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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス:Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-1(以下-1と表記)、SCP-XXXX-JP-2(以下-2と表記)はどちらも低驚異度物品ロッカーに保管してください。基本的な保管方法は「20██年版Anomalousアイテム保管法」に則りますが、2週間に1回指定の除湿剤を交換する必要があることを観察担当職員は留意してください。財団が確認しているSCP-XXXX-JP-3(以下-3と表記)を獲得する方法は-1と-2を使用した方法のみであることから、実験担当職員はSCP-XXXX-JPを用いた実験を行う場合は自身以外のセキュリティクリアランス3以上の職員の許諾のもと行ってください。
説明: SCP-XXXX-JPは-1、-2、-3の3つの要素から構成されるオブジェクトです。-1は出所不明の栽培されたタバコの葉を加工した、キセル用の刻み煙草です。-2は「煙管 神饌」という文字が刻まれた煙管です。-1は焼却以外に破壊することは不可能ですが、-2の強度は通常の煙管と相違ありません。-3は-1を-2に装填して燃焼させた際に発生する煙です。-2の-1を装填できる容量を度外視した量を何らかの方法で無理矢理に装填した場合、-1と-2は消失します。-3を構成する化学物質は通常のそれと相違ありません。-3の異常性は、-3を脳器官を有する人間が摂取した時に発現します。-3を直接喫煙的、もしくは間接喫煙的に摂取した対象をSCP-XXXX-JP-a(以下-aと表記)と呼称します。
-aが-3を摂取し体内に留めている間、-aが有するニューロンやシナプスといった情報処理に関する細胞が異常な速度で活発化していきます。この状態に変化した-aは一様に「すごく頭が良くなった気分だ。頭の中にアイデアが溢れて止まらない。」といった旨の感想を筆談にて示しています。-aが-3を体外に放出した場合、脳器官の異常な衰弱が発生します。実験の結果、-aが脳器官のはたらきを正常に戻すには平均1時間13分有することが判明しています。また-3を一回摂取することにより、-aの脳器官の直径が約1cmほど収縮することが判明しています。人間が-aに変化した際に見られる特徴として、-aは自分の手で芸術作品を作りたいという激しい欲求に駆られます。この異常性は過去に財団が収容している-aが絵の具やキャンバス、タイプライターや録音機材を収容室に置いてほしいとの要請を行ったことから判明しました。
上記の特性から-3は強い依存性があり、-aは-3の摂取に対して強い関心を示すようになります。また正常な認知、思考、行動が不可能になる状態に陥ります。その状態からさらに複数回-3を摂取した場合、-aの脳器官から-1の原料となったタバコの葉が約250〜550gほど頭蓋を突き抜け生え始めます。この流れを「ジャム・イベント」と呼称します。ジャム・イベントが発生した-aは現時点では一切の例外なく死亡します。
発見経緯: 20██/██/██、██県██市の市街地から、日本時間19時36分に「道端で頭から草を生やしながら死んでいる人がいる」という通報を受け、潜伏していた複数の財団エージェントによって遺体の所持品から-1、-2を確保しました。オブジェクトの出どころは未だ不明ですが、現在財団は38本の-1、1.8kgの-2を確保しています。
- portal:6139370 ( 21 Feb 2020 13:55 )

まず、説明部分のブラッシュアップが必要かと思われます。この記事では、最初に-1 -2 -3の枝番にそれぞれのオブジェクトを指定しています。そのため最初から読者が理解しなければいけないものが多く、記事全体のわかりづらさに拍車をかけています。そのいずれもタバコの葉、煙管、そこから出る煙と関連性の強いものではあるので、特に理由がなければタバコの葉のナンバリングをやめ、煙管をSCP-XXX-JPに、そして煙はSCP-XXX-JP-1に指定すればいいかと思います。
ガイドのとおりに段落を活用した方がいいでしょう。SCP-JPでは段落ごとに文章を分け、「最初の1行を見ただけで大まかに概要が把握できる方がよい」とされています。詳しくはこちらのガイドを参考にしてください。
内容は興味深いのですが、文章面での問題などからこれにはUVすることはないかと思います
拙作に対する批評大変感謝いたします。ご指摘に対する自分なりの考えを述べたいと思います。不快に感じる表現がありましたら大変申し訳ありません。
このオブジェクトの性質部分を端的に説明すると「タバコの葉に何らかの存在の分身が取り憑き、それを儀式的に正しい手順で吸い込むと異常が発生する」というものです。そのため煙管の方には実質異常性はありません。「指定した煙管を使用しない場合には、敬意がないとみなし神は不機嫌になり対象に、取り憑かない」といったという裏設定があります。描写不足で混乱を招いてしまい、申し訳ありません。
このような理由からタバコの葉はこのオブジェクトの核になりうる部分のため、何らかのナンバリングを施したいのが私の希望です。
