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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその特性のために未だ収用に至っていません。
また収容・実験・研究のためにSCP-XXX-JPを故意に発生させる試みは今のところ成功していません。
SCP-XXX-JPによると思われる死体が発見された場合には財団エージェントを派遣しSCP-XXX-JP発生の関係者と思われる人物達にSCP-XXX-JPに対する質問を行った後クラスB記憶処理を施し死亡した人物に対するカバーストーリー「交通事故」を適用し解放してください。
また財団職員はプロトコル・ウェイストストーリー-XXXに従って財団内でのSCP-XXX-JPの発生を可能な限り抑制してください。
説明: SCP-XXX-JPは日本国内1において二者間、或いはそれ以上の人数での議論において発生する事象です。
SCP-XXX-JPは数か月に一度██日の██時~██時の間に発生します。
発生から次の発生までの期間における法則性の発見の試みは成功しておらず、最短で1ヵ月・最長で34ヵ月が確認されています。
SCP-XXX-JPは特定の事象物に対する解釈の相違から激しい口論に発展した場合に出現し、口論を行っている両者の片方の一人を殺害(以後殺害された方をXXX-aと呼称)した後に消失します。
この際XXX-aとなって殺害される人物や事象物に関する主張に一貫する法則性は現在のところ発見されていません。
SCP-XXX-JPが上述の期間に複数回発生する事例は報告されておらず、発生は期間内に一度のみであると推測されています。
XXX-aはいずれも頭部と胴体が[編集済み]されており、大多数の場合は腹部に深さ█cm~█cmの刺し傷が存在します。
殺害を免れた方(以後XXX-bと呼称。複数人いる場合はXXX-b-1・XXX-b-2と呼称)はXXX-aに対し「腹を切って死んだ」と認識するようになります。
この際XXX-bは実際にXXX-aが死亡する瞬間を目撃したと主張し、その全てにおいてXXX-aの背後にそれまで議論していた事象物(SCP-XXX-JP-1)が出現しXXX-aの首を(編集済み)したと主張します。
議論していた事象物が人物であった場合、SCP-XXX-JP-1は裃を着用し手に刀を持った姿で現れます。
議論していた事象物が人物でなかった場合、SCP-XXX-JPは人型の姿で現れますが顔を認識できた事例は存在しません。
またXXX-bが議論以前にXXX-aと面識がなかったとしてもXXX-aの風貌を認識するようになります。
生前にXXX-aと口論を行っていたXXX-bはXXX-aの死に方に対しほとんどの場合肯定的な意見を述べます。
これはXXX-aの腹部に刺し傷が存在していた場合に特に顕著であり、逆に刺し傷が存在していない場合は否定的な意見を述べるXXX-bの存在が確認されています。
プロトコル・ウェイストストーリー: SCP-XXX-JPの発生時期である毎月██日██時の30分前から██時までの間、財団日本支部における全てのサイト・エリアにおいて口頭或いは機器類を用いた議論を行うことは禁止されています。
但し、当プロトコルが他のオブジェクトの収容違反を引き起こす可能性が存在する場合は当プロトコルは適用されません。
当プロトコル適用化において議論を行おうとしている職員を発見した場合、直ちに議論を行っている職員の間に割って入り議論を中止させてください。
議論を中止することに抵抗した場合、議論を発見した職員は速やかに財団警備員に通報し議論を行っている職員を拘束してください。
発生記録:以下はSCP-XXX-JP発生に関する記録の一部です。
発生記録XXX-5 -日付 20██/██/██
対象:
██会社所属の会社員二名
議論内容:
社内新規プロジェクトの是非
結果:
社内新規プロジェクトの推進を主張していた会社員がXXX-aとなって死亡し、XXX-aの腹部には刺し傷が存在していました。
XXX-bはXXX-aに対し「見事な死にざまだった」など肯定的な意見を述べ、SCP-XXX-JP-1に関しては「裃を着用した男性ではあったが顔は覚えていない」と証言しました。
発生記録XXX-8 -日付 20██/██/██
