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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPを取り囲むように工事用フェンスに見せかけた鉄製のバリケードで囲んで下さい。バリケード内への侵入を防ぐため 警備員を1名現地に駐在させておく必要があります。バリケード内へ侵入しようたした人物に対してはカバーストーリー「経年劣化による建築物崩落の危険」を理由に侵入を防いでください。
説明: SCP-XXXX-JPは██県███市にある公立小学校の敷地内にあるコンクリート製の建物です。外観は錆びており所々に苔や経年劣化によるひび割れが確認できます。当該施設は一か所の外開きのドアがありますが中に侵入できる人物は特定の人物に限られます。
SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPに侵入可能な人物です。現在、当該小学校の9歳の生徒1名がSCP-XXXX-JP-1に指定されています。
SCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-1は市内を巡回中のエージェントにより発見されました。古びた建物から出てくる少年にエージェントがいくつかの質問をした事で異常性が判明、財団に収容されました。SCP-XXXX-JP内部での撮影機材を用いたいかなる撮影、録音は未知の妨害により不可能です。
SCP-XXXX-JP内は2つのエレベーターからならエレベーターホールになっており2つのエレベーターには搭乗が可能です。エレベーターは当該施設の外観が1階相当であるにもかかわらずエレベーター内のボタンには100階までの表示があります。エレベーターにより移動したフロアの内容は侵入の度に変わります。
以下はSCP-XXXX-JP-1へのインタビューログです。
対象: SCP-XXXX-JP-1
インタビュアー: ██研究員
<録音開始>
██研究員: やぁ、██君1。君は今までにあの建物に入った事があるようだね。
SCP-XXXX-JP-1: は…はい。えっと…少し前に、3回だけ…あっ、で、でもエレベーターに乗ったのは1回だけです…最初はよくわからなくって…
██研究員: ふむ……じゃあ次は中に入った時について詳しく教えてくれるかい?
SCP-XXXX-JP-1: えーと…エレベーターに乗って8階2に行きました。なかは…なにもなかったと思います。
██研究員: ありがとう、じゃあ次は何故君だけがあそこに入れるか、なにかわかることはあるかい?
SCP-XXXX-JP-1: ………わかりません…ただ…
██研究員: ただ?
SCP-XXXX-JP-1: 僕は…僕はあそこしか居場所がなかったんだ……
<以下省略>
上記のインタビューからSCP-XXXX-JPの危険度は低いと判定された為、オブジェクトクラスは暫定的にSafeとされました。また、後に行った知能テストによりSCP-XXXX-JP-1の知能指数は調査及び報告に適しているとされました。以下はSCP-XXXX-JP-1によるSCP-XXXX-JP内部の調査記録です。
調査記録XXXX-1 - 日付20██/10/█
調査内容: SCP-XXXX-JP-1に当該施設に侵入させ、エレベーターを使い任意の階へ移動させる。
結果: SCP-XXXX-JP-1は8階へ移動、フロアに窓はなく料金不必要の自販機が設置されていた。SCP-XXXX-JP-1はフルーツジュースを購入し飲んだと証言しました。
分析: SCP-XXXX-JP-1が収容前に行った8階とフロアの内装が異なる旨の発言をしました。内装はランダムで変わるようです。―██研究員
調査記録XXXX-2 - 日付20██/10/██
調査内容: SCP-XXXX-JP-1に再度8階へ移動するよう指示する。
結果: 8階へ移動の後、フロアには襖があり奥へ進むと大きな広間に食事が並べられていた、SCP-XXXX-JP-1はステーキを食べたと証言しました。
分析: 内装はSCP-XXXX-JP-1の欲望が反映されているのかもしれません。―██研究員
調査記録XXXX-3 - 日付20██/10/██
調査内容: SCP-XXXX-JP-1に100階へ行くように指示する。
結果: SCP-XXXX-JP-1は5分も経たない内にSCP-XXXX-JPから脱出しました。100階には赤い化け物が数えられない程おり、その生物に追いかけられたと証言しました。
分析: 内部にいた実体は酷く攻撃的だったようです。内部がSCP-XXXX-JP-1の欲望によって変化しているという説はどうやら違うみたいです。―██研究員
調査記録XXXX-3より、当該オブジェクトの潜在的脅威が上がった為オブジェクトクラスのEuclidへの格上げがなされました。また、駐在警備員の数を増やすことが検討されています。今後、SCP-XXXX-JP-1による調査は年齢の身体、及び精神的な面から凍結されます。
補遺: 20██/11/██に駐在警備員増員に伴う事前調査にて、元より駐在していた警備員がSCP-XXXX-JP-1となっている事が判明しました。これにより当該警備員に装備を装着させた上でSCP-XXXX-JP内部に対する調査が行われました。以下はその調査記録です。
調査記録XXXX-4 - 日付20██/11/██
調査内容: SCP-XXXX-JP-1に指定された警備員に8階、100階への調査を行わせる。
