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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181の物品保管ロッカーに保管してください。3ヶ月に1回、必ず虫干しを行い、防虫剤を入れ替えてください。この一連の作業は、必ず性同一性障害を持たない男性職員を用いて下さい。なお実験の際を除き男性の性同一性障害者と女性は入室しないでください。現在実験は無期限で凍結されています。全ての男性の性同一性障害者と女性はSCP-XXX-JPの収容室に入室することは禁じられています。万が一SCP-XXX-JPが活性化した場合、即座にSCP-XXX-JPを回収するために当該地域へ機動部隊よ-3(黄泉醜女)が出動します。
説明: SCP-XXX-JPは異常性を持った白無垢の着物です。
SCP-XXX-JPは恋愛状態の女性1や既婚女性が視認した際に活性化し、異常事象が開始します。この際、SCP-XXX-JPを視認していた女性(以下SCP-XXX-JP-1)は、唐突に「この白無垢を着なくてはならない」という強迫観念にとらわれます。そして、SCP-XXX-JPを着用すると必ず島根県松江市東出雲町の黄泉比良坂付近の大岩より、必ず出自不明の祝詞が奏上されます。
内容は以下の通りです
冥王たる我が御名以て
因幡の大穴の 黄泉比良坂に
穢封じ給う為に生坐せる 道反の大神等よ
我 黄泉を司りし者
我 望むは妃の到来
千引きの石 開き給え 黄泉比良坂 通し給え
と申す事の由を
██神 ██神 八百万の██神等共に
聞こし食せと 畏み畏みも 白す
この祝詞が奏上された後、SCP-XXX-JP-1に対して、大岩への未知の引力が発生します。この引力の強度は経過時間に比例します。現在SCP-XXX-JP-1の拘束の維持に成功した事例は、拘束具については原因不明の崩壊を起こし、拘束者については後述する不可視の壁に阻まれるため報告されていません。
SCP-XXX-JP-1が大岩の半径100m以内に到達すると、大岩が上昇し、内部の異常空間(以下SCP-XXX-JP-2)が露出します。露出部分からはHF2が噴出しています。この状態のSCP-XXX-JP-2への侵入は、不可視の壁に阻まれるためSCP-XXX-JP-1を除き不可能です。そのため、SCP-XXX-JP-1の生死は不明です。SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-2に吸い込まれると、SCP-XXX-JPが再出現します。こうして一連の異常事象は終了します。
SCP-XXX-JPは、異常事象が発生している当該地域での、行方不明者が異常に多発したことが財団の目に止まり、回収されました。SCP-XXX-JPは必ず当該地域にのみ出現します。しかし、当該地域の封鎖のみに限定した場合、視認を防ぐための記憶処理、要注意団体対策などが、不十分となり収容違反に繋がる可能性があるという問題が浮上しました。そのため現在の回収を含めた特別収容プロトコルが適用されています。
補遺: 以下は初回収時にSCP-XXX-JP-1-5の婚約者の佐藤██氏に対して行われたインタビュー記録です、
対象: 佐藤██氏
インタビュアー: 八雲博士
付記: 佐藤██氏には、カバーストーリー「行方不明者捜索の為の事情聴取」を適用しています。このインタビュー終了後、対象にはAクラス記憶処理を施し解放しました。<録音開始, (20██/10/09)>
八雲博士: では早速ですが、██さん3がいなくなった後なにか変わったことがあったそうですね。何があったんですか?
佐藤氏: 最近居なくなった彼女の声や奇妙な音が聞こえるんです。まるですぐ近くにいるように。
八雲博士: それを他の人に話したりしましたか?佐藤氏: 話しましたが、まともに取り合ってくれる人などいませんでした。そんな時に貴方達が来たんです。
八雲博士: なるほど。その音や声と言うのはどのようなものだったんですか?
佐藤氏: 居なくなった次の日の朝でした。彼女の叫び声が聞こえました。「イタイ イタイ イタイ」って。それとともに何か肉が溶ける音が聞こえました。「シュー」とした音だったと思います。
八雲博士: これ以外に聞こえたことはありませんでしたか?
佐藤氏: ありました。。ちょうど昨日に前とは違った彼女の声が聞こえました。居なくなる前に聴いた、穏やかで優しい声でした。その声で「あと1週間後にあの大岩が開くわ。待っていて。貴方がそこに居れば私は戻れる。よみがえれるの」と言われました。
八雲博士: では貴方は6日後大岩の前に行くつもりなのですか?
