祟り紙

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SCP-1295-JP

アイテム番号: SCP-1295-JP

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル: SCP-1295-JPはサイト-8138の標準収容室に保管されています。収容室内はカメラによる常時監視下におかれ、SCP-1295-JPの状態に関するあらゆる変化もサイト管理者に通達されます。

201█/█/█ 追加プロトコル: サイト-8138は武装サイト-8153に再指定され、常時警戒態勢に置かれています。SCP-1295-JP-aによる襲撃が発生した場合は、機動部隊ろ-8("紙殺し")が出動し、出現した-a個体の迎撃、無力化を行ってください。

説明: SCP-1295-JPは赤色の折り鶴です。標準的なサイズ(150mm×150mm)の折り紙で作成されており、材質に異常は見られません。対象は自己再生能力を持ち、自身が受けた損傷、変形を緩やかに再生しますが、それらの程度によっては再生に長時間を要する場合があります。

SCP-1295-JPは自身への特定の干渉に対して活性化し、更なる異常性を示します。これらの対象は完全には判明していませんが、確認されているものには以下が挙げられます。

  • 物理的損傷
  • 形状の歪曲、崩壊
  • 水、その他液体の浸透
  • 極端な高温、低温への暴露

活性化すると、SCP-1295-JPの半径10kmのランダムな地点に、SCP-1295-JP-aが出現します。

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単独飛行するSCP-1295-JP-a

SCP-1295-JP-aは、自立飛行する黒色の紙飛行機の集団です。出現の度に個体数が変化するため、正確な総数は現在も把握されていません。対象は全ての出現例において敵対的であり、周囲の生物や建造物に対し無差別な攻撃を行います。各個体は通常の紙飛行機と同様に脆弱ですが、熱に対する高い耐性を持つため、焼却による無力化は困難です。

SCP-1295-JP-aは攻撃の際に独特の手段を用います。攻撃態勢に入った個体は自発的に発火し、その状態で攻撃対象への突撃や包囲を行うことで破壊や延焼を試みます。この変化は不可逆であり、発火した個体は30秒程で無力化しますが、完全に燃え尽きるまで飛行能力を維持します。

SCP-1295-JP-aの個体数、飛行速度、耐久性、発火温度などのステータスは、その時点でのSCP-1295-JPの状態に大きく依存します。SCP-1295-JPのダメージが大きい程これらのステータスは高まり、回復されない間は時間経過で上昇を続けます。逆にSCP-1295-JPが再生した場合、SCP-1295-JP-aは急速に弱体化し、個体の一部は飛行能力を失い無力化に至ります。

発見: 19██/██/██、長野県████市の山岳地帯において土砂崩れが発生しました。これによる被害はありませんでしたが、同日に長野県██市の上空にSCP-1295-JP-aが出現。直下の市街地を攻撃しました。雨天だったため被害はある程度抑制されましたが、4軒の家屋が全焼し、█名の死傷者が出ました。これに対し財団はカバーストーリー「ガス爆発」を流布し、超常現象として調査を開始しました。その後、土砂崩れと-aの出現時刻がほぼ同じであることが指摘され、山岳地帯の捜索を行った結果、崩壊した土砂の下から建築物の残骸を発見。内部から複数の文書とSCP-1295-JPが回収されました。

文書-1295-A

それは突如として███████現れた。何故かは誰にも███████。ある者██████天罰と言い、またある者は祟り█████。どちらにせよ、███は人々に襲い████、街を焼き、焼け焦げた██の山を生み████。我々は必死に戦ったが、███████増え続け、ついに [以下未解読]

文書-1295-B

█████████努力も████████止まらなかった。奴████████続け、今や████████████黒██龍██████████炎を████空を覆い███████死者█████████████研儀██████████鶴███████████████もう時間は██████████一刻も早く█████████████████都██████焼き尽くされ████████████-████████████████████

文書-1295-C

我々は███を結集し、███封印之術████生み出した。全ての████人██立ち入らぬ████隠さ██、この記録と共に██永劫忘れ██████。誰であろうと、奴と術の████後世に伝えることは禁███。例えどれほどの███があったとしても、時が経てば奴への███は薄れ、█████のために使おうとする者が██████████。その時こそ [以下未解読]

残骸調査から、建築物は日本の寺社に類似した外見を有していたと推測されます。しかし、建築物に関する記録は存在せず、何故現在まで発見されなかったのかも判明していません。上記以外の回収された文書は損傷が激しく、現在も復元作業が進行中です。文書の内容と年代測定の結果から、███年前の何れかの時点でSCP-1295-JPの大規模な活性化が発生し、周辺地域に甚大な被害がもたらされたと考えられます。しかし、該当する年代の記録にSCP-1295-JPに関する記述や、何らかの災害の記録は確認されていません。そのため研究班では「対象の記録が消失、または隠蔽された」「対象が別世界から発見時の位置へ移動した」という2つの仮説が提唱され、それぞれに基づく調査が続けられています。

