SCP-3XXX-JP

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは製造拠点の一つであった、東京都███の地下に厳重に保管・収容されています。いかなる人間の立ち入りも許可されていません。

SCPの特性上、世界各地の文化・歴史を破壊しかねないため、一般市民に対しては「超古代インド料理と書かれたレトルトパックは毒入り食品である」とのカバーストーリーが制作され、「発見した場合は速やかに警察に通報するように」との指示を発表するよう各国政府およびECサイト運営者に要請がなされています。

このSCPの効果に暴露したものは、ロシア連邦共和国のサマラ近郊に作られたサイト████に移送して収容します。

説明: SCP-XXXX-JPは縦15センチ、横20センチ、高さ5センチの「超古代インド料理」と書かれたレーションパックです。箱の裏には「製造販売:マナによる慈善財団、監修:アンブローズ・レストラン」と書かれています。内容物は以下の通りです。

  • 牛および山羊の乳で作られたヨーグルトとチーズ
  • 蜂蜜酒
  • 小麦でできた平たいパンが2つ
  • リンゴなどの果物
  • 豚肉入りの豆スープ
  • 干し肉

SCP-XXXX-JPを完食した知的生命体は著しい知能と引き換えに、以下の効果が発現します。

  • 開放性や外向性が大きく上昇する。それに伴い知能も上がる。
  • 母国語の知識・文化・慣習を恒常的に喪失する。記憶処理においても回復修正することができない。
  • 印欧祖語1と推定される言語を第一言語として話すようになる。
  • 一つの地域に長期間定住をせず、遊牧民のように最小限の持ち物で定期的に住居を移動する生活を行うようになる。
  • 積極的、情熱的、陽気かつ強気で反骨な性格になり、上下関係、場の空気、権威に従うことを強く嫌う。
  • 記憶力と思考力、判断力、および歌唱力が大幅に増し、詩や歌で情報を伝えるようになる一方で、一切の読解能力を失う。アルファベット等の表音文字の読解能力は後天的に取得できる模様である。
  • 自動車、船舶、飛行機、列車等の輸送機器の操縦方法を取得する。
  • 大規模な階層型組織を嫌い、小規模な集団での行動を行うようになる。
  • 命令や慣習よりも、状況、考察、契約に従い行動するドライな性格に変化する。
  • 自らを「ヘリオス人2」と名乗る。
  • 政治的、社会的に非常に強いリベラル・リバタリアンの傾向がみられる。
  • SCP-272-JPSCP-3003等の精神汚染に強い耐性を持つ。

発見: SCP-XXXX-JPは慈善財団によるエージェントの通報に基づく調査によって、日本国愛知県名古屋市の███氏宅の部屋から大量に発見されました。本人はすでに当SCPの効果に暴露しています。以下がインタビュー記録です。

対象: SCP-XXXX-JP-1

インタビュアー: ██研究員、███研究員

付記: SCP-XXXX-JP-1の希望を踏まえて、ビデオ通話を通して、強いリベラル思想を持つポーランド人とクルド人の女性研究員がインタビューにあたっています。該当者は日本語の理解能力を完全に喪失していたため、インド・ヨーロッパ語族に属する英語、ポーランド語、ラテン語、現代印欧語にて行いました。

<録音開始>

██研究員: こんにちは██さん。私の声は聞こえていますか?

SCP-XXXX-JP-1: こんにちは。聞こえていますよ。もう少しマイクに近づけて話せそうですか?

██研究員: 近づけました。(息の音が混じりながら)かなり近いですが大丈夫ですか?

SCP-XXXX-JP-1: ありがとうございます。そのぐらいの距離が一番いいですね。

██研究員: (息の音が混じりながら)了解です。それでは質問に答えてもらえますか?

SCP-XXXX-JP-1: はい、

██研究員: (息の音が混じりながら)このレトルト食品は何処で知り、そしてどこから購入しましたか?

SCP-XXXX-JP-1: 知ったきっかけは、インターネットの交流サイトですね。ネットである質問したら、「あなたのお望みのレトルト食品を作れますが、どうですか?」と言われたことです。

SCP-XXXX-JP-1: 購入はその人とメールを通じて買いました。paypalで振り込んだら1週間程度で届きました。

██研究員: (息の音が混じりながら)おお、なるほど。その人について他に知っていることはありますか?例えば、職業とか住んでいる場所とか。段ボールの送り元を調べたのですが、架空の住所でした。

SCP-XXXX-JP-1: それに関しては一切わからないです。

██研究員: (息の音が混じりながら)それはさておき、食べたあとはどんな感じですか?

SCP-XXXX-JP-1: (喜んだ口調で)まさしく自分のあるべき姿になった感じです。言語と思考と性格がぴったり同期しているような感じで、他の人にすらすらと説明できる感じです。気のせいか、記憶力や思考力も大幅に上昇したようか気がします。思考も驚くほど柔軟になりました。

(このあと60分程度にわたり雑談を行う。)

██研究員: (息の音が混じりながら)それでは、財団職員として働くにあたり、希望の職場や勤務内容について、███研究員のほうからインタビューをお願いします。
███研究員: こんにちは██さん。私の声は聞こえていますか?

SCP-XXXX-JP-1: こんにちは。聞こえていますよ。

███研究員: でははじめに財団についてはご存知ですか?

