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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPは、30x40x13m のSCP-XXX-JPを覆うような形で建造された収容サイト-XXX-JP内に収容されます。SCP-XXX-JP内部との接触は通信機器を用いる、または外部から映像を記録する以外の方法はSCP-XXX-JP-2の可能性があるため禁止されています。事象-XXX-JP-6発生後エージェント・上山中を除くSCP-XXX-JP内の全員が死亡したことが確認されたため、カバーストーリー「精進落としでの食中毒」を適応し、認知させました。現在もエージェント・上山中の行方は不明です。新たな事象-XXX-JPの発生に備え、収容サイト内には常時レベル2以上のセキュリティクリアランスを持つ職員を4人以上配置し、事象-XXX-JPが発生した場合のみSCP-XXX-JP内部を撮影機器等で記録してください。事象-XXX-JP-1~6はSCP-XXX-JP-1の半径約1m以内から発生することが多く、特に理由がなければ事象-XXX-JPを映像で記録する際はSCP-XXX-JP-1の周囲を映すようにしてください。
説明:SCP-XXX-JPは日本の新潟県██市██町で20██年██月██日に行われた██ ███(以降SCP-XXX-JP-1と記述)の葬儀が行われる建造物です。SCP-XXX-JPは薄いクリーム色の外観で、内部を観測できる窓が3つあります。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1の葬儀に参列していた財団のエージェント・上山中が事象-XXX-JP-3の様子を財団の小型タブレットで記録し、サイト-8100に救助要請する際に映像を添付したことから異常性が発覚しました。当初財団理事会ではSCP-XXX-JPを超常現象記録として財団のデータベースに記録する案が出ましたが棄却されました。
SCP-XXX-JP-1は1█歳の日本人女性の遺体です、SCP-XXX-JP-1は20██年██月█日にSCP-XXX-JP-1の自宅にて縊死しているのを発見されました。事象-XXX-JP-6発生後SCP-XXX-JP-1は消失、現在まで発見されていません。生前のSCP-XXX-JP-1の性格についてエージェント・上山中は「出会った当初はは暗かったが、話してみると明るい子だった」と説明しました。発見当時SCP-XXX-JP-1の自室から発見された日記から事象-XXX-JPの発生の焦点はSCP-XXX-JP-1だと断定されています。生前のSCP-XXX-JP-1の日記と遺書については資料SCP-XXX-JP-1を参照してください。
SCP-XXX-JP-2は事象-XXX-JP-3~6で出現した白い靄のようなものです、事象-XXX-JPの発生原因はSCP-XXX-JP-2にあると考えられています。
以下はエージェント・上山中の撮影した映像を文字に書き起こしたものと、救助要請としてエージェント・上山中がサイト-8100に送信した文章です。
映像記録-XXX-JP-1 - 日付 20██/██/██
付記:映像はエージェント・上山中が動揺した様子で記録を始めたところから始まり、数秒間映像が乱れた後に叫び続ける男の声が記録されています。
<記録開始>
エージェント・上山中:上山中だ、今突然人が燃えやがった!
(燃えながら暴れる男が映される。)
エージェント・上山中:(咳)このままじゃ火事になる…皆さんこっちに来て!
(エージェント・上山中が走ってドアに向かう。)
エージェント・上山中:ああクソ!ドアが開かない!
(男の叫びがこもり始め、映像にSCP-XXX-JP-2がかかる。)
エージェント・上山中:あぁ…嘘だろ?(叫び声)なんで…
(男の叫びが消え、映像はSCP-XXX-JP-2によって判別不可、ノイズが発生する。)
エージェント・上山中:[識別不可能]うい[識別不可能]だ!
