アイテム番号:SCP-001-JP
オブジェクトクラス:Thaumiel
特別収容プロトコル:SCP-001はサイト-81XX(未定)内の10m×10m×10mの標準チャンバーに収容され、周辺をSRA10基で囲まれます。週に一度、熟練した整備スタッフがクニエダ=シンプソンEVE収束・放射機(以下、KS機)を始めとするSCP-001の各部分の点検・整備を行います。特にKS機の点検・整備は最優先で行ってください。その他の部分の点検・整備における優先順位は、補遺:SCP-001点検・整備表に記されています。SCP-001担当となった技術スタッフは、上記の表にある手順を熟知してください。
警告
以下の情報には閲覧制限が設けられています。クリアランスレベル4-001を有さない職員は速やかに退避してください。クリアランスレベル4-001を持たない者の閲覧は、ミーム殺害エージェントによる即時の生命活動停止をもたらします。
説明:SCP-001は、クリアランスレベル3以下の財団日本支部職員に、低脅威度の異常性を付与する装置群の総称です。
現行の財団の理論と、現在発生している異常の総数は明らかに矛盾しています。財団の理論モデルに依れば、人々の間に化学が浸透していくことで、”科学法則に沿わない現象はありえない”とする認識が集合意識野に形成され、現実改変を始めとする異常は無くなっていくはずでした。ですが、今我々が直面しているのは、異常の発生件数の緩やかな、しかし確実な上昇です。
我々は知ってしまった。科学は万能の神たり得ないと。むしろ我々は─無意識下ではありますが─逆方向へと奔ってしまった。即ち、”科学の理から外れた奇跡”を願ったのです。何もSCiP絡みの話だけではありません。宗教的情熱の高揚や、前近代的コミュニティへの回帰志向など、その傾向はわかりやすい形でいくらでも顕れているのです。
さて、唐突ですが、皆さんはジャンヌ・ダルクをご存知ですよね。そして中には、実際に彼女が「奇跡を起こす」能力を持っていたと知っていらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。では、なぜ彼女はそのような能力を持ち得ていたのでしょうか。そう、フランス軍兵士たちの集合意識野です。彼女自身がある程度高現実を有していたとはいえ、それは奇跡を起こすに至るには足らない。でも、ジャンヌの「奇跡」を、彼女を奉ずる仲間たちが信じたなら? そうして、彼女の能力には強力な底上げが為されたのです。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:3395701 (28 Apr 2020 13:06)
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