文書の内容と発見時の状況から推測するに、当時の人々はSCP-1295-JPを一種の神として扱っていたのだろう。アノマリーを神格化し、畏怖や崇拝の対象とする事例は珍しくないが、その中でもSCP-1295-JPは強大な存在と認識されていたようだ。しかし、能動的な異常性を持たないSCiPが、そこまで大規模な被害をもたらせるかというと疑問が残る。何者かがSCP-1295-JPを利用して被害をもたらしたとも考えられるが、楽観視はできない。我々がまだ把握していない異常性が存在する可能性を考慮しなくてはならないだろう。-小野博士

補遺1: 199█/██/█、SCP-1295-JPに関連する新たな文書が、愛知県██市にて発見されました。年代測定の結果から、当文書が執筆されたのは███年前と推測されており、これは文書-1295-A、B、Cの推定執筆年代の███年後にあたります。文書の内容から、SCP-1295-JPが建築物に収容された後、後世の何者かが対象を回収し、兵器として利用しようとしたと考えられます。また、回収した人物はSCP-1295-JP-aを制御するための何らかの手段を保有していた可能性がありますが、詳しい記述が存在しないため詳細は不明です。

補遺2: SCP-1295-JPの色と、文書内で言及されている「鶴」の色が異なることから、詳細解明のための調査が実施されました。その一環として、収容室の監視記録の再吟味が行われたところ、初期収容時から現在までの間に、SCP-1295-JPの色が徐々に濃化していたことが判明しました。一部では単なる経年劣化という主張もありましたが、SCP-1295-JPは再生能力を持つため考えにくいと判断され、「数百年の年月の間に、少しずつ変色し続けてきた」との仮説が提唱されました。現在まで目立った問題は発生していませんが、初期収容時から異常性が変化している可能性があるため、SCP-1295-JPの実験の再開が計画されています。

事案-1295-alphaの発生に伴い、SCP-1295-JPに関する実験は全て禁止されました。

補遺3: 事案記録-1295-alpha
200█/██/██、突如出現したSCP-1295-JP-aがサイト-8138を襲撃。収容室が破壊され、SCP-1295-JPが深刻な損傷1を受ける事態に陥りました。その結果、サイト周辺地域にSCP-1295-JP-aが大量出現し、大規模な収容違反に発展しました。また、当事案の中で、現在まで確認されていなかったSCP-1295-JP-aの異常性が新たに判明しました。


出現した実体はその後、SCP-1295-JP-aと同様に周囲への無差別攻撃を行いました。しかし、この時実体は下記のような、通常のSCP-1295-JP-aにはない複数の異常性を発揮し、サイト及び周辺地域に甚大な被害をもたらしました。
  • 口腔部からの長距離火炎放射
  • 自身を構成するSCP-1295-JP-aの分離
  • 全体に炎を纏っての突進(-aと異なり途中解除可能)
  • [編集済]

これらの性質と高い耐久性により、実体の無力化は困難を極めました。しかし、SCP-1295-JPが完全に再生した際、未確認の白色の光を放出。直後に実体が急速に崩壊していき、構成していたSCP-1295-JP-aを含めて完全に消滅しました。その後、周辺地域には大規模な記憶処理とカバーストーリー「火災旋風」が流布され、隠蔽措置が為されました。また、事案収束後、SCP-1295-JPの色が紫色に変化していることが確認されました。

事案で観測された実体はSCP-1295-JP-a-θに分類されました。出現例が1度しかしかないため、研究はほとんど進展していませんが、出現時の映像及び観測された異常性から、SCP-1295-JP-a-θはSCP-1295-JP-aの本体、あるいはSCP-1295-JPの異常性の源であると推測されています。

補遺4: 事案-1295-alpha以降、サイト-8138において、不定期にSCP-1295-JP-aによる襲撃が発生するようになりました。襲撃ごとの個体数は100~200体程度ですが、出現する-a群は全てSCP-1295-JPを目標としていると考えられ、それに対抗するためにサイトの改築、及び専門の機動部隊の編成が行われました。また、SCP-1295-JP-aの隠蔽困難な性質とサイトへの継続的な被害、並びにSCP-1295-JP-a-θの持つ潜在的なリスクから、当該オブジェクトのKeterクラスへの再分類が行われました。現在、変化した異常性に基づくプロトコルの整備と、報告書全体の改訂作業が進行中です。

SCP-1295-JPとSCP-1295-JP-aが、1つのオブジェクトだという考えそのものが間違っていた可能性もある。むしろ両者の関係は、我々が想像していた以上に相互的かつ敵対的で、絶妙なバランスの基に成り立っていたのだとしたら。そう考えれば、何故SCP-1295-JPがかつてあれ程恐れられていたのかも、文書-1295-Dの最後の言葉の意味にも納得がいく。はじめから、「神」の正体は鶴ではなく、龍だったのだ。もしも、もっと早くこのことに気付けていたら、我々が本当に封じ込めるべきものを、我々にとっての「収容対象」を、見誤ることはなかったのかもしれない。-上島博士

補遺5: 201█/█/██現在、技術の向上により、これまで発見された文書の大幅な復元、解読に成功しました。その結果、最も損傷が激しかった文書-1295-Bに、SCP-1295-JPに関する重要な情報が記されていることが判明。参照用として当報告書に内容が添付されました。その他の解読された文書内容は、SCP-1295-JP関連文書 (改訂版)に保存されています。



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