(約三秒間のノイズ)
<映像が途切れる>
映像内のSCP-XXX-JP-2や発火の発生及び発生源などは現在まで特定されていません。
以下の文章はエージェント・上山中がサイト-8100に送信した文章です。
救助要請-XXX-JP - 日付 20██/██/██
件名:救助要請
20██年██月██日 13:20
内容
(映像記録-XXX-JP-1が添付される)
添付した映像は見てもらえただろうか、この映像は私の小型タブレット内に存在していた物だ。私自身、今とても動揺している。まず私がこの映像をいつ撮影したのか思い出せない、そもそもこの映像を撮影したのは私なのか?ただ、もし自分がこの映像のような事態に遭遇していたら私は間違いなく映像内の私と同じ行動をしていただろう、目の前で人が燃えたとしてまず最初にカメラを起動した点だけは気に食わないがな。
そういえばこの映像の存在に気付く前にもおかしなことがあったな、それについてはこのメールの最後に載せておく。
前述したように私はこの映像がどこからやってきたものかまったくもって想像がつかない。何者かがこの機器に何らかの方法で私の知らない映像を保存させたのか、あるいは実際に映像内のことが発生し、時間の巻き戻しが発生したとか。あるいは…これはあまり考えたくないが、この映像はこれから起こることなのではないだろうか?私は今まで財団に居て、このような異常現象に関する資料やそのものをいくつも見てきたんだ、こんな現象が存在していたとして今更不思議とは思わない。とにかく私はこの現象の真実を知りたい。機動部隊し-7("施餓鬼会")と██博士に救助を要請する。ここに到着したら██博士に指揮をとらせてくれ、彼の心配性が頼りになるかもしれない。
(事象-XXX-JP-1、事象-XXX-JP-2についての情報は資料-XXX-JPに移動されました)
資料-XXX-JP
下記は事象-XXX-JP-1~6の観測レポートです。
事象-XXX-JP-1
説明: 葬儀の行われている最中、一部の蛍光灯が約5秒間激しく点滅した。
メモ: 自分を含め数人が動揺する素振りを見せたが葬儀は続行された。
事象-XXX-JP-2
説明: 焼香をする内の数人が失笑しながら焼香をする。
メモ: 見た感じ影響を受けたのは若者だけだった、おそらく事象-XXX-JP-3のような特殊な力が働いたのだろう。
事象-XXX-JP-3
説明: 映像記録-XXX-JP-1を参照してください。
事象-XXX-JP-4
付記: 事象-XXX-JP-4発生時には機動部隊と██博士が到着したため、事象-XXX-JP-4以降のレポートは██博士が記述する。
説明: 司会者が弔電を読み終わった直後、SCP-XXX-JP内の人間の頭上に生ごみ、画鋲、灯油などの物体が出現、落下する。このとき灯油は無重力下に置かれた液体のような素振りを見せたまま浮遊していた。物体の落下後、同じように空中に火のついたタバコが出現、落下した。火は灯油に引火し白い靄が発生、事象-XXX-JP-4発生から4分ほどでSCP-XXX-JP内部の確認が困難になる、その後SCP-XXX-JP内部の人間は死亡したと推定され、SCP-XXX-JP内が白い靄によって確認できなくなる。約3分後、突如白い靄が消え去り、SCP-XXX-JP-1の葬儀が再開される。SCP-XXX-JP内部の人間は何事もなかったかのような素振りを見せた。
メモ: これ以降白い靄をSCP-XXX-JP-2と記述する。SCP-XXX-JP-2によってSCP-XXX-JP内の確認が困難になった、次の事象-XXX-JPではSCP-XXX-JP-2の発生しないことを祈ろう。
事象-XXX-JP-5
付記: 特筆すべき点はない。
説明: 事象-XXX-JP-4発生後、もう一度焼香が行われる。一人目の焼香が始まると同時にSCP-XXX-JP-1の入った棺から酷く損傷した状態のネズミやゴキブリ、ムカデ、スズメなどの生物が3分間出現し続け、SCP-XXX-JP内の人間を襲った。この際SCP-XXX-JP内部は靄が発生する状況ではないにも関わらずSCP-XXX-JP-2発生した。約30分間SCP-XXX-JP内部の人間は生物に襲われ続け、SCP-XXX-JP-2により内部の観測が困難になる。約4分後SCP-XXX-JP-2が消え、葬儀が再開される。
