悪意の配達員

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SCP-XXX-JP-1

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 地球上全て、特に日本国にSCP-XXX-JPが発生していないか、常に監視します。

SCP-XXX-JPを使用した実験はレベル5セキュリティクリアランス職員一人、又はレベル4セキュリティクリアランス職員三人による承認が必要です。

説明: SCP-XXX-JPは、建造物が地表に出現する現象及びその建造物です。SCP-XXX-JPの出現場所、時期に規則性は見受けられません。しかし、出現時の速度は、200~█00m/sです。現在、標識や鉄塔、トンネルなど5個の建造物がSCP-XXX-JPとして発見されており、それぞれSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-2の様に呼称されます。

各SCP-XXX-JPは本来のものから何かが欠けていることが共通しています。また、欠けている何かは物質的なことのみではなく、SCP-XXX-JP-3やSCP-XXX-JP-4の様に本来の機能を失っていることである場合もあります。

SCP-XXX-JPに対して侮辱的な行為をすると、SCP-XXX-JPを中心に半径15〜20mほどの地盤と共に260〜███m/sで上昇し始め、宇宙空間に出ると██0,000km/sまでに加速し、最終的には観測不可になります。但し、善意を持ちつつの行為であれば、多少侮辱的であっても上昇しないことが確認されています。

番号 出現日時、場所 特徴 現状
SCP-XXX-JP-1 1940/06/25〈時刻不明〉、千葉県█市 高さ2.4mの支柱が白い看板。中心に半径22cmの白い円の塗装がされた、半径30cmの赤い円盤がついている。 日本国政府は隣接して低層集合住宅を建設。SCP-XXX-JP-1の保護のために、周りに石垣を設置。併せて、██消防本部のシールを貼付。道路標識等を日本全国に設置することで、SCP-XXX-JP-1への一般人からの注意をそらすことに成功。1968年に財団が介入。集合住宅を増設し、SCP-XXX-JP-1を施設内で保護。
SCP-XXX-JP-2 1988/01/09/03:41、奈良県奈良市 銅製のモンゴロイド人男性の像。かかと、右手の第2~4指、臀部、鼻翼が無い。台座の高さは0.9m、像の高さは1.76m。 財団フロント企業内に出現したため、施設内で収容。同年6月4日に実験に使用。 
SCP-XXX-JP-3 1994/12/15/18:09、ペンシルバニア州█████ 高さ7.8m、幅9.7m、全長1101mのレンガ製のトンネル。天井に鉄道レールが二本設置されているため、通常の鉄道用トンネルを上下反転したものだと思われる。 周辺を自然保護区として立ち入りを禁止。また、入り口に崖の三次元映像を投影。
SCP-XXX-JP-4 2002/04/21〈時刻不明〉、東京都千代田区 鉄骨鉄筋コンクリート構造の建物。敷地は90m×50m、高さは35m、階数は地上5階、地下1階。 出現直後、日本国政府がSCP-XXX-JP-4を確保。出現から四日間、財団はSCP-XXX-JP-4を発見できず。日本国政府に何らかの妨害工作をされていたと思われる。4月22日から総理大臣官邸として使用されていたため、カバーストーリー“総理大臣官邸移設”を流布し、財団監視の下現在も総理大臣官邸として使用されている。
SCP-XXX-JP-5 2016/11/██/07:17、福岡県福岡市 高さ約6,300mの円形の鉄塔。最上部の幅は約7m、最下部は約3mと、バランスが不釣り合いである。 出現した瞬間、一般人の乗るプリウスが衝突。SCP-XXX-JP-5を中心にした半径20mの地盤と共に上昇し、観測不可となった。大多数の一般人に認識されてしまったため、カバーストーリー“道路陥没事故”を流布。

補遺: 2017年11月8日、SCP-XXX-JP-2が上空から出現。SCP-XXX-JP-2の台座に以下のメモ用紙が貼付されていました。

拝啓

名も知らぬ、我々では無い我々。いかがお過ごしでしょうか。
そちらは、さぞ生活しやすいでしょう。
我々は、我々の世界に出現する“異常”を一般人から保護する組織です。
貴方方も同じ様な組織なのでしょうね。

[検閲済]
この“配達員”は善意を注ぐことで、戻っていきます。
しかし“配達物”は一方通行の様で、生物がそちらに戻ることはないのです。
[検閲済]
我々は貴方方を歓迎します。
ご検討くださいますようお願い申し上げます。