対象:
██大学所属の学生二名
議論内容:
ジョン・タイター2の実在の真偽
結果:
ジョン・タイターは実在しないと主張する学生がXXX-aとなって死亡し、XXX-aの腹部には刺し傷は存在していませんでした。
XXX-bはXXX-aに対して腹部に刃物ではなく木刀を当てており「高潔な死であった」と肯定的な意見を述べました。
SCP-XXX-JP-1に対しては裃を着用した白人男性であると述べ「あれこそジョン・タイターだ」と証言しました。
分析:
一般的に正しいと認識されている主張をするとXXX-aとなるのか・・・?██博士
発生記録XXX-12 -日付 20██/██/██
対象:
██小学校所属の学生二名
議論内容:
ゲームソフト返却の有無
結果:
ゲームソフトを返却したと主張する学生がXXX-aとなって死亡し、XXX-aの腹部に刺し傷は存在していませんでした。
XXX-bはXXX-aに対して腹部には刃物ではなく扇を当てており「ダサかった」など否定的な意見を述べ、SCP-XXX-JP-1に関しては「お侍さんだけど顔はわからなかった」と証言しました。
XXX-aは生前XXX-bにゲームソフトを返却していませんでした。
分析:
誤った主張であろうともXXX-aになる可能性があるらしい。██博士
発生記録XXX-13 -日付 20██/██/██
対象:
匿名掲示板サイトでチャットを行っていた九名
議論内容:
[編集済み]と[編集済み]の美味しさの優劣
結果:
[編集済み]の方が美味しさが勝っている主張した人物がXXX-aとなって死亡し、XXX-aの腹部に刺し傷は見られず代わりに致死量の██が検出されました。
XXX-b-1~XXX-b-8は一様にXXX-aがSCP-XXX-JP-1から手渡された薬を飲んだと主張し、「ふがいない奴」「奴の死にざまが[編集済み]が[編集済み]に対し劣っていることの証明である」などの否定的意見を述べました。
SCP-XXX-JP-1に対してはいずれも「裃を着用した男性であったが顔は認識できなかった」旨を証言しました。
追記:
議論内容は当初完全に公開されていましたが議論内容を巡って財団内で口論が頻発したため記録を編集し、編集前の同記録を閲覧した職員全てにクラスA記憶処理が施されました。
発生記録XXX-16 -日付 20██/██/██
対象:
同じゲームの愛好家グループに所属していた二名
議論内容:
████(ゲーム内のキャラクター)の乳房の大小
結果:
████の乳房が大きい方がいいと主張した人物がXXX-aとなって死亡し、XXX-aの腹部には刺し傷ではなく十字の形をした切り傷が存在していました。
XXX-bはXXX-aに対し「腹を十字に割いて死んだ」と証言し、「男の中の男」や「奴の主張には微塵も賛同できないがその誇り高い死には永遠の敬意を評す」などの極めて肯定的な意見を述べました。
SCP-XXX-JP-1に対しては「裃を着用した████」であると証言しました。
発生記録XXX-18 -日付 20██/██/██
対象:
サイト81██に勤務する██博士と██研究員
議論内容:
SCP-XXX-JPの完全な収用の可否
結果:
SCP-XXX-JPに対する完全な収用ができると主張していた██博士がXXX-aとなって死亡し、腹部には刺し傷は存在していませんでした。
XXX-bはXXX-aに対し「全く聞こえなかったが何かを繰り返し叫んでいた」と主張し「余りにも見苦しかった」と否定的な意見を述べました。
SCP-XXX-JP-1に対しては「裃を着用した男性であったが顔を認識できず、年齢なども推測できなかった」と証言しました。
当事例はプロトコル・ウェイストストーリー適用化で発生しており、研究員は収容違反を引き起こしたとして厳重注意がなされました。
またSCP-XXX-JPが発生時に視覚・聴覚に対する認識障害を引き起こすことが発見され、発生前にも同障害を引き起こす可能性が指摘されました。
これを受けてプロトコル・ウェイストストーリー開始時刻はSCP-XXX-JP発生から30分前へと前倒しとなりました。
補遺:20██/██/██にドイツ連邦共和国██州においてSCP-XXX-JPによるものと思われる死体が発見されました。
財団の調査によってXXX-bは日本国在住の日本人であり、匿名掲示板で議論された内容は「国家社会主義ドイツ労働者党の政策は不当に貶められていることの是非」でした。
