ルーキーコン下書き「発掘者」

このページの批評は終了しました。

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 結局、何の当たり障りもないただの日常を維持するという事が一番難しい事だったりする。そんなことをわかっているのは一部の無辜の人達を守る責務を持つ人達であって、守られている無辜の人々は明日が普通にやってくると思っている。

あれ?と思い俺は周囲を見渡した。先ほどまでいたはずの教室の面影は一切なく、周りには立派な柱と窓から差し込む眩しい光、中央に座るいかにもな王様、そして俺も含めて慌てふためくクラスメイト達。そこで俺は理解した。ああ、これは最近流行っている異世界転移だと。

説明: 僕を助けに来てくれたという見知らぬおじさんは僕に手を差し伸べてくれた。ただその手をつかむには僕の手はあまりにも汚れすぎていた。この一連の騒動の中で僕は何度も人を殺さなくてはいけなかったし、何度も人を裏切ってきた。そこまでの犠牲を産んでしまった以上、僕は中途半端にこのクソみたいなゲームから逃げてはならないのだ。僕は差し伸べてくれた手を振り払い、来た道を戻った。

彼女は窓から差し込む朝日に起こされる。朝食を食べ、歯磨きをし、いつもの制服を着て、一人暮らしをしている部屋から出ると、すぐに異変に気付いた。目の前の道路のアスファルトはひび割れ、あちらこちらからツタが生えていた。それに人の声が何一つ聞こえない。昨日彼女の友人が言っていた世界が終わるという戯言が現実になったみたいに。

彼は友人の結婚発表にたいして驚かなかった。大企業に就職し収入も年の割に多く、そのくせして見た目も年より若く見える。そんないい奴を世間の女は黙って見ているわけでもないだろうし、そろそろ結婚するだろうと思っていた。ただ、それよりも周りの友人達が全員結婚してしまうという事が彼を動揺させた。

そこまで分かって俺はわくわくした。だって後ろからおじさんの声が聞こえる。だが振り返る訳にはいかない。このままだと僕は何も成し遂げられずただ生きているだけの彼は彼女にしたい人と言われて、ふといつも反対側のホームにいる女性を思い出し青信号は崩れ落ち、もはや本来の仕事ができていないが、人がいないこんな世界では明日どころか、過去、そして今ですらあるかどうかわからないのに、大部分の人々はのんびり暮らしている。ただ、そんな人たちの姿が自分たちの仕事をしっかりこなせているという安心感をもたらしてくれる。

担当研究員は上記の文章を無視し、付属されているファイルを参照してください


ページコンソール

批評ステータス

カテゴリ

SCP-JP

本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

GoIF-JP

本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

Tale-JP

本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

翻訳

翻訳作品の下書きが該当します。

その他

他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。

コンテンツマーカー

ジョーク

本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。

アダルト

本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。

既存記事改稿

本投稿済みの下書きが該当します。

イベント

イベント参加予定の下書きが該当します。

フィーチャー

短編

構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。

中編

短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。

長編

構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。

事前知識不要

特定の事前知識を求めない下書きが該当します。

フォーマットスクリュー

SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。


シリーズ-JP所属

JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。

シリーズ-Other所属

JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。

世界観用語-JP登場

JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

世界観用語-Other登場

JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

ジャンル

アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史

任意

任意A任意B任意C
    • _


    コメント投稿フォームへ

    新たなコメントを追加

    批評コメントTopへ

ERROR

The kabosuinu's portal does not exist.


エラー: kabosuinuのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:4485074 (24 Nov 2019 17:10)
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License