SCP-XXXX-JP　スマイル・ユー・サノバビッチ！

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アイテム番号:SCP-XXX-JP　　　　　

オブジェクトクラス:Euclid

特別収容プロトコル:SCP-XXXｰJPは側面のツメを覆うように保護テープを貼りビデオテープ用ケースに収納した状態でサイト81██の低脅威度物品保管ロッカーに収容されます。今後新たにSCP-XXXｰJPの複製が発見された場合ツメを折った上で同様の場所に保管してください。現在SCP-XXXｰJPを用いた実験計画は暴露者の死亡率の高さ、特異性による二次被害等を考慮し無期限に凍結されています。　　

アイテム説明:SCP-XXX-JPはタイトル不明のホラー映画が録画されたビデオテープです。プロダクション、出演者等の情報は判明していません。衝撃や水没などの破壊行為に対し完全な耐性を保有しており、サンプル採取による材質の完全な特定には至っていません。また異常性が発揮されている間再生機器及びプロジェクター類はSCP-XXX-JPと同様の破壊耐性を獲得し外部からの干渉と排出等の操作を受け付けないようになります。
映画の内容は多種多様なモンスターや怨霊、殺人鬼などが人間を襲うホラー映画であり、後述の異常性に暴露した際対象はエキストラを含めた数百人のキャストの中から無作為に割り当てられます。

SCP-XXX-JPを再生機器に挿入すると自動で再生が開始され、およそ5m以内に人間が近づくとSCP-XXX-JPは物理法則を無視した挙動で対象をモニターの中に吸い込み始め、約2秒で対象を完全に消失させます。この吸い込み動作の際対象は人体の骨格では再現不可能な挙動で頭頂部から徐々に細く変形していき、渦を巻くようにモニターに吸い込まれますが実験終了後の精密検査では負傷や後遺症は見つかりません。（以下消失した対象をSCP-XXX-JP-Aと呼称）
SCP-XXX-JP-Aは消失後映画が始まると作品のキャストとして映像内に現れるようになり積極的に演技に勤め物語を進行します。エンドロールの終了と同時にSCP-XXX-JPは再生機器から排出され消失していたSCP-XXX-JP-Aはモニターから弾き出されるようにして再出現します。この際SCP-XXX-JP-Aの心身の状態はSCP-XXX-JP-Aが映像内で最後に描写されたシーンに準拠した状態を引き継ぎます。

実験記録XXX-A-1

対象者:　D-XXXXX

実施方法:実験チャンバー内でSCP-XXX-JPを再生する

調査報告書:挿入後SCP-XXX-JPは自動で再生が開始され、直後にD-XXXXXがチェンバー内から消失しました。93分後に映像は終了しSCP-XXX-JPの排出と同時にモニターから弾き出されるようにD-XXXXXがチェンバー内に再出現しました。再出現時DｰXXXXXは既に死亡しており、検死の結果死因は肺と気道内が液体で満たされた事による溺死と判明しました。██博士

実験記録XXX-A-2

対象者:D-SSSSS　D-AAAAA

実施方法:実験チャンバー内でD-SSSSSにSCP-XXX-JPを再生させ、経過を別室で記録カメラ越しにD-AAAAAに観察させる。D-SSSSSには事前にGPSと通信用端末を装備させ実験内に固定されたイスに拘束した状態を維持させる。　　　　　　

実験報告書:
再生と同時にDクラス職員が拘束具をすり抜け実験チャンバーから消失。GPSと通信用端末は即座に機能を停止し追跡不可能となりました。93分後に映像は終了しSCP-XXX-JPの排出と同時にモニターから弾き出されるようにD-SSSSSがチェンバー内に再出現しました。再出現時D-SSSSSは錯乱状態にあり意思の疎通が不可能であった為回収後カウンセリングを行い可能であればインタビューの実施を予定しています。

回収後のカウンセリングにより意思の疎通が可能であると判断。以下実験記録XXX-A-2後インタビュー記録

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