今の私に参照すべきガイドを提示してくださってありがとうございます。しっかりと読み込んだ上で適切な改稿を施したいと思います。
内容に関してお褒めくださって大変ありがとうございます。文章面での問題「など」ということで、文章に関する不備以外の改善点があるということでしょうか。そちらも詳しく教えていただければ幸いです。
長々と返信してしまい申し訳ありません。重ね重ね申し上げてしまいますが、拙作を批評してくださってありがとうございます。
拝読しました。現状ではNVです。
異常性は面白いのですが、「全体的に読みにくい」「もう少し、あとひと声!」という感想です。具体的に言うと、もっと異常性に関する話題を掘り下げて見たり、設定の詰めをより固くしたり、クリニカルな文体に統一したりできるのでは、という感じです。
まず、
carbon13さんも仰っているように、説明の読みにくさ(段落を使わない文章)と指定オブジェクト数の多さが混乱の原因となっているような気がします。
説明部分については、
と、以上のように段落(文脈的な区切り)を用いるだけで、文章が劇的に読みやすくなるので、読み手が途中で読むのを放棄してしまう…というリスクを減らすことができます。
また、全体的に検閲(██)の多さが目立ちます。検閲が多いと、読む側としては「何だコレ?」という感想を少なからず抱いてしまいます。なので、特定の日時などは(整合性の取れる範囲で)明確に示した方が、若干のリアリティが増します。詳しい事は禅とデータ削除済に載っているので、一度目を通してみてください。
指定されたオブジェクトに関してです。
オブジェクトが多いというのは、報告書を詳細に書こうとすることには大いに役立ちますが、読み手に対して少なからず負担を強いることに繋がりかねません。そのため、オブジェクト数はなるべく少なくする、或いは数はそのままにしてインパクトを強める、という方法があります。
この報告書の場合、私も前者を奨めます。前者は「自分が最も良い/残す価値があるオブジェクト」を選択するだけなので、改稿する際比較的簡単にできます。ここで言うと、
の2通りが挙げられると思います。こうすることで、SCP-XXXX-JPの異常性がシンプルで分かりやすくなり、読む側の意欲を削ぎにくくなると思います。
逆に、今のSCP-XXXX-JP-3の異常性は、後の展開にも繋がる重要な役割を果たしているので、変更は不要に感じます。
次に、内容についてです。私は「SCP-XXXX-JP-1と-2は、"神"が現世に干渉する道具として設けられた『生誕極神具卸売店』の商品であり、吸った人間の創造的・文明的営みを助長する」という風に捉えました。
内容は面白いのですが、惜しいと感じた部分があります。
1.電話記録の終わり方
記録内では、電話相手である鹿行丹串が自分の考えをつらつら述べただけで唐突に終わっているので、端的に言えば不自然な形になっています。Agt.環原は財団の人間なので、「店の場所はどこか」「商品の製造元はどこの誰か」など、生誕極神具卸売店に関する情報を引き出そうとするのが普通だと思います(と言うか、そのための通話だと思います)。電話は人間同士がマンツーマンで行うので、例えばAgt.環原の質問に対して鹿行丹串は答えつつも持論を展開する…といった形を繰り返すといくらか自然になると思います。終わり方も、執拗に聞いたために相手に財団だと感づかれる、とすると、唐突に電話が切れる理由も説明がつきます。
2.最後の"怪文書"
ここはいわゆる「タネ明かし」なので、記事の中でも最もシンプルかつ分かりやすくしなければなりません。
しかし現状では、平仮名だらけの文字列が長々と書かれている状態なので、読みにくく、読み手の理解もあまり深まりません。
ここで一つ言っておくと、「報告書を読む人間は決して馬鹿ではない」ということです。
どういうことか、というと、読み手は記事に散りばめられた要素を集約し、そこから得られた情報を消化し、最終的に「そういうことか!」と納得に至ります。つまり、オチはその納得に至る手助けとなるので、一挙手一投足、分かりやすいことを書く必要はありません(そういった設定はスポイラーとして別途明記すれば良いのです)。
これをこの報告書に当てはめると、今は自称"神"が人間を依り代にして言いたいことをつらつら書いているだけになってしまっているので、もう少し記述を削って、意味深なものにすると良いと思います。例えば、最後の文書
この文章を削って(&一部改変して)、
(自分で書いておきながら難ですが)ここまで来ると最早別物のような気がしますが、体感的にはこのくらいシンプルなものにしても問題ないと思います。
最後に、表現上気になるところをまとめました。
ここまで長々と失礼しました。上で述べたことはあくまで私の意見なので、必ず取り入れなければならない、ということはありません。
たくさんダメ出しをしましたが、「全てがダメ」という訳ではありません。異常性や内容は面白いですし、一応オチまでの記述の筋は通っているように感じます。なので、ブラシュアップ次第では化ける可能性を秘めていると思います。是非とも、頑張ってください!
サンドボックス3オペレーターです。
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