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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 警察や学校などの公的機関や医療機関、SNSなどから収集された情報をもとに、SCP-XXX-JP-Aの条件を満たすとされる人物はリストアップされ動向を監視されます。1SCP-XXX-JP-Aとその周囲に特定の異常が認められた場合財団エージェントが調査とSCP-XXX-JPの回収を行います。その際、SCP-XXX-JP-Aらにはカバーストーリー「電子タバコに関する世論調査」を適用してください。SCP-XXX-JP-Aの条件を満たす全職員も同様に動向を監視されるとともに、三日に一度の心理鑑定と一週間に一度のカウンセリングを受けることが義務化されます。SCP-XXX-JP-Aの条件を満たすセキュリティクリアランスレベル2以上の職員にはSCP-XXXの概要が開示され、オブジェクトの特性の把握と遭遇時の報告が義務付けられます。
回収されたSCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Aの名前を外箱に記し、 6.0cmx8.5cmx2.7cmの専用ケースにそれぞれ収納され、サイト-XXXXの収容室に収容されています。特異性を喪失したオブジェクトは収容室から撤去され、同サイト内の安全保管ロッカーに保管されます。2
説明: SCP-XXXX-JPは一般的にフィリップモリスから販売されている、「TEREA メンソール」の未開封品とほぼ同じ外見をした電子タバコです。現在までに財団はXXX箱のオブジェクトを収容しています。3
SCP-XXXX-JPは”希死念慮があり、かつIQOS ILUMAを所持している人物”の前に無作為に出現します。4外箱の表は実際の「TEREA メンソール」と変わりありませんが、裏側には警告文の代わりにAの自殺など自己破壊的な行動を肯定するような文が書かれており、中身のタバコは実際のものと変わらず、喫味も変わりありません。喫煙者には「ただのタバコ」として認識され、たとえ普段喫煙している銘柄が違くとも「吸いたい」と感じます。5そのため担当職員には”心身ともに健康であり、非喫煙者である”者が起用されます。SCP-XXXX-JPの出現のタイミングは数日から数年と人によってまちまちですが、”男性で34歳に近い”ほど出現するタイミングが早いことが分かっているため、Aの条件を満たすとされる29~39歳の男性が発見された場合自宅や職場をはじめとする場所への潜入、SNSの監視といった、より強力な監視が必要とされます。近年の自殺率増加や、非行少年の増加に伴いその特異性の発露を事前に予測、防止することはその母数の多さでより困難を極めています__6
出現したSCP-XXX-JPをSCP-XXX-JP-Aが喫煙した場合、SCP-XXX-JP-Aはその場の感情に関係なく自己破壊的な行動に出るようになります。SCP-XXX-JP-Aは自己破壊的な行動を続けている間、これまでにないほどの強い多幸感を得ます。SCP-XXX-JP-Aの行動を止めることは難しく、SCP-XXX-JP-Aはそれらに関して何の疑問も抱かないので、彼らの自己破壊的な行動を止めることができたケースはこれまでたったの■件しかありません。SCP-XXX-JP-Aの行う自己破壊的行為には明確に死ぬことを意図しており、また、死ぬことに対する異常なほどの使命感からこのような行動に至るとされています。このオブジェクトの難点は、SCP-XXX-JP-Aの症状が”境界性パーソナリティー障害(BPD)”と酷似している点です。SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPの喫煙後、これまでの友人関係を突然断ち切ったり、繰り返し自殺関連行動を行うなど、SCP-XXX-JPによる精神異常とBPDを見分けることは非常に困難です。しかし、SCP-XXX-JPによる精神異常には一般的に処方される精神安定剤や抗精神病薬による症状の緩和が見られず、精神療法などの治療も効果は期待できるものではありません。また、SCP-XXX-JP-Aの自殺リスクが一般の人より392倍高くなり、およそ98%が自殺により死亡します。
補遺1:SCP-XXX-JPの特異性は、SCP-XXX-JP-Aの死亡後失われることが分かりました。外箱の自己破壊的行為を肯定する文は通常の警告文になり、ひとりでに補充されていた中身のタバコは消え去ります。
補遺2とある実例により、SCP-XXX-JPの特異性を喪失させるためには、SCP-XXX-JP-Aの死亡が不可欠であると考えられてきましたが、”身近な人が自らの命を犠牲にした自傷の制止行動を行う” ことでSCP-XXX-JPの特異性は失われ、同時にSCP-XXX-JP-Aの精神異常と希死念慮はなくなります。以下、その実例の要約です。
ケース1:■■県在住、34歳、男性、教師
職場での人間関係と生徒の保護者との無茶ぶりに悩み続け、やがて希死念慮を抱き始めるようになった。その時、男性が座っていた職員室のデスクにSCP-XXX-JPが出現、気分転換にと敷地外で喫煙。その直後、強い自殺念慮に駆られ学校の屋上へと向かった。フェンスを乗り越え飛び降りたが、その様子を敷地外から見ていた男性が務める学校の卒業生である女性が下に滑り込む形で男性を救命。男性は骨折などの重傷を負ったが、命に別状はなかった。一方、女性は男性に押しつぶされる形で死亡した。重過失致死罪として書類送検されたが、SCP-XXX-JPの所持が確認できたため、財団が介入して不起訴で終わった。
以下、男性へのインタビュー記録です。
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任意A任意B任意C- portal:8520437 (19 Mar 2023 11:39)
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