SCP-1382-JP 余計な雑談

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アイテム番号: SCP-1382-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1382-JP-Aの入口を常に2名以上の職員でラジオ放送局員の勤務時間中交代で監視してください。SCP-1382-JPは認識者に対して無害であるため、職員1名にSCP-1382-JPの範囲拡大及び被害を防ぐために職員10名以上に周波数85.3MHzの放送を毎週土曜日午前11時50分から10分間受信、記録させてください。また、SCP-1382-JP範囲内の住宅には受信を妨害してください。もしSCP-1382-JPによる被害が一般民衆・市街に及んだ場合、被害を認識した者にクラスA記憶処理を実施した後、被害に適したカバーストーリーによる情報偽装を行なってください。

説明: SCP-1382-JPは山口県██市にあるラジオ放送局から半径500m 700m 1000m以内で放送される放送局が関与していないラジオ放送です。ラジオ放送は2人で1つの話題に対して10分間話すトーク番組です。内容は幅広いものになっており日本に関する話題が多いですが、それ以上の規則性は見受けられません。SCP-1382-JPの放送自体に異常性はありません。SCP-1382-JPの放送は稀に内容に則した被害をもたらします。放送の声の主は、ラジオ放送局で行方不明になっている藤堂龍也さん、斉藤弘樹さん、嶺岡詩織さんのうち2名で、毎回組み合わせは変化します。

SCP-1382-JPと3名の行方不明者は関係があるとして財団がラジオ放送局を調査したところ、放送局の3階に異常性のある部屋(SCP-1382-JP-Aと呼称)を発見しました。SCP-1382-JP-Aの入口は鉄製の扉で放送局の3階に位置しますが、扉の位置する壁の奥は屋外のため別空間に繋がっていると予想されます。また扉が出現するには、3階に視認者以外誰もいない状態で直接扉を見る必要があります。前述の条件を満たさない場合、もしくは映像記録媒体が扉を直接視認できる位置にある場合は扉は出現しません。

SCP-1382-JPの内容は以下の通りです。

日付 内容 放送者 補遺
20██年9月15日 日本人の性格について 藤堂龍也、斉藤弘樹
20██年9月22日 沖縄の台風について 斉藤弘樹、嶺岡詩織
20██年9月29日 日本の気候について 藤堂龍也、嶺岡詩織
20██年10月6日 最近の時事問題について D-138210、斉藤弘樹
20██年10月13日 外国為替相場について D-138220、嶺岡詩織
20██年10月20日 世界の言語について 藤堂龍也、斉藤弘樹
20██年10月27日 阪神・淡路大震災について D-138220、藤堂龍也 事件記録1382-01を参照
20██年11月3日 日本国憲法について 斉藤弘樹、嶺岡詩織
20██年11月10日 日本の気候について 藤堂龍也、嶺岡詩織 20██年9月29日と内容一致
20██年11月17日 土砂災害について D-138210、D-138220
20██年11月24日 大洪水について D-138210、斉藤弘樹
20██年12月1日 AIDSについて D-138210、嶺岡詩織
20██年12月8日 [データ削除済み] D-138220、斉藤弘樹 事件記録1382-02を参照
20██年12月15日 日本製の製品について 藤堂龍也、嶺岡詩織
20██年12月22日 日本人の性格について 藤堂龍也、斉藤弘樹 20██年9月15日と内容一致

実験記録1382-A1 - 日付 20██年9月29日

対象: D-138210
実施方法: D-138210に音声通信装置とGPS発信機、最低限の備品を持たせ侵入させる。
結果: SCP-1382-JPの放送中は扉は出現せず、放送時間終了後に再度向かわせ侵入させた。そのときGPS信号はラジオ放送局にいると示したままであった。SCP-1382-JP-A内は光源や窓のない放送室であると判明。D-138210が入った場所以外に扉はなく、人のいた痕跡は見当たらなかった。侵入から3分後、不意に扉が閉まる音がした後、通信が途絶した。
追記: SCP-1382-JPの声にD-138210の声が追加された。これ以降の侵入では長居は無用だろう。

実験記録1382-A2 - 日付20██年10月4日

対象: D-138220
実施方法: D-138220に音声通信装置と最低限の備品を持たせ侵入させる。2分経過したら退室するよう指示。
結果: 部屋にはD-138210の持ち込んだ音声通信装置が落ちていたが、それ以外のD-138210が部屋にいた痕跡は見当たらなかった。部屋のコンセントで備品の充電を試みたができなかったため、通電はしていないものだと思われる。2分が経過し退室する直前、勢いよく扉が閉まる音がした後通信が途絶した。
分析: どうしても部屋は侵入者を部屋の外に出す気はないらしい。必要な人材の数と得られる成果を考えればそれ以上の実験は不要だろう。
追記: SCP-1382-JPの声にD-138220の声が追加された。そしてSCP-1382-JPの範囲が半径200m拡大していることが判明した。

事件記録1382-01 - 日付20██年10月27日

20██年10月27日午前11時56分、SCP-1382-JPの放送を受信している住宅が突然振動し倒壊、2名の住民が死亡しました。当日のSCP-1382-JPの放送と内容が一致すること、事件以前は地盤に不審な点が見られなかったことからSCP-1382-JPの異常性であると断定されました。そのため、被害を修復した後、近隣住民や親族にクラスA記憶処理を施し、カバーストーリー「ガス爆発による家屋倒壊」による情報偽装を行なってください。

事件の原因解明のため財団が調査したところ、事件当日のSCP-1382-JPの放送者、藤堂龍也さんの実家が阪神・淡路大震災の被害で倒壊していることが判明しました。また、この日の藤堂龍也さんの話し方がいつにもまして感情的で、阪神・淡路大震災の被害に対して怒っているようでした。このことから、SCP-1382-JPの放送者が行方不明以前で受けた被害と放送者の感情が関係していると予想されます。行方不明者が受けたその他の被害や事件は現在も調査中です。

被害の原因が予想された後、SCP-1382-JPの封じ込めが行われましたが封じ込めにあわせて範囲が拡大、最低でも10名が受信するよう範囲が拡大していることが判明しました。これからも住宅街で被害が起こる可能性があること、別条件で範囲が拡大する可能性があることから特別収容プロトコルの改正及びオブジェクトクラスの変更を申請します。

補遺: 変更は即日承認されました。特別収容プロトコルは改正され、オブジェクトクラスはSafeからEuclidに変更されました。

事件記録1382-02 - 日付20██年10月27日

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氷川博士のメモ

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  1. portal:7951082 (30 Mar 2022 00:03)
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