SCP記事下書き「先行きの無い少年」

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその性質から問題無いと判断され、████年██月██日現在、比較的脱出難度の低いセクター-8195におけるDクラス職員宿舎を流用し、留置、または保護されています。

収容への協力的態度から、SCP-XXX-JPには数ヶ月毎にテレビ、雑誌等書物、テレビゲーム等の娯楽物を与えられ1 、また、一週間毎に外出が許可されます。

SCP-XXX-JPには娯楽物が与えられず、外出は許可されません。

当該実体の要求、また、当実体の不安定な人格によるカウンセリングの必要性から、SCP-XXX-JPには常時、何人かの特定の財団職員への通話が許可され、またこれらの職員の業務には定期的に当実体へ通話をかける事も含まれます。オブジェクトによる通話を受けたこれらの職員は他の財団業務に支障があると判断した場合、その旨を当該実体に伝え、通話を切断しても構いません。

SCP-XXX-JPには一週間毎に命には及ばない程度の虐待2 が行われる必要があります。(処理L7CK6と呼称)当該実体による通話は以前と同じく許可されていますが、通話を受けた職員は実体へ罵倒を浴びせる事が推奨されています。また、当該実体に友好的な接触を行う行為、または財団内の当実体への研究内容を開示する行為は禁止されています。

当該実体の特性によって起きる事象は、全てが 多くが現実の物理法則において起こり得ない物では無い為、観測が困難です。当該実体の意思を定期的に精査するのを忘れないでください。

説明: SCP-XXX-JPは無自覚な特異性を持つ十代の黄色人種系の少年に見える人型実体です。実体は肉体の成長や老衰が停止しており、記録では18██年に生存が確認されています。

人格は社交的で、不定期に職員とのコミニュケーションを望む傾向があります。職員との通話を行う他、実体は収容された部屋の中で一切の行動をとりません。この行動は収容以前に当実体の特異性によって発生した様々な現象に起因する重度の双極性障害による物とされています。

当該実体には、″当該実体の望む事象が発生しない″という確率論的異常が存在します。3 ████年█月██日現在この確率論的異常には脳内物質が関与しているとされていますが、実体にコカインを摂取させる実験は███回の事故、または事件を経て中止となりました。

この確率論的異常によって生ずる具体的な現象として、当該実体の行動に伴う結果が全て、その行動が成否を伴う物であれば失敗に、何らかの数値を伴う物であればその値が低いまたは一般に劣っているとされる数値の状態に終わる事が挙げられます。4

この現象によって自殺の失敗を██回繰り返す事で財団の注目の対象となっていた所、偶然にも財団エージェントの住む住宅地で餓死寸前の状態で発見され、当実体の情報を記憶していた当エージェントはこれを保護し、異常性の発見に至りました。

以上の特異性は実体へのインタビューによって明らかになったもので、既に実験によって確認されていますが、他の特異性が存在する可能性がインタビューまたは記録により示唆されている為、現在も研究が進められています。

また、その生存年数が通常人類の寿命から超過している事から、死亡状態に陥らないという特異性も存在していると見られています。

上記の特異性は存在しない事が以下のインタビューにより確認されました。

対象: SCP-XXX-JP

インタビュアー: エージェント環5

付記: インタビュアーはSCP-XXX-JPの通話を担当しており、かねてより当実体と友好関係を結んでいました。

<録音開始>

インタビュアー: こんにちはXXX。直接会うのは初めてだね。

SCP-XXX-JP: そういう官僚主義っぽい番号で呼ばれるのは好きじゃないかも。いつものゆーくんって呼び方がいいな。

インタビュアー: 規則なんだXXX、心得てくれ。

SCP-XXX-JP: はいはい。じゃあ、何が聞きたいんですか? 能力?の事についてはメールで言っていたと思うけど。

インタビュアー: 特異性の事かな。確かに、君がいくら鍛えても握力の数値が低い話とか、病気や切り傷が恐ろしく治りにくい話だとかはもう充分過ぎる程に聞かせてもらったとも。

SCP-XXX-JP: いくら練習しても面接で受からないって話も追加で。

インタビュアー: ただ、君の異常性がかなり多岐に渡る物であるのは事実だ。一貫性はあるように思えるが、不可解な所もある。

SCP-XXX-JP: そうかな。僕はそこまで意味が分からない物では無いと思うんだけど。

インタビュアー: その情報を具体的な物にするのも財団の使命だ。

SCP-XXX-JP: 僕が病気を治って欲しい、と思うから、病気が治らないのさ。それだけの話だよ。実際、最悪の人生だ。喜ばしい成功などした事もない。

インタビュアー: 心中察するよ。

SCP-XXX-JP: どうだか。でも、愚痴に付き合ってくれてありがとう。で、何を質問されるのかな。

インタビュアー: 財団は今君に対して一つの疑問を抱えている。君の特異性には一貫性があるらしいし、今の所財団の分析から外れる異常性はほぼ見られないが、それだけが分からない。聞くところ君はかなり長い年月の間生きているようだったじゃないか。

SCP-XXX-JP: さあ? そうらしいという話は聞くけど、自分ではよく分からないな。環さんも、今年が何年かなんて気にしながら生きてはいないだろ?

インタビュアー: では、質問を変えよう。君は自分がどうして死なないのだと思う? 餓死しかけを保護されたり、自殺を失敗する事だけならまだしも、老衰死する事すらないのはどういう訳なのか。いままで君にいくつもの不幸を呼び、そして何度も命の危機に晒してきた″望む事象が起きない″という特異性だって、結果的に君を殺す事はなかったろ?

SCP-XXX-JP: ああ、それは簡単な話だよ。

インタビュアー: なんだって?

SCP-XXX-JP: 僕が、死にたいと思ってるからさ。

<録音終了>

終了報告書 かねてからこの実体には死亡状態に陥る事が無いという特異性があるとされていましたが、このインタビューにより、他の特異性の一部である事が認められています。6 しかし、老衰または成長の停止は従来の原則に反して起こり得る物とは考えられない為、さらなる研究が必要です。

追記: 事案XXX-JP-01を経て、当該実体に″当該実体の望まない事象を無自覚に起こす″という特異性が確認されました。7 またこれにより、オブジェクトクラス及び収容プロトコルが変更されます。



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