佐藤氏: もちろんです。もう一度彼女と会えるかも知れませんから。例えこの体が腐ってでも彼女に会いに行きます。
八雲博士: そうですか。ご協力ありがとうございました。これにて、録音を終了します。
<録音終了>
終了報告書: > 一週間後、彼を大岩に近づけるのは危険と思われる。あの一日だけでも大岩を閉鎖できないだろうか。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:4125068 (02 Jun 2018 10:44)
記事が削除されたためエントリー取り消しを行わせていただき、再エントリーさせていただきます。ご批評よろしくお願いします
私も新参者故に以下の批評の正しさは保証できませんが、参考までに。
全体の感想として、神話に絡めた不気味さはある程度感じられましたが、オチでは感情を揺さぶられませんでした。単なるK-クラスシナリオによるオチは今では使い古されたものです。単に危険であるというだけでは読み手に感情を呼び起こすことはできません。例えば同じくガスによる危険性を見せているSCP-800-JPでは、早々にガスの危険性を示した後で由来を語り、途方もない絶望感を演出しています。オチをつけるかどうかはともかく、読んでいて驚きや感動のような何かしらの感情を強く揺さぶることが必要です。
おそらくIsurafiruさんは「イザナミとイザナギの神話」+「ハデスとベルセポネの神話」を記事の根幹に据えたいのだと私は推測していますが、最後のK-クラスシナリオオチがどちらの神話での結末とも異なり、またそれまでの異常性から考えても唐突なものであるため、取って付けたものであるかのような印象を受けました。冥府の王(ハデス?)があえて「和」の白無垢を使う理由があまりなく、無理な和洋折衷により唐突さが増してしまっているのも原因の一つだと思います。唐突さではなく意外性を演出したいのであれば、各要素間の連結およびオチと各要素の連結をもう少し自然にした方がいいと思います。
インタビューですが、佐藤氏の発言がかなり不自然です。説明は淡々としているのに突然キレて机を叩き出したりと、性格が破綻しているように見えます。インタビュー内容も侵入不可についてなど説明の項で既に示されている内容とほとんど重複している箇所や、婚前旅行の時期など不要な情報があり、冗長に感じました。不要な情報は削り、佐藤氏の喋り方は一貫させるか徐々に変化させるなどして自然なものにしましょう。一度全文を音読してみるといいかもしれません。
また、インタビューでは婚約者を奪われた悲劇の演出であるのに対しオチがK-クラスシナリオ落ちになっているため、一貫性が感じられませんでした。
以下、細かい点です。
説明の最初の行で改行されていますが、もう一度改行してパラグラフの区切りにしましょう。
「着用すると必ず島根県松江市東出雲町の観光名所である黄泉比良坂付近の大岩より~」とありますが、観光名所であるかどうかはあまり重要ではないですし、住所を指定しているので間違いもおこらないと思います。なので「観光名所である」は不要かと思います。
「未知の祝詞」とされていますが、下に内容がある時点で未知ではありません。「由来不明の祝詞」と説明して、「内容は以下の通りです」と前置きしてから祝詞の内容を示す、という方がいいと思います。
インタビューで「ちょうどあの時は逢魔時」とありますが、時間を表すのに普通の人が逢魔時という言葉を使うのは不自然です。
また、直後の「だから、彼女はそれを見て着たくなってしまったんだと思います」と発言していますが、同時の佐藤氏は白無垢について「得体の知れない」と発言しています。得体の知れないものを深夜に目撃したことは、男性にとって恋人が白無垢を着たくなる自然な理由には見えないと思います。
同じくインタビューで
は間にもう一回改行が必要だと思います。
特別対策計画(Special Countermeasure Plan)とありますが、空白は半角にして特別対策計画(Special Countermeasure Plan)とするべきです。
私からは以上になります。参考の一助になれば幸いです。
ありがとうございます。改稿させていただきます。一貫性の無さやインタビュー記録の重複などしっかりと変更させていただきます。本当にコメントありがとうございます。
何というか、唐突です。ガスと生物がどれぐらい吹き出るのか、吹き出た後に何を起こすのかが記事内で直接・間接問わず語られていないのであまり説得力を感じませんでした。
何というか、Isurafiruさんが記事でやりたいことをもう一度整理して記事の要素の検討を行った方が良い記事になると感じました。記事の序盤は「女性が見たら着たくなって、着ると異空間に繋がるエリアに行きたくなる着物」ですが後半になると、もうその話は出なくなっています。元ネタやモチーフがあるのかもしれませんが、それに拘るあまり、一貫性がなくなってしまっている気がします。現状だと着物の設定をなくして大岩をSCP指定でも良いと思います。
たぶんIsurafiruさんが記事でやりたいストーリーや展開をはっきりと書いてもらった方が具体的なアドバイスが出来ます。
ありがとうございます。私としては、危険性を煽った上で、男女の非愛を書きたいと思っております。一貫性についても、力不足ですが、異常性を減らすなど改稿させていただきたいと思います。コメント本当にありがとうございました。
Isurafiruさん
なるほど。
危険性は十分に煽れていると思いますし、作品としてユニークさの観点から見ても「男女の非愛」うまく描写出来ればより面白い記事になるでしょう。不特定の男女の非愛について記述するだけだと読者もピンと来ない場合があるので、この下書きのように「SCP-XXX-JP-1-5」「佐藤氏」にスポットライトを当てるのは良い方法だと思います。
僕ならば、記事に考え込まれた設定の要素が見え隠れしているのでその設定を活かしつつ、実際は「SCP-XXX-JP-1-5」「佐藤氏」を主人公とした非愛の物語を報告書で描くように改稿します。
……ただ、改稿する時間も限られているのも確かです。残りの時間を細かい調整などに割くのも1つの手段でしょう。
段落を変える際は、空行を意識しましょう。上のは一例です。例えば下のような感じに。
ありがとうございます。最後まで粘らせていただきたいと思います。コメント本当にありがとうございました。