SCP-XXX-JP頭部が約30秒間生体反応を見せました。加えて、英語を用い「義務」「神」「フラスコ」といった単語が含まれる文章を発声したことが判明しています。
この発火現象及び生体反応の復帰現象は以降の吻合再現実験においては確認されていません。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:2700573 (03 May 2018 13:41)
>SCP-XXX-JPを一般人が回収した場合
回収ではなく入手のほうがいいかもしれません
>これらは鑑定の結果
DNA鑑定などとしたほうがいいかもしれません
>ボリス・カーロフの死体レプリカ
死体のレプリカ などとしたほうがいいかもしれません
to2to2さん、指摘ありがとうございます。
"回収、入手"と変更しました。
あまり限定しすぎてボロが出るのも嫌なので、ここは現行のままで行かせてもらいます。
変更しました。
改めて、指摘ありがとうございました。
拝読させていただきました。
シンプルかつ不気味さがにじみ出ている、良い作品だと思いました。
ここに何かを付け足す(あるいは何かを変える)のはかなり難易度が高いような気がしますが、やるとしたら
「怪物が生まれる」からもう一歩深堀りしてもいいかもしれません
財団はパーツをいくつか所持しているので、多少組み合わせてみるくらいの実験はしてそうです(頭部から情報を聞き出すとか)
ヤバイ事態が起きる可能性がうっすら見えるとゾッとするかもしれませんね
「フランケンシュタインの怪物」はヒトの心の情動にスポットを当てた作品(だと思います)なので、「怪物」をリリースしている"誰か"(もしくは"ナニか")の意志とか、「怪物」の意志とかを描写してもいいかもしれないです
描写を増やすということは一歩間違うとチープになる諸刃の剣だと思いますが、2つご提案させていただきました。
気になったこととしては、
財団の環境下でこれが起こる確率もかなり低いような気がして、若干都合のよい展開だなと思いました
highbrikuさん、批評ありがとうございます。
2つも案を提示していただきありがとうございます。これ以上起源や意思を語らせると少し不気味さからは外れてしまうなあ、という印象があり、今の状態なのですが、さてどうしたものでしょうね。何かうまく語らせることが出来ないか考えてみます。
気になった部分は確かにそうですね。特に電圧は後付けなので削除してしまうことにします。
改めて、批評ありがとうございました。
評価モジュールはコンテストのためクレジット付きのものに変更してください。
評価基準に◾他のSCPの設定を前提として読まねば面白くない記事になっていないか とあります。他のSCPの設定というわけではありませんが、この用語自体が少し事前知識が必要なのが痛いです(たとえば反ミームとか認識災害とかもそうです)。
なんだか、各部位に対して接近を禁止しているような文面になってます。「~、各部位を接近させることは禁止されます。」なら良さそうです。
「おいて」「おける」と似ている言葉が連続しているように見えます。「SCP-XXX-JPは世界中の海洋において確認されるアメリカ合衆国の俳優、」なら読みやすくなると思います。
全身が確認されていないのに「多くの場合」というのはおかしいと思います。「死体は体肢や一部分、破片のみが発見されており、全身が確認されたことはありません。」としてみるのはどうでしょうか。
よく分からない一文だと思います。特に「約30の区分に分割されており」の意味がよく分かりませんでした。また、「財団による調査により」も前述の「おいて、おける」と同じ理由で、「財団の調査により」とした方が読みやすいと思いました。
この死体が金属でできているなら問題ないですが、「腐食」は金属が化学的、生物学的にダメになることを一般的に指すのであって、誤用ではないですがあまり生物には使わないです(それこそ後に出てくる「熱傷」なんてのは化学的腐食のひとつですが……)。使うとしても、誤用なんじゃないのか?と勘違いされる可能性もあるので、ここは「腐敗」などと置き換えたほうが良さそうです。
補遺2があるならこっちは補遺1にしたほうがいいです。
【参考】SCP-XXX-JPの頭部と同様のメイク
なら自然です。
それだけ?と思いました。何か関連性を示唆するようなことも書かれてないので、もう少し何か調査を行った節が書かれていた方が良さそうです。
ちょっと、飛躍した考えではないですか?また、のちの条件を見て、これらの部位が海水中に収容されていたのか?と疑問に思いました。その節が全く書かれていないので結構引っかかりました。
Fennecistさん、丁寧な指摘ありがとうございます。
失念していましたね。修正しました。
ふむ、事前知識と言うほどでもないかなとは思いましたが、脚注で説明を付けておきました。
修正しました。
修正しました。
修正しました。
文意が伝わるよう修正しました。
"腐敗"に変更しておきました。
修正しました。
変更しました。
ちょっとばかり改稿しました。
確かにそうですね。あまり必要性も感じませんし全文削除しました。
改めて、指摘ありがとうございます。
SCP-1931-JP、「渚のフランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」として投稿させていただきました。ここまでの批評、指摘、ありがとうございました。