SCP-XXXX-JP-1: はい、ここについて初めて知りましたが、どのようなことを行っているかすぐに理解しました。

(このあと休憩をはさみながら120分程度にわたり勤務場所・職種に関するやり取りを行う)

<録音終了>

現在該当の実体は、Eクラス職員にて機動部隊「ヤムナ」として雇用され、第四帝国への工作活動に従事しています。また現場となった部屋からは以下のメモが発見されています。

これで自分もやっとヘリオス人になれるのか、非常にうれしい限りだ。日本人、いやあんな野蛮人のしがらみからついに解放されるときが来たのだ。アンブローズレストランとマナによる慈善財団を巧みな説明で懐柔しておいた甲斐があったようだ。
早く西欧諸国に移住したいなあ。極東なんては内輪に固まって群れるだけ何もしない排他的、不寛容で、感情的、受動的な連中だ。こんなギスギスして息苦しい社会なんかに住みたくないね。大して能力のない感覚的な人間が偉そうな顔して、我々直観的な人間はどれだけ成果を残しても冷や飯を食わされる。大学出たらすぐに、欧米に出て、そこで働いて、現地で結婚できたらよかったのになあ。彼らは非常に寛容で陽気、とても合理主愚的だ。彼らは伝統的に核家族がくて小さい集団で動いているから、同調圧力もないし、自律的だし、開放的で外向的で誠実な自分には非常に暮しやすい。無政府主義の考えも自然と受け入れてくれるしね。

この実体が、SCP-XXXX-JP-1実体に変化する数か月前から、Wikipediaの「ヴェーダ語」の記事に同一人物によって頻繁に加筆が行われた形跡が見つかりました。内容はサンスクリットの古形の文法の説明などが中心にこと細かく書かれてますが、例文に極東諸国に対する嫌悪感、無政府主義の礼賛、内向的で感覚的で感情的な人に対する強い敵意が見受けられます。おそらくこれを見た要注意団体のメンバーが当該人物に接近したと思われます。

同様の現象は日本国外でも発生しており、インド共和国の北センチネル島内で島民が食していると思われる光景も確認されています。欧米諸国以外では現地で通常の社会生活を送れない事案も発生しています。関連する事案とし当SCPを食したと思われる数十人の群衆がドイツ国家民主党の本部を襲撃する事件が発生しています。これらの事象に関しては、SCP-XXXX-JP-1実体が深く関与しているものと思われます。以下はその裏付けとなる文書データです。文書データはラテン文字にて印欧祖語と推定される言語で書かれていたため、日本語に翻訳しています。

直観や思考が漲ってくる。記事や論文を一目通しただけですぐに頭に入ってくる。その人の意図や予測が手に取るようにわかる。
発想力が異常に高くなった、プログラムがすらすら書ける、新しいアイデアが泉のごとく湧き上がる。ここまで生き生きとしているのは初めてだ。
この食品の製造方法、機材、材料を彼らから手に入れた。これを世界中にばらまいて自分と同じ人間を作ろう。
これは思考停止している、表面だけした見ない薄っぺらい感覚的で情動的な人間への宣戦布告である。
この食品ばあれば、地球上から情動的な阿呆共を自分と同じ思考に作り替えられる。おお楽園がやってくる。
これに機械やコンピュータと結合すれば、それこそ真の神になれる。
そういえば、財団とかやらが回収しているらしいから、製造場所を隠しておかなければ。俺の計画を邪魔するなよ、クズども。

これらの報告からしばらくしたのち、不明な販売元にて、Amazon等の大手の複数のECサイトで通常販売されているが判明し、現在までに1000食以上が回収されています。またこの食品を食し効果が発現したものは、少なく見積もっても[編集済]人以上に上ることが判明しています。アメリカではIT関連の企業を中心に████社や███の幹部および技術者の間で複数の発現例が報告されています。
[20██/██/██追記]このSCPが確認された前後から、要注意団体の異常利用特殊部隊第四帝国のメンバーや複数の活動拠点が謎の集団から執拗な攻撃を受けたことにより、活動規模の急激な減退が確認されています。このSCPとの関連が強く疑われれ、現在調査中となっています。襲撃を受け放棄された第四帝国の拠点の一つから以下の資料が回収されました。

本部からの警告文
現在この組織は謎の集団より襲撃を受けている。皆のものはくれぐれも注意するように。
謎の集団は異常な技術で武装し我々の拠点や幹部を標的にしている。またサイバー空間からの執拗な攻撃でシステムが使用不可能になっている。
彼らは神出鬼没で、我々の動きをすべて理解しているかのような挙動をする。何か集合意識のようなものを持っていると推測される。
奴らの使う武器は第四帝国を上回る未知の技術を使っている。
以下が彼らの特徴である。
1.少人数4-5人程度の集団にて襲撃を行う。
2.体格は様々であるが、共通してコンピュータのようなものを複数埋め込んでいる。
3.彼らは「ヘリオス」と████████████████(以下破損)

拠点からは他にも段ボールが見つかっています。段ボールは持ち込まれたと思われ、上面に大きく「paritakaḥ3」、側面には「praśaṭham taibhis jaṅghama. devah WAN sarvadā asman pāpātu」と書かれています。崩れ落ちた壁にはスプレーで「Aryāsah nāsanti, mlecchāsah asanti」との落書きが見つかっています。これらの文章はヴェーダ語であると推定されています。この拠点は損傷が激しく、数十キロのC4爆弾がした痕跡が複数見つかっています。さらに、非常に精巧なな未使用の時限爆弾も見つかっています。

[20██/██/██追記]製造に使われたと思われる機材および製造方法のメモやレシピ等はすべて財団で回収されました。これ以降、財団が認知した報告はありません。


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