                             敬具
APO No.6578 担当職員 冴島 蒼虎

この文書から、この世界とほぼ同様な別世界が存在していること、そこに我々に似たオブジェクトを収容している組織が存在していることが判明しました。又、SCP-XXX-JPは善意を注ぐことで下降していくようです。どの程度善意を注げば下降するかは判明していません。我々の詳しい情報を知らないと思われることから、侮辱的な行為をした原因となるものは別世界に到達できないと思われます。


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    SCP-XXX-JPは亜光速で上昇し、観測不可となる距離を移動するその異常性からKeterからThaumielへ再分類されました。そのため、上記の報告書はレベル4セキュリティクリアランスを有していない職員向けに一部の情報が制限・検閲されています。レベル4セキュリティクリアランス職員向けに開示される報告書は以下の通りです。可読性のため、上記の報告書と内容が重複する部分は省略され、変更がある部分は打ち消し線が引かれています。

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    SCP-XXX-JP-1

    アイテム番号: SCP-XXX-JP

    オブジェクトクラス: Keter Thaumiel

    フォース・プロトコル: 破壊指示が出ているオブジェクトをコンテナに載せ、SCP-XXX-JPの周辺に配置し、SCP-XXX-JPに対して侮辱的な行為を行います。フォース・プロトコルは全てレベル4セキュリティクリアランス職員によって実行されます。

    説明: 現在、標識や鉄塔、██など5██個の建造物がSCP-XXX-JPとして発見されており、その大半がフォース・プロトコルに使用されました。


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      番号 出現日時、場所 特徴 現状
      SCP-XXX-JP-6 2017/03/08/04:34、群馬県利根郡 高さ3mの建物。地上階にはエレベーターのみで、厳重なセキュリティ機構が設置されている。地下階は██階までに及び、多数の研究室や収容室が設けられている。地下1階のロビーにはサイト-██の看板が設置されている。また、SCP-XXX-JP-6の設備は全て現在SCP財団で使われている設備に酷似している。 オブジェクト1が収容違反した状態であったため、機動部隊を派遣し収容。その後、サイト-██としてSCP財団で使用。

      SCP-XXX-JP-6及びSCP-XXX-JPはSCP財団の設立に関わっている可能性があります。そのため、SCP-XXX-JP-6についての情報は閲覧が制限されました。


    補遺: 2017年11月8日、SCP-XXX-JP-2が上空から出現。SCP-XXX-JP-2の台座に以下のメモ用紙が貼付されていました。

    拝啓

    名も知らぬ、我々では無い我々。いかがお過ごしでしょうか。
    そちらは、さぞ生活しやすいでしょう。
    我々は、我々の世界に出現する“異常”を一般人から保護する組織です。
    貴方方も同じ様な組織なのでしょうね。

    さて、本題に入りますが、貴方方は数年間我々が津々浦々の狂信者を洗脳してまで伝えたかったことがわかっているでしょうか?
    身に覚えがあり過ぎて分からないのでしょう。
    それは、度を超えた危険異常存在を一度に、大量に、しかも短期間で何度も我々の世界に送りつけたことに、我々が憤慨しているということです。
    我々が大量の“異常”を保護するのにどれだけの時間と労力を費やしたかは知ったこちゃないと思いますが、現時点で我々の組織員がざっと30万人くらい死んでます。
    組織は崩壊寸前ですよ。
    おかげさまでね。
    貴方方の“異常”を我々に押し付けるのは良いのです。
    それが我々の存在意義ですから。

    我々が送りつけられたものは確かに異常ですが、貴方方も十分“異常”だと思います。
    実を言うと、我々は貴方方を保護したいのです。
    この“配達員”は善意を注ぐことで、戻っていきます。
    しかし“配達物”は一方通行の様で、生物がそちらに戻ることはないのです。
    一度に大量に送られては貴方方の異常までは約束できませんが、きっと、貴方方と言う“異常”を保護してみせましょう。
    我々は貴方方を歓迎します。
    ご検討くださいますようお願い申し上げます。

                                           敬具
    APO No.6578 担当職員 冴島 蒼虎

    O5評議会でSCP財団及び財団職員をSCP-XXX-JPで送るという提案は拒否されました。また、当面の間はフォース・プロトコルを廃止する予定もありません。


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