SCP案 灰塵

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SCP-XXX-JPの回収地点

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2を指します。SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2は回収後サイト██に移送し、SCP-XXX-JP-1は標準的なSafe用ロッカーに収容してください。SCP-XXX-JP-2の回収分は気密性の高い専用コンテナに収容してください。現在、新たに発見されたSCP-XXX-JP-2を回収中です。全てのSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2の収容を確立しています。

説明: SCP-XXX-JP-1は18人分の人骨群です。そのほとんどに高温による損傷が見られ、ナフサ、重油などを主成分としたナパーム剤とみられる物質が付着、残留しています。およそ70年前のものであり、身元は不明です。また現在、回収文書SCP-XXX-JPから身元を特定する試みが検討されています。SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の影響を受けたと思われる塵灰で、SCP-XXX-JP-1と同一の異常性が見られます。また、SCP-XXX-JP-2は通常の塵灰よりも比重が重く、現時点で空気中に飛散する、または██川の流域█㎞以上への流出は確認されていません。SCP-XXX-JP-1及びSCP-XXX-JP-2の異常性は脳化指数0.13~0.15以上の生物1が生身で触れることで発生します。SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2に触れると触れた生物は即座に植物状態に移行し、触れた部位からSCP-XXX-JP-2に置き換わり放置すると全身がSCP-XXX-JP-2に置換されます。(実験記録SCP-XXX-JP参照)

発見: 20██年8月██、██県██市██川で「市民による川の環境整備活動」に参加していた地元住民██名の失踪事件が発生、失踪人数の多さ、過去周辺地域での度重なる失踪事件などの不審な点から財団の注意をひきました。事件現場周辺にはカバーストーリー「集団入水」を流布、関係者にAクラス記憶処理を施した後、調査を開始しました。██川付近の調査の結果、川底からSCP-XXX-JP-1を回収。川底及び周辺地域から合わせて1.7tのSCP-XXX-JP-2を回収しました。また、SCP-XXX-JPの異常性は先行していたエージェント██がSCP-XXX-JP-1に接触、SCP-XXX-JP-2に置換された際、行動を共にしていた別のエージェントによって発見されました。その後、報告がなされ、現在の収容に至りました。

実験記録SCP-XXX-JP-A - 日付██/██/██

対象: 6歳のチンパンジーの雄2匹

実施方法: 対象を拘束した後、SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2に触れさせ、対象がSCP-XXX-JP-2に置き換わるまでのプロセス、SCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2の異常性の差異を観察する。

実験経過: SCP-XXX-JP-1に左手の人差し指を触れさせます。

実験経過: 40%がSCP-XXX-JP-2に置き換わり、この時点で胴体と頭が断裂します。しかし未だ生命活動は継続しています。

実験経過: 心臓、及び脳の大部分がSCP-XXX-JP-2化しました。しかし依然として生命活動は継続、血圧計は正常な値を示しています。

実験経過: 対象は完全にSCP-XXX-JP-2に置換されました。また、対象は置換される瞬間まで生命活動を維持し続けました。

実験経過: 2匹目の対象をSCP-XXX-JP-2に触れさせます。

(以下実験は前述の繰り返しとなるため割愛)

結果: SCP-XXX-JP-1へ接触してから、1分10秒で完全にSCP-XXX-JP-2に置換されました。また、SCP-XXX-JP-2へ接触時も1分12秒で完全にSCP-XXX-JP-2に置換されました。SCP-XXX-JPに接触した対象は不明な理由で生命活動が維持されることが分かりました。

分析: 体組織がSCP-XXX-JP-2に置き換わる点においてSCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2に大きな差異はないものと思われます。よって、今後の実験はSCP-XXX-JP-1よりも大量に保管されているSCP-XXX-JP-2を使用します。また、SCP-XXX-JP-2に置換された部位は、物理的に崩壊していたとしても、何らかの手段で本来の機能を果たしているものと考えられます。

実験記録SCP-XXX-JP-B - 日付██/██/██

対象: 5歳の雄のチンパンジー

実施方法: SCP-XXX-JP-2に触れさせSCP-XXX-JP-2への置換プロセスの途中で、まだ影響を受けていない部位から切除し、対象の植物状態時の経過を観察します。

実験経過: 前回実験と同様に左手人差し指から実施しました。対象は即座に植物状態に移行、左手首までの置換が確認された時点で、左肘から下の部位を切除しました。しかしこの時、切除作業が完了した瞬間に対象が植物状態から回復、左肘から下の部位で進行中だったSCP-XXX-JP-2への置換プロセスも停止しました。

実験経過: 対象が植物状態から回復したため実験は中止されました。

結果: 切除された部位に対してSCP-XXX-JP-2の置換プロセスは無効化されました。また、この後にSCP-XXX-JP-2への置換中に対象の生命活動を停止させる追加実験を実施しました。その結果、SCP-XXX-JP-2は直ちに進行を停止しました。

