タイトル未定(悪コン
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アイテム番号: SCP-1899-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1899-JPはサイト-471の冷凍保管庫に保管されます。SCP-1899-JPを利用した実験はセキュリティクリアランスレベル4職員1名以上の許可が必要です。SCP-1899-JPのサンプルを採取する場合においても、SCP-1899-JPを直接解凍することは禁止されています。
SCP-1899-JPのサンプルを使用した実験はセクター471Cに限定されます。実験担当職員は必ず防護服を着用し、実験終了後は必ず全身を消毒してください。また、SCP-1899-JPのサンプルは実験終了後に直ちに焼却してください。

説明: SCP-1899-JPはPoI-62081の実娘であるアルヴィナ・キリーロヴナ・リーシナです。SCP-1899-JPは非常に高い自然治癒力を有しています。これまでの実験では臓器の摘出、四肢の切断などが行われていますが、喪失した器官は時間の経過とともに再生され、問題なく生命活動が維持されることが確認されています。再生に使用されるエネルギーと生成される物質の由来は不明です。

SCP-1899-JPに特筆されるもう一つの異常性は細胞分裂時における突然変異の発生確率です。SCP-1899-JPのDNA修復率は非常に低く、再生された肉体は再生前のものと異なる性質を保有している場合が多く見受けられます。現在のSCP-1899-JPの生命活動は0°以下の環境において完全に停止することが判明しています。

収容当初、SCP-1899-JPは非常に高い自然治癒力を有する人間であると考えられていました。しかし、実験を通して肉体の大きな変容が確認されるようになり、DNA修復率の異常な低さが判明しました。後者の異常性が反映した後も肉体再生のメカニズムの研究のため実験が繰り返されましたが、実験1899-62で変異したSCP-1899-JPの眼球の性質から、想定を大幅に超えるレベルの異常な変異を遂げる可能性が考慮され、SCP-1899-JPは半永久的に冷凍された状態に置かれることが決定されました。現在のSCP-1899-JPの各部位の性質と過去の実験記録の詳細は別資料を参照してください。

SCP-1899-JPは1995/05/17のロシア国内、リーシン家にて発生したインシデント1899の後に財団によって回収されました。



インシデント1899

背景: 財団が初めてPoI-6208に注目したのは1995/03/21、オペレーション・ファルケンラスの実施時です。GoI-0432("ハンターの黒きロッジ")の調査中、GoI-0432の"上客"の1人としてPoI-6208が浮上したことから、PoI-6208およびリーシン家の調査が行われました。

PoI-6208の監視を行っていたエージェント・フレイザーの報告より、PoI-6208の目的はSCP-1899-JPの治療2であると推定されました。PoI-6208と妻オリガ・エフセエヴナ・リーシナ(PoI-6209)はそれぞれ要注意人物として監視対象に指定されましたが、両者への接触はオペレーション・ファルケンラスに支障を来す可能性が考慮され保留となりました。

エージェント・フレイザーの報告をもとに、GoI-0432の更なる調査を目的としたPoI-6208およびPoI-6209の確保作戦が計画されました。オペレーション・ファルケンラスへの影響が発生しないよう、作戦はGoI-0432構成員がリーシン家を立ち去り十分な時間が経過した後に実行することを条件として承認され、機動部隊オミクロン-10("ネイバー")の配備を含むすべての準備は滞りなく行われました。

1995/05/17、リーシン家にPoI-6208とGoI-0432構成員と推測される男性が姿を現しました。下記はインシデント1899発生時の記録です。記録はPoI-6208がリーシン家に姿を現した時点からのものです。記録はリーシン家の外部に設置された定点カメラと、内部に設置された盗聴器から作成しています。

PoI-6208と1人の男性4が玄関へと足を運んで行く。男性は小さなアタッシュケースを所持している。2人が玄関付近に近づくとPoI-6209が扉を開けて現れ、PoI-6208、PoI-6209の2人は互いに抱き合い、いくらかの言葉を交わす。その後、2人は男性を家の中へと招き入れる。

声1: 先ほどはお恥ずかしいところをお見せしました。改めて、足を運んでいただきありがとうございます。こちらは私の妻です。

声2: オリガと申します。私たちのために準備をしていただいたようで。本当にありがとうございます。

声3: サッヴァだ。こちらこそ良い取引に感謝している。そちらが持つ土地は俺たちにとって大変有用であることがわかってね。それがなければこの場はなかっただろう。

声1: 本当に幸運でした。土地はすぐにお譲りできるよう準備できています。

声3: なるほど、それでは早速本題に移ろうか。早くその子の元気な姿を見たいだろ?俺もわざわざ長居するつもりはない。

声1: 本当にありがとうございます。よろしくお願いします。

声3: 任せときな。前に話した通り、処置の手順は見るなよ。

声1: はい、わかっています。

声2: よろしくお願いします。こちらです。


設置された盗聴器からは室内の人物の会話が聞こえる。ほぼ同時刻、リーシン家の前に1台の乗用車が停車し、中からソーフィヤ・キリーロヴナ・リーシナと思われる女性と祭服を着用した男性が現れる。2名はリーシン家へと向かい、そのまま家の中へと入っていく。

(扉が勢いよく開く音)

声4: ただいまママ!帰ってきたわ!あっ、パパ!帰ってきてたのね。

声1: ソーフォンカ!本当に、本当に久しぶりだね。ああ、なんという。

声4: ねえパパ、びっくりしないで。この方がアルヴィーシュカを治してくれるのよ。

声1: えっ?