メモ: SCP-XXX-JP-2と発生した生物の損傷により出現した生物の種類は特定不可能だ。事象-XXX-JP-5からSCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1周辺から発生していることがわかった、このことからSCP-XXX-JP-2には異常性のある可能性があるため、万が一SCP-XXX-JP-2がSCP-XXX-JP外に流出したら対策を早急に考えなければならない。
事象-XXX-JP-6
付記: SCP-XXX-JP-2の対策のため、エージェント・上山中に通信機器を用いて状況を説明し、「口を布で覆え」という内容の文章を送る。
説明: [事象-XXX-JP-6発生まで事象-XXX-JP-5と同じ流れのため省略]祭壇に近い人間から苦しみだす、約2分後にエージェント・上山中を除く全員が[データ削除済]に変化、口をハンカチで覆ったエージェント・上山中を襲う。エージェント・上山中は抵抗する様子を見せたが、ハンカチを落とした直後苦しみ出し[データ削除済]に変化した、その後[データ削除済]たちは壁に体液で「つぎはおまえらだ」と書いた後、SCP-XXX-JP内がSCP-XXX-JP-2で観測不可能になる。約5分後、SCP-XXX-JP-2が消失するも葬儀は再開されず、SCP-XXX-JP内の人間の生命活動の停止を確認した。
メモ: 事象-XXX-JP-6終了後、エージェント・上山中以外のSCP-XXX-JP内の人間の遺体を回収した。どうやらSCP-XXX-JP-2に異常性があるという仮説は合っていたらしい、おそらくエージェント・上山中の創作は無意味だ。そしてSCP-XXX-JP-2がSCP-XXX-JP外に流出すれば世界はあの化け物によるSK-クラスシナリオが起きるだろう、引き続き対策を練ってくれ。
SCP-XXX-JP-1の資料
以下の文書は生前のSCP-XXX-JP-1が書いたと思われる日記から、主要部分を書き出したものです
██月13日
今日から日記をつけていこうと思う!記といっても毎日書く気はない、ていうか三日坊主にならないか心配だなぁ…。うちの学校はなにかと問題が発生するから風紀委員の私がかき集めた噂話を整理するために始めてみる!
██月19日
今日同じクラスの女子たちが隠れてゲームを持って来てたからそのことを先生に言ったらあいつら怒られてた!ざまあみろ!
██月23日
私のロッカーがめちゃくちゃにされてた…。もしかしてあいつらかな?たぶんわたしにチクられたことを根に持ってるんだ、そんなことしても私はなんとも思わないのにね!
██月30日
久々に日記を書くなぁ、今日のあいつらはかなりやばかったから書いとく、理科の実験中に██がわたしに火のついたマッチを投げてきて手を軽くやけどしちゃった…いいかげんあいつらも調子に乗り始めたことがわかるね。
█月30日
もうやめよう。
さようなら。
ひみつだよ?
タイトルの変更と一部文章を変更、誤字の修正を行いました。拙い文章ですが批評よろしくお願いします。
読ませていただきました。
おそらくは自殺した少女の妄念からなる謎の煙…、でいいのでしょうか?
全体的に非常に読みにくい、整理されていない印象を受けました。XXX-JP-█という表記が頻発し、読むための理解を妨げている印象です。また、事象記録や映像記録などが頻繁に登場するため、現在どの記録を読んでいるのか混乱させられます。財団創作においてあくまで報告書は物語です。XXX-JP-█といった表記を置き換え可能であれば変えてみたり、算用数字のみでなく平仮名やカタカナを使ってみる、あるいは順番を再度意識し情報、時系列の順番を整理するなどして読んでもらう工夫をしてみましょう。
また、ここまで大層なことをやっておきながらこのオチかよ、といった印象を受けました。イジメ→自殺→人の死ぬ異常現象といった流れは財団創作に限らず、多くのフィクションで使われる描写です。特に最初の描写が強かったために竜頭蛇尾な印象を受けました。もう少し突飛な理由を作るか、あるいはこのオチを作用させることのできる流れに大幅な改稿が求められるかもしれません。
以上、細かく個人的な意見でしたが記事作成の一助となれば幸いです。