平等の波

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXXX-JPの病原の特定、及び特効薬・対処療法等の研究開発は全て凍結されています。全てのSCP-XXXX-JP感染者は厳重隔離設備を用いて財団が管理します。SCP-XXXX-JPに関するサンプルは微生物厳重管理設備にて三重セキュリティの元保存されています。SCP-XXXX-JPを使用する実験は原則として禁止されています。使用が妥当だと考えられる場合、Arakawa博士及びSCP-XXXX-JP研究主任の許可を得た上で、両名の遠隔指導の元SCP-XXXX-JPの実験を行います。移送や管理上の都合によるセキュリティ解除も同様です。SCP-XXXX-JP感染者とみられる症状が確認された場合、NBC防護服等の防護服を着用の元、直ちに収容に向かう必要があります。万一大規模な感染拡大が発生した場合現地の病院等をArakawa博士指導のもと隔離閉鎖を行い、SCP-XXXX-JPに罹患した者はバイオテロにより死亡と発表し財団施設へと移送してください。また罹患していなかった場合は1週間の別所隔離後にカバーストーリー「バイオテロ」を適用し解放して下さい。

説明: SCP-XXXX-JPは、ミーム汚染を引き起こす性質を持つ未知の病原体SCP-XXXX-JP-Aによって引き起こされるミーム汚染です。SCP-XXXX-JP-Aはヒト(学名:Homo sapiens)以外の感染は確認されていません。また飛沫感染が確認されている上に物質表面に残留する時間が通常のウィルス何度にくらべて長く、滅菌効果が確実なのは高温で加熱する、超低温下に置く、強アルカリ性もしくは強酸性液体の塗布のみである為危険性が高いと言えます。現状、研究が凍結されているために病原体の特定は未だ完了していません。このSCP-XXXX-JPは複数人の同一感染者の間によってのみ発生します。そのため感染者が1人の場合ミーム汚染は発生しないことは判明しています。       
SCP-XXXX-JPは個人の習慣・好み・記憶などが感染者間で共有、均一化され、個人の人格等が失われます。以降これをパーソナリティ喪失と呼称します。生活に重大な障害を与え死亡するケースもあります。
最初の感染者と思しき記録は300年近く遡ることができるも、複数の話が混ざり合って伝わっているようで、正確性に乏しいため断定はできません。██県██市にある小規模な村を往診へ出かけた医師が異様な様子を報告していたのを財団が発見、数名の生存者の様子からSCP-XXXX-JPの存在が判明しました。現在他の2か所からも発見されています。

補遺:
実験記録001- 日付2001/06/03-10

対象: 年齢12-72の長期入院患者及び医療関係者122名
実施方法: 突発的に発生したため不明
結果: 全員がSCP-XXXX-JPを発症し財団により収容
分析:財団職員が収容した時にはすでに手のつけようのない状態になっていたため、各所に散らばったカルテやレポート、現状をまとめたものを集約、検討した。

1:病原菌体に感染拡大開始
認識できる症状はない。

2:感染から47時間が経過。
SCP-XXXX-JPの発生は確認できず。患者の多くは不安感を訴えている。一部の人間が幻聴、幻視等精神的な異常が発生している。

3:感染から63時間経過
患者間のSCP-XXXX-JPの発生が見られた。検証の結果、65時間以降集団で喪失症状が確認にされた。一部妄想などを起こした患者が個室に隔離されいたにもかかわらずSCP-XXXX-JPの発生が確認された。
4感染から120時間経過
患者87名の人格共有が完了したのを確認した。
[削除済み]
複数の患者間でSCP-XXXX-JPの発生が確認されました。そのため隔離処置とともに治療目的でカウンセリングをおこないました。カウンセリングを行ったカウンセラー ██氏によると日が経つにつれ喪失したはずの人格が再構成されている予兆が確認されたとのことでした。個人差があるようでしたが、早くて喪失後4日目で補助なしの基本的な活動である食事、排泄、睡眠を行えるものも確認されています。よって正しい処置を施せば最終的は別のパーソナリティを獲得し社会復帰も可能であると言え、危険度はあまり高いとは言えないようです。
似た報告は現在までに数例確認されており、喪失がすぐに社会的な死を指し示すものではありません。しかし喪失したのちの思考力、理解力、語彙、など様々な分野での変化が定着してしまう為、同じ社会的地位に戻ることはきわめて困難と言わざると得ません。また記憶混乱を伴うためPTSDに似た症状やうつ、多重人格、[削除済み]などが併発します。特殊な例として混ざり合った人格等が非常に似ており(双子などではなく)日常生活にほとんど支障がない場合もあります。大抵の場合人格の混同がおきて2週間以降の再感染拡大の報告は一切ありません。

対象: 甘利 蒔絵

インタビュアー: Arakawa博士

付記: 甘利氏は財団職員1名と他2名間でSCP-XXXX-JPを発症

<録音開始, 2003/08/13

Arakawa博士: 質問を始めます。私はあなたの担当になった内科医師の橋下です。よろしくお願いします。

甘利氏: はい。

Arakawa博士: 自己紹介をしていただけますか?

甘利氏: えーっと…[5秒間の沈黙]甘利か…ま……

Arakawa博士: 書類上、甘利蒔絵さんとなっていますが、違いますか?

甘利氏: 多分違うような…あれ?

Arakawa博士: どうかしましたか?

甘利氏: Arakawa博士?…えーっとあなたは…えーっと…私は一体…[表情を急変させる]あなたたちは一体!!!


録音終了<

終了報告書: 甘利氏はAクラス記憶処理を行うも財団機密情報を喪失しなかった為Eクラス職員としての雇用を許可された。


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