現在このページの批評は中断しています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在、サイト-███内の異常物品保管ロッカーに収容されています。SCP-XXX-JPを用いた実験にはレベル4以上の職員1名以上の許可が必要です。また、サイト-███において非常事態が発生した場合、レベル4以上の職員はSCP-XXX-JPの使用を限定的に許可されます。
説明: SCP-XXX-JPは横に「智田CARS」という文字が刻まれた縦15cm、横15cmの鉄製の箱に備えられた押しボタンです。ボタンの内部へのX線調査による内部構造の把握は全て失敗に終わっています。SCP-XXX-JPの上部にあるボタンをヒト生物が押したとき、その異常性は発現します。オブジェクトを作動させた対象は即座に上空へ射出されます。その際の速度は野外の場合時速約██km、屋内の場合作動させた場所から上空の屋外に至るまでの距離に比例して大きくなります。対象は射出された対象は30m上昇した後通常の物理法則にしたがい落下し、多くの場合地面に激突します。射出から地面への着地の間対象には異常な耐久性が付与され、遮蔽物や地面と衝突する際に激痛を訴えるものの身体的な外傷が残ったケースは今のところ確認されていません。
SCP-XXX-JPは、██県██市で起こった電柱との車両事故の際、「車を運転していた男性が事故の瞬間車から射出された」という目撃情報から財団が独自に調査を進め、収容に至りました。SCP-XXX-JPを使用した男性はインタビューの中で「車を買ったときのオプションで付いてきた」と発言したため、現在男性が車を買った販売店を捜索中です。目撃者および男性には記憶処理が施されました。
以下実験記録
実験記録SCP-XXX-JP-1
対象: D-1874
実施方法: 屋外でSCP-XXX-JPを使用する。
結果:D-1874は時速██kmで射出され、30m地点で停止。その後自由落下の後に地面に激突した。
分析:D-1874は激痛を訴えたものの、身体的外傷は見られなかった。
実験記録SCP-XXX-JP-2
対象: D-1874
実施方法: 屋外で体を斜め45度に傾けた状態でSCP-XXX-JPを使用。
結果:D-1874は時速██kmで45度方向へ射出、上空30mで自由落下開始。
分析:SCP-XXX-JPは射出される際の方向性を保ったまま正確に上空30mまで上昇するようだ。
実験記録SCP-XXX-JP-3
対象: 野良猫
実施方法: この実験は上記の実験後に飛ばされたSCP-XXX-JPを偶然野良猫が踏んでしまったことで起きたものです。
結果:野良猫は時速█kmで射出、上空10mで自由落下開始。
分析:SCP-XXX-JPによって射出されるのはヒトのみでは無いことがわかった。また、生物によって速度や高さも変わることが確認された。
実験記録SCP-XXX-JP-4
対象: D-1874
実施方法: サイト-███内でSCP-XXX-JPを使用する。
結果:D-1874は時速██kmで射出され、サイト-███のフロア及び天井を貫通し上昇。天井を突き破って30m進んだ時点で自由落下。
分析:SCP-XXX-JPは屋外へ出た後に30mまで上昇することが分かった。なお、この実験を担当した████博士は3ヶ月間の減給処分とする。
実験記録SCP-XXX-JP-5
対象: D-1874
実施方法: サイト-███内の地下1階でSCP-XXX-JPを使用する。なお、サイト-███の地下1階は地下60m地点に存在する。
結果:D-1874は時速███kmで射出され、天井に突き刺さった後回転運動を開始し地層を掘削しながら地上へ到達。30mの上昇の後自由落下。
分析:SCP-XXX-JPは対象に付与された耐久性を利用した様々な方法で対象を上空30mまで飛ばすことが確認できた。D-1874は地上に出た際気を失っていた。
実験記録SCP-XXX-JP-6
対象: D-1874
実施方法: 屋外で地面と平行になった状態でSCP-XXX-JPを使用。
結果:[データ削除済]
分析:着地地点にはカバーストーリー『隕石の落下』が流布されました。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C-
- _
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
- portal:6411497 (19 Dec 2020 14:30)
拝読しました。
これ、逆さ吊りの状態で使用したらどうなっちゃうんでしょうね……?
ギミックはシンプルですが想像力が膨らみます。
ただ、屋内での実験は財団なら破壊しても良い仮設のものくらい簡単に用意できそうな気がする上に、他のオブジェクトの収容違反を起こしたらたまったもんじゃないので、正規の建物のフロアを突き破らせた博士は減給じゃ済まない気がします。
批評ありがとうございます。
逆さ吊りで使用した場合地面を突き抜けてブラジルの海から射出される案もあったのですが流石に被害が大きすぎるかと思ったので没にしました。
読ませていただきました。
記事として整っており実験記録で起承転結もしっかりと表現されている為、書き手の表現したい事やコンセプトが読者に伝わる読みやすい記事だと思います。
ただ、私はこの記事のコンセプト自体があまりウケないのではないかという心配をしています。
「物品系オブジェクトで実験を繰り返すうちに段々大変な事が起きてゆき、最後には大事故が起きておしまい」というパターンは既存記事でいくつもあります。作者さんご自身も読まれた経験があって、こちらを執筆されたのかと思います。(私も書いた事あります)
この記事はそういったよくあるパターンの範疇を出ておらず、SCP記事に慣れた読者は「またこの手の記事か。もう飽きたよ」と感じてしまうのではないか、と思いました。
また、この手の記事への感想で頻繁に出てくるのが「こんな実験したら大事故が起きるなんて誰にでも想像が付くのに、なんで財団はわざわざ実験してるの?」なんですが、内容的にそれへの回答が難しいなとも思います。
物品オブジェクト+エスカレートして行く実験記録というパターンを使ったらダメという事は無いんですが、「またか」という反応は覚悟した方がよいかと。
その手の記事を読み慣れている人も唸らせるような裏切り・新要素・実験を繰り返している事の納得感が入ってくるともっと良くなると思います。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。