声4: 私、頑張ったの。旅行に行ってたわけじゃないんだから。

声5: キリールさんですね、初めまして。グレオと申します。突然押しかけるような形になり申し訳ございません。ソーフィヤさんからお話をお聞きし、こうしてお伺いさせていただきました。

声1: は、はい、初めまして。(沈黙)ええと、どういうことだい。

声4: もうっ、だから、アルヴィーシュカが元気になるのよ。この方が奇跡を起こしてくれるの。

声5: リーシナさん、奇跡を起こすのではありません。神のもとへ近づくのです。奇跡と呼ばれるものは常に神と共にあります。

声4: そう、そうよね。ごめんなさい。神様に近づくの。パパ、ママ、喜んで。私たちはきっと幸せになれるわ。

声1: ソーフォンカ?

声4: 凄いのよ。幸せ。私の中でいつも神様の声がするの。カチ、カチって。凄く安心する。アルヴィーシュカも元気になるの。奇跡よ。そして一つになるの。

声1: ソーフォンカ、何を言ってるんだ?

(扉が開く音)

声3: 騒がしいな、終わったぞ。(沈黙)リーシン、こいつらはお前の親戚か?もう駄目だ。壊れちまってる。酷いもんだ。

声5: 不快ですね。邪悪め。その悍ましきものでいったい何をするつもりだったんですか。

声3: 治療さ。肉体を昇華させるんだ。お前達みたいな頭のネジが飛んでる奴には理解できないだろうがな。

声5: 私の頭には神の一部が宿っています。訂正しなさい。

声3: それは俺の言葉だ。悍ましきものだと?これは偉大なるものが生み出したのだ。侮辱は許さん。

声1: ああオリューシャ  

(不明な原因によるノイズが発生。)


この後、盗聴器からの音声が途絶える。予測不可能な事態が発生する可能性が高いとして、司令部は監視継続の指示と機動部隊の応援要請を行った。しかし、時間が経過しても変化が見受けられず、司令部は計画の変更を決断。待機していた機動部隊オミクロン-10("ネイバー")の突入は音声が途絶えてからおよそ3時間後となった。

突入した機動部隊オミクロン-10は生存者を発見できず、内部で戦闘行為は行われませんでした。機動部隊オミクロン-10が回収した物品はC-1899-Xとしてナンバリングされ、それぞれサイト-471に保管されています。

C1899-X 概要
C1899-01 PoI-6208の遺体。外傷はなく、死因は不明。
C1899-02 ソーフィヤ・キリーロヴナ・リーシナの遺体。脳と臓器の一部が有機金属に置換されており、頭部がいびつに変形している。
C1899-03 頭部のない男性の遺体。「グレオ」と名乗っていた人物の遺体と見られている。体内のほとんどが有機金属に置換されており、GoI-004("壊れた神の教会")の関連者と推測される。
C1899-04 「サッヴァ」と名乗っていたGoI-0432構成員の遺体。両腕と心臓が欠損している。他のSCP-2408-1個体に類似した身体的特徴を有している。
C1899-05 GoI-0432が所持していたアタッシュケース。中身は空。
C1899-06 ソーフィヤからPoI-6209に宛てられたものと推測される手紙。GoI-004関連の資料として保管されている。

C-1899-06-1

ママへ

元気?私はちょっと疲れてるかも。なんてね。

とりあえず、無事にアテネに着いた。ずっと座りっぱなしでもう大変。
すごくワクワクしてたのに意外と普通の町って感じ。
人が多くて私は住めなさそう。

教会には行ってみたけど、通ってみないとダメね。
しばらくはこのホテルにいるつもり。手紙も受け取れるわ。
アルヴィーシュカの調子はどうかしら。
私、頑張るから。任せておいて。

ソーフィヤ

C-1899-06-2

ママへ

神父さんに話を聞いてもらったわ!
今まで全然ダメだったのに、急に声をかけてきたの。気持ちが伝わったのかな。
本当に諦めなくて良かった。
今は神父さんがいろいろと準備してくれてるみたい。

アルヴィーシュカにもうすぐ治してあげるって言ってあげて。
パパはまだ出張なの?
ひとりで大変だと思うけど、もうちょっとだから待っててね。

ソーフィヤ

C-1899-06-3

ママへ

明日アテネを発つわ。
この手紙が着くころにはかなり近くにいると思う。
神父様と一緒に行くからね。
 
でも怒られちゃうかな、ちょっとだけ離れたくない気持ちもあるの。
長くいる間に愛着が湧いちゃったのかもしれない。
教会の人たちもすごくいい人ばっかりなの。
アルヴィーシュカが治ったら引っ越してみない?

私ね、成長できたと思うの。
アルヴィーシュカにいろんな話をしてあげたい。パパともたくさん話をしたい。
ママにはすっごく感謝してるわ。
ママがここを教えてくれなかったら、こんなにいろいろな経験はできなかった。
ありがとう。次はそっちで会いましょう。

ソーフィヤ

現在までC-1899-03の頭部、C-1899-04の両腕と心臓、PoI-6209の遺体は発見されていません。

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  1. portal:highbriku ( 31 May 2018 15:21 )
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