SCP-XXX-JP - レバレッジ

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP - レバレッジ
著者: ©︎HN_410
作成年: 2020

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8141の人型収容室に収容されます。ミーム汚染の予防のため、収容室内に入る全ての職員は実験時を除いて一切の記録を取ることは禁じられており、監視カメラの代替として感圧板等の人感センサが収容室内に設置されます。SCP-XXX-JPには漫画本、パズルなど外界との通信をしない娯楽用品の所持及び使用が許可されています。

SCP-XXX-JPのアカウントやSCP-XXX-JP-2はすべてインターネット上から削除され、新たに確認された場合は財団のwebクローラーが検出、削除します。

説明: SCP-XXX-JPは、インターネット上の動画配信サービス並びにSNSで活動していた、2020/██/██現在25歳の成人男性です。SCP-XXX-JPの異常性は、上記配信活動の際に必ず炎上¹(SCP-XXX-JP-1とする)を起こすというものです。活動開始時から、収容時に至るまで例外は無く、SNSでの活動時にも同様の異常性が確認されたことがあります。

SCP-XXX-JP-1は、SCP-XXX-JPの動画、発言など(SCP-XXX-JP-2とする)によるミーム的影響に曝露した視聴者(SCP-XXX-JP-3とする)により引き起こされます。この影響は、SCP-XXX-JP-2がアップロードされた直後に最も強くなり、時間経過とともに減衰します。SCP-XXX-JP-1の規模はSCP-XXX-JP-3の人数に概ね比例して大きくなり(以下事件記録SCP-XXX-JP-いを参照)、加えてSCP-XXX-JP-1以後、SCP-XXX-JPのアカウントのフォロワー及び登録者数に有意な増加がみられる²ため、SCP-XXX-JPの配信回数の増加につれて、SCP-XXX-JP-1の危険性は上昇します。 SCP-XXX-JP-1の対象には、SCP-XXX-JP本人に限らずSCP-XXX-JP-2に関係したあらゆる人物、法人等がなり得ることに留意してください。

事件記録XXX-JP-い: 以下はSCP-XXX-JPの収容以前に発生したSCP-XXX-JP-1の記録の抜粋です。

事件記録: XXX-JP-い-1

日付: 2018年██月██日

動画の概要: SCP-XXX-JPの初配信。█████社の清涼飲料水である█████を息継ぎせずに5本分飲み切ることに挑戦し、失敗する。

延べ視聴者数: 5人

SCP-XXX-JP-1の概要: 配信後にSCP-XXX-JPのSNSアカウントでSCP-XXX-JP-1が発生。動画の途中でSCP-XXX-JPが飲料を飲み切れずにこぼしたことに言及し、SCP-XXX-JP-3がSCP-XXX-JPを「食料品を粗末に扱う低俗な配信者」等として責め立てる。

事件記録: XXX-JP-い-6

日付: 2018年██月██日

動画の概要: SCP-XXX-JPが██████社のPC向けゲーム█████████で遊ぶ。途中である登場キャラクターに否定的な意見を述べる。

延べ視聴者数: 631人

SCP-XXX-JP-1の概要: 前述の登場キャラクターのデザイナーのSNSアカウントでSCP-XXX-JP-1が発生。彼がSCP-XXX-JP-3によって責め立てられ、のちに刃物や複数種の昆虫が封入された封筒が前述のデザイナーに郵送された。SCP-XXX-JP-1の標的がSCP-XXX-JP以外となった初の例。

事件記録: XXX-JP-い-13

日付: 2019年██月██日

動画の概要: SCP-XXX-JPが██社のチョコレート菓子█████と██████を食べ比べる。一方の菓子は肯定的な意見を述べて3箱完食するが、もう一方は食べ始めた直後から否定的な意見を述べ続けて1箱完食する。

延べ視聴者数: 5543人

SCP-XXX-JP-1の概要: ██社の公式SNSアカウント及びwebサイトでSCP-XXX-JP-1が発生。SCP-XXX-JP-3が█████の製造中止を求めて大量のコメントが寄せられる。翌日、複数のSCP-XXX-JP-3が█████の製造ラインに侵入し、設備を破壊する事件が発生。これ以降、SCP-XXX-JP-1の対象が常にSCP-XXX-JP以外となる。

補遺: 2020年██月██日、██研究員がSCP-XXX-JPの性質の調査のためD-1921にSCP-XXX-JP-2に曝露させる実験を行ったところ、翌日にサイト-8141でDクラス職員計141人による暴動が発生しました。しかし、暴動は職員への暴言または軽度の暴行に留まり、収容違反等の重大事故には至りませんでした。特筆すべき事項として、この暴動が発生した月の日本国における凶悪犯罪の検挙率が大幅に上昇したことと、当サイト内でのDクラス職員の死傷者数が大きく減少したことにより、Dクラス職員数に有意な増加がみられたことが挙げられます。このことから、SCP-XXX-JPを利用してDクラス職員の不足するサイトでの供給不足を解消する案や、危険度の高いオブジェクトが多く収容されているサイトでの事故数を減少させる案が提唱されています。

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