『ばあちゃんの湯』~銭湯で戦闘~

オブジェクトクラス:Relux

特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JP-J-1は、月に一回のSCP-XXX-JP-J-3が発生しない日は一般人向けに開放されています。
月ごとの最終日のみ、カバーストーリー『ボイラーの点検』で一般人を規制し財団神拳習得者だけが入るようにしてください。その日の規制は武装した職員によって行われます。

概要:
SCP-XXX-JP-Jは「温泉で朝風呂していたら、水が動いて襲いかかってきた」という通報のもと発見されました。

SCP-XXX-JP-Jは建造物であるXXX-JP-J-1とその中に発生しているXXX-JP-J-2、月に一回のXXX-JP-J-3で構成されます。

XXX-JP-J-1は1900年代に日本でよく見られた一般的な銭湯です。内部は玄関、男湯と女湯それぞれに脱衣所、大広間、管理人室で構成されています。これらには異常性はなんら見られず、破壊耐性も特に保持しておりません。

XXX-JP-J-2は八十代の日本人女性です。年中割烹着を着用しており、この実体もまた異常性を保持していません。身元は特定出来ておらず、自らを『ばあちゃん』と呼称します。

XXX-JP-J-3は一月に一度、その月の最終日に発生する現象です。
その日の午前10時10分になると、男湯と女湯の間にある壁が消失します(この壁は現象が終わると再び出現します)。
その瞬間に浴室内にいる男性の腰部分と女性の胴体部分にバスタオルが出現し、このタオルは現象が終了するか脱衣所に入るまで絶対に取れることはありません。

次に全ての浴槽から大量の湯が流れ出し、床に広がります。その湯はすぐさま形を変えます。
この姿にはいくつかのタイプが確認されています。

タイプ1-身長2mほどの人型です。耳や鼻、目は見受けられません。性格は獰猛で、浴室内の手近な人間に襲いかかります。一定以上のダメージを与えると『倒した』判定となり異常性を損失、通常の液体に戻ります。

タイプ2-上記のタイプ1を数十体『倒す』ごとに出現します。体長15m弱の蛇型です。壁や天井を這いずり回り、人間に襲いかかります。その過程で障害物に衝突したとしても損害は受けず、人間による攻撃でしか『倒せ』ません。タイプ1より大型な分、『倒す』のに時間がかかります。

これらの実体との20分程度の戦闘の後、一番多くタイプ1を『倒した』者のバスタオルが金色に変色しXXX-JP-J-2から『ばあちゃん特製フルーツ牛乳』と書かれたラベルのフルーツ牛乳が進呈されます。
このフルーツ牛乳を飲んだ者は皆『高揚感、達成感、満足感を得る』と話しています。

Dクラス職員を用いた立ち入り調査:

(SCP-XXX-JP-J-1の前に、カメラ付き眼鏡とマイク内蔵完全防水ワイヤレスイヤホンと財布を持たせたD-262626が立っている。看板には『ばあちゃんの湯』と書かれている)

実験主任・ケント博士:『よし、じゃあ建物の中に入ってくれ』
D-262626:「はいよ」

(足音が鳴り、映像が動く)

D-262626:「どうもー、っと」
ケント博士:『内部構造は?』
D-262626:「えっと、まず下駄箱。見る限り木で出来てる。その奥が畳のスペースで、けっこう広い。その奥に男湯と女湯。なんだ、普通の銭湯じゃん」

(靴を脱いだD-262626が奥へと進む)

ケント博士:『生物は確認できるか?』
D-262626:「誰もいない。…いや、でも番台があるな。呼び鈴があるから押してみるぞ)

(チーンという音が鳴る)

XXX-JP-J-2:「はいはい、いらっしゃい」

(番台の奥からのれんをめくってXXX-JP-J-2が表われる)

D-262626:「あー、どうも。ここ営業してる、よな?」
XXX-JP-J-2:「そりゃそうよ。大人一人ね、420円だよ」
D-262626:「へいへい」
ケント博士:『彼女について尋ねろ』
D-262626:「婆さん、いつからここやってんの?けっこう古い建物みたいだけど」
XXX-JP-J-2:「さあ、いつからでしょうねぇ
D-262626:「え?」
XXX-JP-J-2:「詳しい事は知らないわよ。気づいたらここにいた。でもばあちゃんの使命はここでおもてなしすることよ、それだけ…あんたタオルは?」
D-262626:「あ、あぁ忘れちまった。すまん」
XXX-JP-J-2:「服脱ぐ所のカゴに新しいのが入ってるから、それ使いな。使い終わったらその横の袋にね」
D-262626:「はいよ」
XXX-JP-J-2:「ゆっくりしなさいよ」

~脱衣所、浴室内、浴槽の湯にも異常性が見られなかったためログは終了、D-262626は約27分入浴したのち施設を出た。その際購入したコーヒー牛乳も通常の物だった~

財団職員への一般開放について

D-クラスの調査から一カ月後、XXX-JP-J-3が発生。財団職員のみで十分対処出来たことからケント博士は日本支部理事会に職員への自由使用許可を求めました。


風呂は日本人の、いやいまや世界に誇れる文化です。職員の癒しとなる場所があるだけで士気は大きく上がるのではないでしょうか。-ケント博士

われわれがもしタイルで足を滑らせ怪我をした場合はどう責任を取るのかね?-理事会メンバー・██

行く前提なんですね…-ケント博士


現在SCP-XXX-JP-Jこと『ばあちゃんの湯』は日本支部のメンバーだけでなく中国支部やアメリカ本部からも職員が訪れる憩いの場となっています。
また有志によるボランティア(接客応対、清掃作業)も行われています。

あまり頻繁に持ち場を離れるのも問題ですね、かくいう私もちょくちょく飲むヨーグルトを啜りながら将棋を指している訳ですが。

[[include credit:start]] タイトル: SCP-XXX-JP-J - 『ばあちゃんの湯』〜銭湯で戦闘〜 著者:© Kento of MoyashiKento of Moyashi 作成年: 2018 [[include credit:end]]


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  1. portal:kento-of-moyashi ( 03 Jun 2018 22:28 )
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