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出典: SCP-4597
著者:Weryllium
作成日(EN): 2019/06/08
SCP-4597 - Thick-Skinned Man
SCP-4597 - 皮の厚い男
tags: autonomous biological euclid humanoid reviewers-spotlight sapient scp self-repairing sentient
タグ: 自律 生物学 euclid 人間型 知性 scp 自己修復 自我
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黒: 訳文
SCP-4597 - Thick-Skinned Man
SCP-4597 - 皮の厚い男
Item #: SCP-4597
アイテム番号: SCP-4597
Object Class: Euclid
オブジェクトクラス: Euclid
Special Containment Procedures: SCP-4597 is contained within a Standard Humanoid Containment Cell. SCP-4597's hands are to be encased in fitted gloves filled with polymer gel #MCN119, refreshed daily. A plexiglass partition divides the cell between SCP-4597 and SCP-4597-A.
特別収容プロトコル: SCP-4597は標準人型実体収容セルに収容されます。SCP-4597の手は、重合体ゲル#MCN119で満たされた大きさのあった手袋に完全に入れられなければなりません。ゲルは毎日交換されます。プレキシグラスの仕切りがSCP-4597とSCP-4597-Aのセルを間で分割します。
Description: SCP-4597 is a young human male suffering from dermatillomania1.
説明: SCP-4597は自傷性皮膚症2に罹った若い人間男性です。
SCP-4597's skin possesses accelerated, if flawed, regenerative properties. Observation has shown that regeneration takes only a few minutes even when entire sheets of skin are torn away; however, due to this, large portions of SCP-4597's dermis are heavily scarred and discolored. Additionally, the dead cornea stratum layer is abnormally thick, ranging from 5-120 mm depending on location, with SCP-4597's lips, fingers, toes, and knees exhibiting the thickest layers.
SCP-4597の皮膚は傷つけられた際に、促進された再生特性を有します。観察の結果、皮膚の全体が引きはがされた場合においても、再生には数分しか掛からない事が判明しています。しかしながら、これによりSCP-4597の真皮の大部分は重い傷跡が残り、変色します。加えて、死んだ角質層が異常に厚く、その厚さは場所に応じて5-120 mmに渡り、SCP-4597の唇や指、足のつま先、そして膝では最も厚い層が見られます。
SCP-4597's dead skin is abnormally difficult to cut or pierce without the use of either metal tools, lasers, or SCP-4597's teeth or nails; it also becomes gradually thicker and more durable each time it heals. SCP-4597 partially circumvents this durability by exploiting weak points such as ingrown hairs, new calluses, existing notches, or water-softened areas in order to continue its self-destructive behaviors. The living dermis exhibits no unusual durability.
SCP-4597の角質は、金属製の道具やレーザー、またはSCP-4597の歯や爪を使用しない限り、切ったり突き刺したりする事が異常に困難です。そうした皮膚はまた、回復する度に次第により厚く、またより丈夫になります。SCP-4597はその自傷行為を続けるため、埋没毛、新しい皮膚硬結、既存の割れ目、あるいは水によりふやけた場所のような弱い部分を狙うことで、この耐久性をある程度回避します。真皮は異常な耐久性を全く示しません。
Once removed from SCP-4597, the dead skin becomes animate. Dead fragments will wriggle before ultimately joining an existing sapient, amorphous pile of skin fragments in the shape of a large (currently 3 m tall) dust mite with elongated limbs (SCP-4597-A), held together with dried blood or pus.
一度SCP-4597から取り除かれると、角質は活性化します。角質片はうごめき、その後最終的に、乾燥した血や膿によりまとまった、細長い脚を持つ巨大(現在高さ3 m)なイエダニの形をした、皮膚の断片でできた不定形の山である、知的実体(SCP-4597-A)に接合します。
During initial observation of SCP-4597 while sleeping, SCP-4597-A was seen using its mandibles to bite thinner areas of SCP-4597's skin, creating small notches, and using rough edges of its skin portions to sharpen SCP-4597's fingernails. In response, current containment procedures were enacted.
当初行われた睡眠中のSCP-4597の観察で、SCP-4597-Aがその下顎を用いてSCP-4597の皮膚の比較的薄い部分を噛むことにより小さな切れ目を作り、更に自身の皮膚の粗い縁を用いてSCP-4597の指の爪を尖らせる様子が見られました。これを受け、現在の収容プロトコルが制定されました。
Following separation from SCP-4597-A, SCP-4597 has exhibited signs of anxiety, while its condition has slowed significantly, with large sections of skin beginning to heal and decrease in thickness. Conversely, SCP-4597-A has begun to act erratically, hitting itself against the partition repeatedly, and peeling and chewing on parts of itself with its mandibles.
SCP-4597-Aから隔てられた後、SCP-4597は不安の徴候を示す一方、病状は著しく減衰し、皮膚の大部分は回復し始め、また厚みを減らし始めました。対照的に、SCP-4597-Aは、自身を繰り返し仕切りにぶつけたり、その下顎で自身の一部を剥ぎ取ったり噛んだりしながら不規則に行動し始めました。
投稿時作者コメント:
CRAWLING IN MY SKIN
自分の皮膚の中で這っている
ディスカッション作者コメント
"I've got thick skin. No one can really hurt me but me."
私は分厚い皮膚を手に入れた。誰も私を本当に傷つけることはできない。私を除いては。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5217096 (08 Aug 2019 09:31)
翻訳に自信ありませんが
>注ぎ足される
>SCP-4597の死んだ皮膚は
表現をかえたほうがいいかもしれません
>人間の男です。
男性としたほうがいいかもしれません
>異常に困難です。
非常に困難のほうがいいかもしれません
>回復する度に次第により暑く、
誤字があるようです
ありがとうございます。
>注ぎ足される
2文に分割しました。
>死んだ皮膚
「壊死した皮膚」に変更しました。
「角質」に変更しました。
>人間の男
「人間男性」に変更しました。
>異常に困難です
私も少し不自然だとは思ったのですが、"abnormally"というのが、財団の扱う"異常"な存在に該当していることを表現しているのではないかと思い、「異常な」としました。
より良い表現がないか探してみて、思い至らなければその時改めて「非常」にするか「異常」にするか考えてみようと思います。
誤字: 修正しました。
翻訳お疲れ様です。取捨選択をお願いします。
ありがとうございます。
翻訳お疲れ様です。気になったところをちらほらと。
dermisは真皮で訳す方が良いかと思います。
・乾燥した血や膿と「結合した/結合して」「まとまった/まとまって」など、もう少し滑らかな表現があるのかなと思います。
後の「爪を尖らせる為に」が最終目標であるのに対して、前半の「為に」が最終的な目標(creating small notches)に掛かってこないのでやや読みにくい印象を持ちます。噛むために下顎を用いて割れ目を作る、を言い換えて、下顎を用いて噛むことで割れ目を作る、のような言い回しがより通りが良くなる印象です。
訳案:SCP-4597-Aがその下顎を用いてSCP-4597の皮膚の比較的薄い部分を噛むことにより小さな切れ目を作り、更に自身の皮膚の粗い縁を用いてSCP-4597の指の爪を尖らせる様子が見られました。
ありがとうございます。
"its skin portions"を「SCP-4597の」とする読み違いもしていました。重ねて御礼申しあげます。