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アイテム番号:SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス:safe
特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JPは、サイト81██の地下80メートルにある特別収容室に保管されていますSCP-XXXX-JPは60メートル×60メートル×60メートルの収容室の中心に必ず配置してください。また、収容室内には3つのメトロノーム(以下SCP -XXXX-JP-2)を配置し、振り子は固定してください。また、SCP-XXXX-JPはBPMの一番遅い状態で遊錘を固定、振り子止めで必ず固定してください。収容室は一日に一度点検し、メトロノームの故障と作動の有無、振り子が固定されていることを確認してください。
収容室内への立ち入りにはクリアランスレベル4以上の職員による許可が必要です。また、SCP-XXXX-JPを用いた実験は現在禁止されています。
説明:SCP-XXXX-JPは█████社製のメトロノームです。SCP-XXXX-JPの分解はその異常性の伝播の危険性を加味して禁止されています。
SCP-XXXX-JPがテンポを刻むとき、SCPから半径25メートルの球状の空間に侵入した人間はSCP-XXXX-JP-1となります。SCP -XXXX-JP-1はSCP -XXXX-JPの刻むものと同等のテンポで死亡します。SCP-XXXX-JP-1が複数存在する場合、SCP-XXXX-JP-1はテンポおきに1個体ずつ死亡します。この効果は人間にのみ有効であり、微生物や魚類、より人間に近い哺乳類や類人猿であっても影響は受けません。
また、SCP-XXXX-JPが停止している場合、SCP-XXXX-JP-1は破壊耐性と不死性を付与されます。この効果はSCP-XXXX-JPの影響範囲を抜けるか、SCP-XXXX-JPを起動することで無効化されます。
また、SCP-XXXX-JPの異常性の及ぶ範囲内に一般のメトロノームが置かれた場合、それはSCP-XXXX-JP-2となります。
SCP-XXXX-JP、SCP-XXXX-JP-2共に振り子が停止している場合、SCP-XXXX-JP-2はSCP-XXXX-JPが停止している時と同じ異常性を持ちます。SCP-XXXX-JP-2の振り子のみが動作している場合、両オブジェクト共に異常性を失います。
SCP-XXXX-JPとSCP-XXXX-JP-2が同じBPM、かつタイミングが符合して作動している場合、両オブジェクトはSCP-XXXX-JPが作動している時と同じ異常性を持ちます。両オブジェクトが同じBPM、かつタイミングをずらして作動させた場合、両オブジェクトは異常性を失います。
SCP-XXXX-JPとSCP-XXXX-JP-2を異なるBPM、タイミングで作動させた場合、両オブジェクトのBPMは少しずつ変化し、最終的には両オブジェクトのBPMの平均をとった値となり、タイミングも重なった状態で動作し続けます。この際、両オブジェクトは異常性を発揮します。
SCP-XXXX-JPは、██県██村にある自己啓発団体の集団居住施設で発見されました。尚、当該団体は定まった団体名を持ちません。マルチ商法等で法に触れる活動をしていたためだと思われます。以降、団体員が勧誘等の際に使用していた『セミナー』と表記します。
当時セミナーにはSCPオブジェクトを保有していた疑いがあり、財団エージェント二名が調査に向かいました。当該施設には複数の建物や外壁、明確な出入り口がある巨大な施設だったにも関わらず人気がなく、不審に思ったエージェントは調査のため侵入しました。施設中心に位置する集会場のような建造物(便宜上、以降は集会場と表記)に侵入後、先行していたエージェントが突如その場に倒れ死亡。後日無人機による調査によってSCP-XXXX-JPが発見され、収容に至りました。発見当時、SCP-XXXX-JPは110BPMのテンポで作動し続けていました。SCP-XXXX-JP周囲には███人のセミナー構成員の遺体が倒れていました。当該施設を認知する周辺住民にはクラスC記憶処理が施され当該施設は財団によって封鎖、カバーストーリー『新興宗教団体の集団自殺』が流布されました。
現在、セミナーがどのような経緯でSCP-XXXX-JPを入手したのか調査されていますが、構成員の殆どがSCP-XXXX-JPによって死亡したためセミナーは事実上崩壊し、困難を極めています。
補遺1:SCP-XXXX-JPは異常性の解明のため、過去に9回の実験が行われています。以下は実施された実験の記録です。
補遺2:Dクラス職員の著しい消耗が見られるため、これ以降の実験は禁止されています。
補遺3:当該オブジェクトを使用した機動部隊を編成し、特にSK-クラス:支配シフトシナリオの対策とする案が提案されましたが、新支配種がSCP-XXXX-JPの影響を受ける可能性が否定できない為棄却されました。
- portal:7019098 ( 22 Nov 2020 09:59 )

拝読しました。
表現
改行した場合、空行を1つ加えてください。また、報告書中で「SCP」と呼称しません。「オブジェクト」と書きましょう。
内容
ただ少し条件のあるだけの死に関するオブジェクトであり、新鮮味が感じられませんでした。ある程度便利な活用法もあるため、マジックアイテム感も強いです。また、オブジェクトの発見経緯があまりオブジェクトと異常性と噛み合っていないため、面白みに一切関与していません。更に、実験記録が説明の内容の焼き直しであり、冗長に感じられます。多くの記事を読んで、記事の面白さについて学んでみてください。
確かに実験記録の焼き増し感は否めませんね……
精進します
拝読させていただきました。
まず、表現からですが、アイテム番号やオブジェクトクラス、そして説明はすべて本文との間に半角を開けてください。
また、オブジェクトクラスは、頭文字を大文字に。
後は、補遺2の数字が全角になっていますね。
次に、内容に関してです。
シリーズⅠの様にスッとまとまっているのは私的には好きです。
ですが、SCPの記事は内容を深く吟味されることは必至だと考えられます。個人的に少し引っかかったのが、実験記録におけるDクラスの扱いです。振り子を動かせば近くの人間が死に、止めれば死なず時が止まったようになる。そのような単純な異常性に対して、財団が十数人ものDクラスを消費するのは考えにくいと思います。
しかし、このような異常性を確かめるための段階的な実験もまたこの作品の魅力とも思っています。
細かく条件を変えた実験によって着実に異常性を割り出していく、私はこういうの大好きです。
なのでこの作品においてはこの点を変えなくてもよいと思います。
後は、シンプルな異常性からさらっと出てくる収容への活用法。
こちらに関しては、少しむむ?と思うところがありました。
収容に活用できるような異常性でしたら、さらなる具体的な異常性の解明もしくはどのようにして収容に活用するのか、というような点を掘り下げてほしかったですね。
総合的に、ギリギリUV。さらなる改稿で文句なしのUVを目指してください。応援しています。
批評ありがとうございます。
英数字の表記や単純な誤字もいくらか見つけました。その辺りは追々見返して修正します。初投稿なので拙い部分お許しください。
ご意見参考にさせていただきます。
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