結果: 8階はごく一般的なエレベーターホールが広がっていた。100階においても8階と同様の構造が確認された。
分析: まさか…確認を急ぎます。―██研究員
調査記録XXXX-4から考えるに調査記録XXXX-3の攻撃的実体は存在しないものと思われます。これに基づきオブジェクトクラスはEuclidからSafeへと格下げされました。
現在、記録に対する事実関係を確認中です。
確認が終わり次第新たな報告書が作成される予定です。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6837312 (16 Sep 2020 04:18)
あまり面白く感じませんでした。
まず、SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-1の関係が明示されていません。なぜSCP-XXX-JP-1だけSCP-XXX-JPに入れるのか、財団ならば調査しそうです。決定的な理由がわからなくとも、その調査の結果ぐらい記載していてもおかしくないと思います。
調査記録1で「SCP-XXXX-JP-1が収容前に行った8階」と書いていますが、こちらとしてはSCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPの中へ収容前にも入っていたという事実がここで初めて判明するわけで、混乱してしまいます。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1にとってどのようなものなのか、過去になにがあったのか説明内に書いてしまった方がいいです。
8歳の児童をオブジェクトの中に入れるというのはその性質上仕方のないことだと思いましたが、財団がこの児童の証言を信じすぎているというところに強い違和感を感じました。オチを見るに、オブジェクト内部での撮影・録音が不可能という情報は児童の言うことをそのまま信じて報告書に書いたものでしょうか。正直、財団ならばそんなもの信じず、児童が触れられないような無人機を持たせて一度実験ぐらいしていそうです。また、補遺に記載されている実験で初めて児童に防護服を着せていますが、オブジェクトの危険性がよくわからない以上普通初めから着せると思います。
Pagema157さん、批評して頂きありがとうございます。オブジェクトの性質上、信用性の低い情報を信じざるを得ないという財団を書きたかったのですがご指摘の通り些か無理があったようです。
SCP-XXXX-JPと1の関係性については何らかの記述を追加しようと思います。防護服については「収容前に何度か侵入したSCP-XXXX-JP-1が何ら影響を受けていない」というようなを記述を追加する事で理由を持たせようと思います。
以下の点を変更しました。
・冒頭のインタビューログの追加。
・オチの内容の一部、誘導方の変更。
・付属資料の追加。等
改めまして、皆様の批評お願い致します。
あまり面白くありませんでした。この記事の魅力はどこでしょうか? すなわち、どのような要素を通して、読者にどんな感情を抱かせたいのでしょうか。
批評に対するコメントを読み、「信用性の低い情報を信じざるを得ないという財団」というテーマがあることは理解しました。しかし、これが面白いとは私は思いません。財団が信用性の低い情報を信じたとして、それを見た読者はどんな感情を得るのでしょうか。私は、特別な感情は湧きませんでした。このテーマで書くこと自体は悪いことではないと思いますが、それならば別に面白い部分を用意するべきだと思います。
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k-calさん、批評ありがとうございます。
調査記録4で1~3が嘘である事を示すことで読み進めて来た人になんといいますか徒労感のようなものを与えたかったのですが内容が薄くあまり意味がなかったようです。内容については批評を元に今一度練り直そうと思います。
徒労感を主体とするならば、例えば"プラスチックのオウム"という良いジョークがあります。ただし、これは徒労系ジョークの難しさを物語っている例でもあります。とある大学が入試でこのプラスチックのオウムを出題したところ、受験生の多くが困惑してしまったという事例がありました。オチがあると思って読んでいるのに、オチがないから困惑するのはある意味当然です。ここから、ただ「徒労」なだけではダメだということが分かります。徒労系ジョークは面白くなければただ理不尽な時間の無駄です。
私も徒労系ジョークの分析をしたことがないので何とも言えませんが、徒労系で攻めるのなら、私は以下の方策を試してみます。
ちなみにですが、現行記事では「引き込まれた感じ」や「してやられた感」があまりありません。読者を没入させられていないので、勝手に財団が失敗したように見えています。読者を引き込み、読者にオチを「予想させる」ことも重要かと思います。オチを頑張って予想するからこそ、何もなかった時に梯子を外されたように感じるわけです。
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ご意見ありがとうございます!非常に参考になる意見でめっちゃありがたいです。
「プラスチックのオウム」を読ませて貰いましたが
あれは物語に疑問を持たせ、オチに対する期待が最高潮に達したところで文を切る、ということですね。個人的にあれを知れて良かったです。
本記事については熟考する必要があると考えたため批評を中断させて貰います。皆さんの批評、ありがとうございました。読み手を引き込めるように頑張ります。