分析:SCP-XXX-JP-2への置換が停止したことについて、対象の左肘から下は切除された瞬間に「生物」ではなくなったため、SCP-XXX-JP-2の進行が停止したと考えられます。また、今回の実験で対象の左肘から下の部位から置換されたSCP-XXX-JP-2を回収、分析した結果、当実験で発生したSCP-XXX-JP-2は異常性を喪失していることが判明しました。

前回実験において、対象が植物状態から回復したことを受けて、Dクラスによる実験を実施しました。以下は植物状態から回復したDクラスへのインタビューです。
インタビュー記録SCP-XXX-JP-B - 日付██/██/██

対象: D‐22908

インタビュアー: ██研究員

付記: 対象を左手人差し指からSCP-XXX-JP-2に接触させたのち、左肘から下を切除しました。その後回復したD‐22908へのインタビュー記録です。

<録音開始>

██研究員: 気分は?D‐22908。

D‐22908: 吐けと言われれば今すぐにでも吐けるよ先生。

██研究員: よろしい。では何か感じたこと、気が付いたこと、何でもいい教えてくれ。

D‐22908: あぁ、そうだな多分、俺は夢を見ていたんだと思うんだよ。

██研究員: 夢?

D‐22908: そう、夢だ、あの時俺は狭くてどうしようもなく冷たい場所にいた、身動きが取れなかったんだ。いや、俺は動こうともしなかったのかもしれない。

██研究員: 状況がハッキリしない。周りの様子を教えてくれるか?

D‐22908: あそこは薄暗かった。でも上の方に光が見えたな、赤くて揺れていて、ぼんやりしてる光だったよ。水の中みたいだったって言えば伝わるか?俺はその風景をただ眺めてたんだ。

██研究員: ほう。では先ほど狭い、身動きが取れないと言っていたが、拘束されていたのか?

D‐22908: いや、そうじゃない。ただ俺は何かに埋もれてた、砂みたいなやつだ、そのお陰でやけに窮屈に感じたのかもな。それから。

██研究員: それから、なんだ?

D‐22908: ずっと声がしてたよ、辺り一面からな。愛する故郷だの、この地はあーだの、こうだの、とかな。気色わるいったりゃありゃしないだろ?けどな、あの時俺は、たぶんあいつらと同じことを思っていた気がするんだよ。そして同じことを感じていたような気もする。[笑い声]変な話だ、こんな話でよかったのか?

██研究員: あぁ、参考になった。協力に感謝するよ、D‐22908。

(この時点で██研究員が席を立ち出口へ向かおうとします。)

D‐22908: あぁ、先生?その、これは多分、本当に何となくそんな気がするだけで何の根拠も無いんだけどよ。あいつらはまだ██さん2のところで兵士をかき集めてる。あいつらは全てはまだ続いてると信じてやがるんだ、そして待ち続けてる。あの時この地に牙を剥いた全ての連中からこの地を。いや、この国を守る時をな。

<録音終了>

終了報告書: D‐22908の発言を受け、SCP-XXX-JP発見地点の再調査が行われましたが、新たなSCP-XXX-JPを回収することはできませんでした。また、同じくD‐22908の発言を受け、回収文書XXXとSCP-XXX-JPとの関連について研究が進行中です。

回収文書XXX
SCP-XXX-JPの回収作業に当たっていたエージェントが回収しました。回収時、当文書は昭和初期に製造されたと見られる劣化の激しいアルミ水筒に丸めた状態で入っていました。また、当文書はSCP-XXX-JP発見地点から距離的に大幅に離れた場所で回収されたことから、現在、SCP-XXX-JPとの関連性を疑問視する意見も上がっています。以下は回収文書XXXの書き写しです。


補遺
D‐22908へのインタビューから█週間後、SCP-XXX-JP‐2の定期検査の際、作業にあたっていたエージェントがSCP-XXX-JP‐2のコンテナ内に文書XXX‐Bを発見しました。当文書は過去の定期検査時では確認されていません。

事案XXX
D‐22908へのインタビューの█か月後、SCP-XXX‐2が██川、██市、██町の3ヶ所で新たに██t発見されました。しかし、いずれも被害はなく、現在回収作業は完了しており、収容は再確立されています。新たに発見されたSCP-XXX‐2については発生源不明とされ、再発防止策も未だ講じられていません。また、オブジェクトクラスの再検討は否定されました。
インシデントXXX
文書XXX-B回収時に発現した一時的ではあったものの、未知の異常性と、それによって引き起こされた収容違反についての報告です。

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  1. portal:konnsannto ( 16 Jun 2018 12:34 )
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