またXXX-aとなった人物はドイツ国内で極右政党の集会に頻繁に参加しており、カール・ハウスホーファーを尊敬していることを周囲に公言していたことが確認されています。
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JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:6837173 (17 Sep 2020 15:39)
ところどころに「収容」を「収用」としてしまっている誤字が見られます。
改行の作法がSCP記事として適切ではありません。こちらのエッセイを参考にして、改行をパラグラフごとに行うようにしてください。
適用下の誤字かと思います。
更なる研究の承認を求める。██博士
発生記録XXX-16の追記・メモも含めてですが、最近はこのような財団職員による非合理的・ファニーなメモ・推論・行いは忌避されます。それはいわゆるlol時代の遺産です。詳しい経緯は各種エッセイに書いてありますから、ガイドハブのエッセイをぜひ読んでいただければと思います。
アンダーバーより三点リーダの方が適切かと思います。
不要な:が存在しています。
各発生記録のフォーマットについて、まず対象:や議論内容:のあとで改行されていますが、改行しないのが一般的です。また、対象:から議論内容:へ移る際など、項が変わるときには一行空行を挿入してください。簡単にいうと、以下のようなフォーマットが適切だと思います。
そもそもなぜ議論が発生しているのでしょうか。禁止されていますし、プロフェッショナルである財団職員がこのような防げるミスを行う理由がわからず、納得できません。
「視覚・聴覚に対する認識障害を引き起こす」ことへの対策が30分前倒しである意味・論理がよく分かりませんでした。また、この認識障害の要素を追加したことは、展開・面白さの上でどのような意味があるのでしょうか。不意に新しい異常性が追加されたことに違和感を感じました。
そのような処置はlol時代の遺産です。もう少し軽い処分になるはずです。
内容ですが、あまり面白くありませんでした。特に二点気になったところがあり、一つは口論の対象が背後に現れて首を斬るという設定があまり活かされていないことです。ヴィジュアル的なインパクトはややありますが、それだけで押し通るほどではないと思いました。そもそも、キャラクターならまだわかりますが、「社内新規プロジェクト」などの形状のないものが袴を着て現れたと認識される状況がよく分かりません。記録でも「顔が見えない男性」などと形容されており、被害者があらわれた存在を「社内新規プロジェクト」と認識しているように見えません。この要素は展開にもあまり関わってこないので、雑然とした感じが出てきてしまっています。
もう一点、オチがよく分かりませんでした。どういった意味があるのでしょうか。
批評に対するご意見・ご質問で返信が必要なものにつきましては、ディスカッションで返信の形で投稿いただいたうえで、PMにご一報ください。SB3のフォーラムは追っていませんので、ディスカッションへの投稿だけだと気づけない場合がございます。
まず最初に私自身の至らなさによって発生したいくつもの誤字やフォーマットの誤り、また当wiki内で忌避される表現について丁寧に一つ一つ指摘してくださったことに感謝します。
オチについてですが、切腹というのは日本独特の習俗であるとされており、海外の辞書にもhara-kiriやseppukuという形で掲載されており日本以外での事例はほとんどありません。
しかし、全くないというわけでもなく中国においては『史記』や『旧唐書』において切腹に近い自殺方法が記されており、オチに登場するカール・ハウスホーファーも切腹によって自殺していることからこのSCPの発生が日本国内にとどまらない可能性を表現しようとしていたのですが、そもそも当SCPの発生が日本国外でもあり得ることを表現する方法として機能しておらず私自身の当記事の構成の甘さを痛感するばかりです。
最後に改めて私の未熟な記事に対し丁寧に一つ一つ指摘してくださったことに感謝します。
もう一度記事の執筆に関するガイドラインを読み直し、今後の記事執筆に活かしたいと思います。
ありがとうございました。